【小学生向け】非認知能力を鍛える遊び4選!楽しんで身に着けよう!

    非認知能力 鍛える遊び 小学生

    「非認知能力とは?」
    「子供の非認知能力を高める方法はありますか?」

    「非認知能力」という言葉をご存じでしょうか?子供の教育にかんして調べていく中で、一度は目にしたことがあるかたもいるのではないでしょうか。

    近年、非認知能力の重要性が注目されており、子供の成長や社会での成功に大きな影響を与えるとされています。たとえ勉強が得意でなくても、非認知能力が高いことで他者と協力し、困難を乗り越える力が身につくと考えられています。

    この記事では、非認知能力を高めるために必要なことや、効果的に鍛えられる遊びを紹介しています。子供の非認知能力を高めたいかたは是非参考にしてみてください!

    ※2024年10月25日時点の情報です。

    目次

    非認知能力とは?

    ニュージーランドのダニーデンでの研究や、USAのジェームス・J・ヘックマンの研究により、近年注目を集めている「非認知能力」ですが、そもそも非認知能力とはなんでしょうか。

    非認知能力とは、数値で表すことのできない能力のことで、感情的・社会的な能力を指します。反対に点数や成績などで可視化できる能力を「認知能力」といいます。「非認知能力」は、学業や仕事での成功だけでなく、人間関係や社会での円滑なコミュニケーションにも役立ちます。

    非認知能力と認知能力の違いは?

    非認知能力と認知能力はどう違うのか?どういった能力なのかわかりやすくいうと、このような違いがあります。

    数値で測れない能力「非認知能力」

    • 忍耐力、自己防衛、社交性、自尊心など
    • 何かに集中して取り組む、熱中する、自分をコントロールする、他者とうまくコミュニケーションをとる、自分を大切にする力

    数値で測れる能力「認知能力」

    • 読み書きや計算力
    • IQやテストで測れる能力

    また、ノーベル経済学賞受賞者を受賞しているジェームス・J・ヘックマンによると、「非認知能力が高いと、幸せな人生や成功につながりやすい」という研究結果が出ています。

    非認知能力はいわゆる学力とは違いますが、学力を伸ばすために必要な「集中力」や「熱中できる力」、社会に出たときに必要な「忍耐力」や「社交性」、「コミュニケーション能力」です。そのため、非認知能力を伸ばすことは子供の人生にとって重要なことだといえるでしょう。

    非認知能力を高めるために必要なことは?

    非認知能力を高めるために必要なこととは何でしょうか。非認知能力は発達段階に合わせて、土台から積み上げていく必要があります。では、どういったことを意識すればいいのでしょうか。

    まず、非認知能力を高めるために必要な土台は

    • アタッチメント
    • 遊びから得られる学び

    の2つです。

    非認知能力の土台となる要素:①アタッチメント

    アタッチメントとは、不安定な時に特定の大人とくっつくことで「確かな安心感」を得られ、その中で形成される情緒と絆のことを指します。母親や父親との信頼関係の中でできあがっていくので、親子の基本的な信頼関係を築くことが大切です。

    アタッチメントを形成するには、具体的には何をしたらいいのでしょうか。子供が自分を受け止めてくれる存在がいることを認識できると、自己抑制能力が育っていくため、子供が泣いていたら抱っこをしたり、「頑張ったね」「つらいね」と共感したり、語り掛けたりあやしたりしてあげましょう。

    非認知能力の土台となる要素:②遊びから得られる学び

    非認知能力の土台を作っていくためには、意外かもしれませんが、学びだけではなく遊びも必要です。実は夢中になって遊ぶこと自体が学びになります。どういうことかというと、夢中になって遊ぶことで「問」と「探求」が繰り返されるのです。遊びの中で自分で考えたり友達のまねをしたりして試行錯誤する中で、問題解決学習につながっていきます。

    お母さんやお父さんは、子供の主体性である「意欲・興味・関心」を大事にしましょう。また、大人から強制することなく、子供自らの主体的な体験のほうが学びにつながります。

    子育ての中で、「今日は子供に共感してあげられることができたか」「子供が自ら意欲的に遊んでいたかどうか」を意識してみましょう。

    小学生向け!子供の非認知能力を鍛える遊びとは?

    子供の非認知能力を鍛えるには、何をするのが有効的なのでしょうか。日頃の遊びの中で非認知能力を鍛えることができます!日常にとりいれやすい手軽な遊びを4つ紹介します。

    体を動かして遊ぶ

    まずは体を動かして遊びましょう。屋外で体を動かしたり、なにかを出し入れしたりする動作は、運動能力と脳を発達させます。

    子供は、なにかを取り出す動きよりも入れる動きのほうが難しく、掴むよりも離すほうが難しいのですが、繰り返し遊ぶことでだんだんと思い通りに動けるように体の機能が発達していき、脳も一緒に発達していきます。体が動くようになっていくことで、同時に知的好奇心が育っていきます。

    外出の際に、ハンカチやティッシュが入れられるポーチを持たせてあげると、出し入れの動作と同時にも衛生的にもよく、おすすめです。もちろんお気に入りのおもちゃを入れるのも◎

    子供が出し入れをして、ポーチの中が散らばってしまっても「ダメ!」と叱ることはNGです。家の中でも、ティッシュをたくさん取り出したり、たたんでいた洗濯物を崩したりしてしまうことがありますが、子供の発達のためですので叱らないようにしましょう。

    ちょっとそこまでに使える!小学生におすすめポーチ2選

    引いて遊べる!小学生におすすめのバランスゲーム

    Keep It Steadyは、サイコロを振って、出た色と同じスティックを崩れないように抜いていく遊びです。バランスを保ちながら最後の3本になるまで抜いていきましょう。スティックの色によって太さが違うので、得点が変わります。バランス感覚をつかみながら、スティックを摘まんだり取り出したり動作を必要とするため、非認知能力を鍛えるのにおすすめです。

    自然と遊ぶ

    子供の行きたいところへ一緒に行って子供がしたいことをさせてあげましょう。外で遊ぶことは、子供の取り巻く世界を自分で発見する機会があり、また子供が想像していたものとあっているかどうかを確かめられます。

    散歩をしたり空を眺めたり植物を見たりすると新たな発見があるので、子供の「なんで?」という疑問のきっかけづくりや、どういう風に遊ぶかを考えられたり、身体能力を高められたりと、非認知能力を鍛えるだけではなく様々なメリットがあります。

    子供は空を見るのが好きなので、凧あげを使って風を感じながら遊ぶのもおすすめです。

    作る遊び

    子供が想像力を働かせて自分の世界観を形にすることで、物事に熱中して取り組む力が培われていきます。中でもお絵描きは自分の世界を手軽に形にしやすいので、非認知能力を鍛える遊びとしておすすめです。

    子供の書いたものは「これはなあに?」「難しいのによく描けたね!」とほめてあげましょう。そうすることで、自己肯定感が上がり、何もないところから生み出して想像する力がついていきます。

    色えんぴつなどの文房具を使ってのお絵描きだと家具の汚れが気になってしまうという方は、「パイロットスイスイおえかき」がおすすめです。水でお絵描きができるので汚れる心配がありませんし、乾かすとお絵描きした内容が消えるので、また自由に書くことができます。

    大人と一緒に遊ぶ

    大人と一緒に遊ぶことでコミュニケーションの大切さを学びます。まねっこ遊びやお手伝いを遊びとして楽しみましょう。子供はおかあさんの真似をしたがるので、おままごとなどを好む傾向にあります。おままごとで頼んでから、キッチンで包丁を使わないお手伝いをしてもらうなどステップアップしていってはいかがでしょうか。

    非認知能力を効果的に鍛えられる子供とのかかわり方

    子育ての中で「こうしたら子供の非認知能力を高められる」という関わり方はあるのでしょうか。実はたった6つのポイントを抑えて子供たちとかかわると、子供の非認知能力を高められるとされています。

    非認知能力を効果的に高める6つのポイント

    心の安全基地を作る

    お母さんやお父さんとのスキンシップを通じて、基本的信頼である「心の安全基地を作る」

    自己決定させる

    子供の個性や主体性を認めて、子供が自分で決めること

    自己調整能力をつける

    頑張っている姿を褒めて小さな成功体験を大切にする

    夢中になる

    多様な遊びを通じて好奇心を持ったり夢中になれる経験をする

    外で遊ぶ

    多様に体を動かしたり自然に触れるために外で遊ぶ

    コミュニケーションを大切にする

    絵本の読み聞かせや、おもちゃ遊びを通じてコミュニケーションや言葉への興味を大切にする

    この6つに注意して子供たちと遊ぶことで非認知能力を育てることが期待できます。ぜひこれらのポイントを意識して子育てに活かしてみてください。

    いかがでしたでしょうか。

    子供の頃に非認知能力が育つことで

    • 自分のことを愛することができる
    • 人に感謝して親切にしたいと思う
    • 時には楽観的で気持ちの切り替えができる
    • 自分のことがよくわかり他社と比べずに自分らしくある
    • 意欲的の取り組み、自尊心を育む

    といわれています。100パーセントそうなるというわけではありませんが、非認知能力を鍛えるのはそこまで難しくないため、明日から取り入れてみましょう!

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    参考サイト
    大豆生田 啓友
    “非認知能力を育てる あそびのレシピ 0歳~5歳児のあと伸びする力を高める”,(2024年10月25日)

    国立大学法人お茶の水女子大学
    一般社団法人日本知育玩具協会“協会理念”,https://edu-toy.or.jp/about, (2024年10月25日)

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