ランドセルラックの代用アイデア7選｜身近な収納でおしゃれ＆省スペースに

2025年7月10日

「ランドセルラックって必要？」
「置き場所がないけど、買ったほうがいいの？」
といった声があるように、小学校入学を控えてランドセル収納に悩む家庭は少なくありません。

ランドセルは毎日使うものだからこそ、出し入れのしやすさや生活導線に合った収納方法が重要です。実は専用ラックがなくても、家にあるもので十分代用できるケースは多くあります。この記事では、ランドセルラックの代用アイデアや選び方のコツを紹介します。ランドセルラックの購入を検討しているかたは、ぜひ参考にしてみてください。

※2025年7月9日時点の情報です。

ランドセルラックは本当に必要？購入前に考えたいこと

ランドセルラックとは、ランドセル本体と教科書、体操服や文房具などの学用品をまとめて収納できる家具です。多くの製品は子供自身が取りやすい高さに合わせて設計されており、学校生活の準備や片づけをスムーズに行える点が特徴です。

しかし、実際には「スペースをとる」「価格が高め」「子供の成長に合わせて使い続けにくい」といった理由から、購入をためらう家庭も少なくありません。とくに、リビング学習や共有スペースを使っている場合、専用ラックを置くことが現実的ではないこともあります。

一方で、収納の仕組みを少し工夫することで、市販のラックがなくてもランドセルをきれいに収納することは十分に可能です。既存の家具を活用したり、代用品を組み合わせたりすることで、家庭のスペースやライフスタイルに合った収納が実現できます。

代用前にチェック！ランドセル収納のポイントとは

ランドセルラックを代用する前に、いくつかのポイントをおさえておくことが大切です。見た目や省スペースだけでなく、子供が毎日使いやすい収納であることが重要です。

子供が自分で出し入れできる高さと構造か

収納の位置が高すぎると、子供がランドセルを持ち上げたり教科書を取り出したりする際に手間がかかります。使いやすい収納とは、「自分で出して自分でしまえる」設計であることが基本です。特に1年生の間は、小さな体でも無理なく使える高さに整えてあげることが必要です。

家の導線に合った置き場所かどうか

玄関、リビング、子供部屋のどこにランドセルを置くかは、家族の生活スタイルによって異なります。たとえばリビング学習が多い家庭では、リビングやダイニングの一角に収納スペースを設けましょう。通学後すぐに置ける場所や、翌朝取り出しやすい場所を選ぶとストレスも軽減されます。

ランドセル以外も一緒に収納する必要があるか

教科書、連絡帳、給食袋、体操服など、ランドセル周辺の持ち物をひとまとめにしたい場合は、複数の仕切りや収納スペースがある構造が望ましいです。代用品を使う場合でも、ボックスやカゴを組み合わせることで対応可能です。

安定性・掃除のしやすさも忘れずに

子供が日常的に使う収納は、倒れにくく、角が尖っていないなど安全面にも配慮が必要です。また、ランドセルは外からのほこりや砂を持ち込みやすいため、収納部分は掃除しやすい素材や形状を選ぶと衛生面でも安心です。

ランドセルラックの代用アイデア7選

専用のランドセルラックがなくても、身近な家具や収納グッズを活用すれば、機能的でおしゃれな収納をつくることができます。ここでは、ランドセル収納として代用できるアイテムを紹介します。

カラーボックス

カラーボックスは、ランドセル収納の代用品として使えます。棚板を外したり、縦置き・横置きで組み合わせたりと、用途に応じたアレンジが可能です。上段にランドセル、本やノート類は下段に分類して収納すれば、小学生でも使いやすい設計になります。100均グッズを活用して仕切りやラベルをつければ、より整理しやすくなります。

ワゴン

キャスター付きのワゴンは、移動できる点が最大の魅力です。子供部屋で使うときは机の近くに、帰宅後はリビングに移動させるなど、生活スタイルに合わせて柔軟に対応できます。浅い段には文房具やマスク、深めの段には体操服や教材を収納するなど、段ごとに役割を持たせると使い勝手もアップします。

ランドセルスタンド

ランドセルスタンドは、床置きに比べて通気性がよく、倒れにくい設計のものが多いため、安全性と機能性を兼ね備えた収納アイテムです。専用のフックや仕切りが付いているタイプを選べば、ランドセルだけでなく通学帽や給食袋も一緒に掛けて管理できます。子供が毎日出し入れすることを考えて、高さや構造が子供自身の手に届くものを選ぶことがポイントです。インテリアに合わせやすいシンプルなデザインも多く、省スペースで設置できる点も魅力です。

スチールラック

スチールラックは強度に優れ、棚の高さも自由に変えられるため、ランドセル収納として非常に実用的です。収納力が高く、複数の子供がいる家庭でも一括管理できます。ボックスやファイルケースを併用することで、学校用品をスッキリまとめることが可能です。無骨になりすぎないよう、布や木目調のカバーでアレンジするのもおすすめです。

ハンガーラック

メッシュ棚が付いている洋服収納に使うハンガーラックを使えば、ランドセル置き場としても活用できます。ランドセルは棚に、制服や帽子はハンガーに掛けることで、朝の支度がスムーズになります。省スペースながら「着る・持つ・しまう」が一か所で完結するため、整理整頓の習慣づけにもつながります。

ベンチ収納

玄関やリビングに置けるベンチ型収納は、座れるうえに中にランドセルをしまえる実用的なアイテムです。靴の脱ぎ履きをしながらランドセルを収納したり、翌朝の支度がしやすくなる動線をつくることができます。蓋付きタイプなら中身が見えず、生活感を抑えたインテリアにもなります。

無印やIKEAの既製収納

無印良品やIKEAには、シンプルで応用力の高い収納アイテムが揃っています。スタッキングできる棚やファイルボックス、引き出しユニットなどを組み合わせれば、自宅の間取りや使い方にぴったりのランドセル収納が完成します。インテリアとの調和もしやすく、長く使えるのも利点です。

代用アイデアを使う際の注意点

ランドセル収納を代用品でまかなう場合、安全性や使いやすさをしっかり確保することが大切です。子供が毎日使うものだからこそ、細かい点に配慮することで、より快適な収納環境を整えることができます。

転倒や落下を防ぐ安定性をチェック

収納棚が不安定だと、ランドセルの重さで倒れる可能性があります。とくにワゴンやスチールラックなどの背が高い収納は、壁に固定するなどの対策が必要です。キャスターがついているものは、ストッパー機能があるかどうかも合わせて確認しましょう。また、カラーボックスを縦置きにする場合も、床に滑り止めシートを敷くと安定性が増します。