「ブロック遊びの知育効果は?」
「レゴ以外におすすめのブロックおもちゃはある?」
ブロックおもちゃといえばレゴが代表的ですが、レゴ以外にも子供の知育に効果的なブロックおもちゃが多数販売されています。子供の年齢や興味関心に合わせたブロックおもちゃを選ぶことで、発想力や創造性、手先の器用さなど、さまざまな能力を伸ばせるでしょう。
この記事では、レゴ以外のおすすめブロックおもちゃと選び方のポイントを紹介します。どのブロックおもちゃを購入するか悩んでいるかたは、ぜひ参考にしてください。
※2025年8月28日時点の情報です。
ブロック遊びによる知育効果
幅広い年齢層に人気のブロックおもちゃは、子供の発達を促進するのに効果的です。ここからは、ブロック遊びによる5つの知育効果を紹介します。
発想力・創造性が育まれる
ピースを自由に組み合わせて作品をつくり上げるブロック遊びは、子供の発想力や創造性を育むのに最適です。自分のアイデアを表現し、新しいものを創造する楽しさや達成感を味わえます。
自分自身が興味のあるものをつくれるため、やる気が自然と高まる遊びの一つです。
空間認識能力が向上する
空間認識能力とは、物体の位置や形状、大きさ、方向などを正確に認識する力のことです。ブロック遊びを通して、形を立体的に捉える練習をすることで、空間認識能力の向上が期待できるでしょう。
空間認識能力が高いと、「球技などのスポーツに強くなる」「自転車の運転がうまくなる」「道に迷いにくくなる」など、日常生活におけるさまざまな場面でメリットを得られます。また、小学校入学前からブロック遊びで空間認識能力を育てることは、図形や数量の理解につながり、算数学習の基礎力を高めます。
巧緻性(手先の器用さ)が高まる
ブロック遊びでは、小さなパーツをつまんだり、力を調節しながらはめたり外したりする動作を繰り返します。こうした細かい指先の動きが自然に練習になり、手先のコントロールが上達していきます。
この力が育つと、「ボタンをとめる」「ひもを結ぶ」といった日常の細かい作業もスムーズにできるようになります。
集中力・思考力が向上する
ブロックを「つまむ」「はめる」「外す」といった細かい動きには、脳を刺激する効果があります。大脳の活性化により、注意を持続させる「集中力」や、物事を深く考える「思考力」などの向上につながるでしょう。これらの能力が鍛えられると、自己肯定感や自信も高まる傾向があります。
協調性・コミュニケーション能力が身につく
複数人で楽しめる点もブロック遊びのメリットです。親子やきょうだい、友達などとブロックを使って共同作業を行う過程で、協調性やコミュニケーション能力が自然と身につきます。
協調性やコミュニケーション能力は、良好な人間関係を築くために欠かせないスキルです。子供のころにこれらの能力を高めることで、社会生活を豊かに送る基盤を築けるでしょう。
ブロックおもちゃを選ぶときのポイント
ブロックおもちゃはレゴ以外にも多数の種類があり、形状や大きさもさまざまです。選び方のポイントを知っておくと、知育効果を最大限に引き出せるでしょう。
ここでは、ブロックおもちゃを選ぶときに押さえておきたい3つのポイントを紹介します。
対象年齢
まずは、ブロックおもちゃの対象年齢を確認し、子供に適しているものを選びましょう。年齢に対して難しすぎるブロックだと、上手に遊べません。逆に簡単すぎると、すぐに飽きてしまいます。
適切な難易度のブロックおもちゃを選ぶことで、より集中して遊べるようになり、発達を促せるでしょう。
商品に記載されている対象年齢は、発達段階や能力を考慮して設定されており、信頼できる指標といえます。ただし、発達のスピードには個人差があるため、個々の反応も見て微調整してください。
ピースの形状・大きさ
ブロックおもちゃには、正方形や長方形を積み重ねるタイプ、ピースで絵柄をつくるパズルタイプ、マグネットでくっつくタイプなど、さまざまな形状があります。子供の創造性を引き出すには、年齢や発達段階に応じて、扱いやすい形状のものを選ぶことがポイントです。
また、一般的に3歳ごろまでは指先をうまく使えないため、大きいサイズのブロックだと遊びやすいでしょう。誤飲の心配が少ない点も大きいブロックのメリットです。
好みのデザイン
子供が好きなキャラクターや動物、食べ物などのイラストが付いたブロックであれば、興味をさらに引き出せます。
また、カラフルなブロックは、色の認識能力や視覚の発達をサポートするのに役立ちます。自然のぬくもりを感じられるものを探している場合は、木製のブロックを選ぶとよいでしょう。
【年齢別】ブロックおもちゃの選び方
ブロックおもちゃは子供の年齢に合ったものを選ぶことが大切です。ここでは、0~6歳までの年齢別に、ブロックおもちゃの選び方のポイントを紹介します。
0歳
商品にもよりますが、一般的に生後6か月ごろからブロック遊びができるようになります。安全性を最優先して、大きなサイズのブロックを選びましょう。
まだ手指が発達していないため、ブロックを「つかむ」「振る」といった単純な遊びから始めます。そのため、振ると音が鳴るブロックおもちゃが、五感を刺激するのにぴったりです。
1~2歳
1歳を過ぎると手先がより器用になり、ブロックを並べたり積み上げたりできるようになります。ブロックを自由に組み合わせて遊べるように、50〜100ピースのセットを選んであげてください。まだ誤飲が心配な時期のため、大きめのサイズが適しています。
ただし、ブロックを「はめる」「外す」といった動作はまだ難しい場合もあります。必要に応じて親がサポートしてあげましょう。
3~4歳
3〜4歳になると、1人でブロック遊びができるようになります。ブロックを食べ物や乗り物などに見立てて遊ぶ子も増えるため、たくさんのピースが入ったセットがおすすめです。
3歳ごろは100〜200ピース、4歳ごろは600〜800ピースが適しています。やや小さめのピースを選ぶと組み立てやすく、遊びの幅が大きく広がるでしょう。
5~6歳
創作のレベルが上がる5〜6歳児には、やや難易度の高いブロックを選ぶと、集中して遊べます。自由な発想でさまざまな作品をつくれるように、1500ピース以上のものを選ぶとよいでしょう。複雑な形状のブロックや細かいパーツも扱えるようになります。
また、小学校入学に向けて、文字や数字の要素を取り入れたブロックおもちゃを選ぶのもおすすめです。
レゴ以外のおすすめブロックおもちゃ5選
ここからは、レゴ以外のおすすめブロックおもちゃを紹介します。子供が楽しく遊べて、知育玩具としても役立つ商品を集めました。これまで解説した選び方のポイントを踏まえて、子供の発達段階に適したブロックを選びましょう。
サイズ:48ピース/88ピース
「TOY BLOCK」は、全身を使って遊べる、大型サイズのブロックおもちゃです。48ピースと88ピースのセットから選べます。種類豊富な形と色のブロックを組み合わせることで、発想力や表現力が養えます。大きな作品が完成したときの達成感は、子供の自信にもつながるでしょう。
1ピースの高さは約9.9cmのビッグサイズながら軽量で、子供でも簡単に持ち上げたり積み上げたりできます。ブロックを積み重ねて枠をつくればボールプールにもなり、遊びの幅が広がります。
「STEM SOFT BLOCKS」は、柔らかくて安全なシリカゲル素材でつくられたブロックおもちゃです。自分で学び、自分で発見していく力を身につけることを目的に開発されました。異なる形のパーツを組み合わせて、動物や乗り物などさまざまな作品をつくれます。遊びを通して子供の創造性や思考力、集中力を育む効果が期待できるでしょう。
ブロックの大きさは誤飲しにくい4.8cm以上で、安心して遊ばせられます。また、耐燃性があり、煮沸消毒が可能なため衛生面でも安心です。
対象年齢:2歳~
サイズ:10 x 45 x 26 cm;1.07キログラム
「ニューブロック ミルきらプリンセス」は、縦にも横にもつなぎ合わせられる、井型が特徴のブロックです。ラメ入りの「きらきらパーツ」と、かわいいパステルカラーの「ミルキーパーツ」が入っており、子供の好奇心を引き出します。
プリンセスとプリンスの人形パーツも含まれており、お城や馬車をつくってごっこ遊びを楽しむのもおすすめです。幅広い遊び方ができ、2歳ごろから小学生まで長く楽しめます。
対象年齢:3歳~
サイズ:8 x 37.8 x 27.2 cm
「Qbitoy(QBI) PLUS」は、レール付きのブロックを自由に組み合わせ、車を走らせるおもちゃです。車に回転をかけてブロックにセットすると、磁気レールに沿って車が進みます。
ミッションが書かれたチャレンジカードが入っており、繰り返し挑戦することで自然とプログラミング的思考力が育まれます。親子や友達と協力したり競い合ったりして遊べば、コミュニケーション能力の向上にもつながるでしょう。
対象年齢:5歳~
サイズ:35.4 x 36 x 6.6 cm
「ワミー (Wammy) ベーシック300」は、リボンのような形のピースを曲げたり通したりして遊ぶ新感覚のブロックおもちゃです。ピースの角に穴と突起が付いており、さまざまなつなぎ方ができます。
平面的な作品から、ボールや動物などの立体的な作品まで、工夫次第で多彩な形を作ることが可能です。13色のピースが300個入っているため、残りのピース数を気にせず、自由な発想で作品づくりを楽しめるでしょう。年齢や熟練度に合わせたガイドブック付きです。
まとめ|レゴ以外のブロックおもちゃで広がる遊びと学び|
いかがでしたでしょうか。レゴ以外にも、子供の創造性を刺激し、発達を促す魅力的なブロックおもちゃはたくさんあります。それぞれ特徴や遊び方が異なるため、子供が楽しく遊べるものを選んであげましょう。
対象年齢はもちろん、ピースの形や大きさ、デザインも考慮して選ぶと、知育効果がより高まります。
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▼参考文献
内外教育.“目で見て、手で触れる算数─積み木教育50年を振り返って(上)─”.https://edu-naigai.jiji.com/article/1746,(参照 2025-08-28)