「モンテッソーリ教育におけるおもちゃの適正量はあるのでしょうか?」
「モンテッソーリ教育の欠点は何ですか?」
モンテッソーリ教育におけるおもちゃの量や、おもちゃの量を減らすことによる欠点はないのか、気になりますよね。
この記事では、モンテッソーリ教育に基づいて、おもちゃの適正量はいくつなのか。おもちゃの量を減らすことにデメリットがあるのかをまとめています。モンテッソーリ教育の基本的な考え方に基づいているので、子供が元来持っている自立や発達する力を育むことを前提としています。
最後にモンテッソーリ教具が届くサブスクを紹介しているので、「忙しくておもちゃの見直しや選定をしている時間がなくて困っている」というかたは是非そちらも検討してみてください。
※2024年9月11日時点の情報です。
モンテッソーリ教育から学ぶ!おもちゃの適正量はいくつ?
モンテッソーリ教育とは、子供を観察して事実に基づく科学的な教育方法です。その基本的な考え方は「子供には生来、自立・発達していこうとする力(自己教育力)があり、その力が発揮されるためには発達に見合った環境(物的環境・人的環境)が必要である」というものです。
つまり、子供の自立・発達する力を最大限に引き出す為には、環境が大切ということです。
これを前提において考えると、
- 子供がおもちゃをすべて把握して選べる、尚且つ片付けができる量にする
- 選んだおもちゃで遊ぶスペースがあるかどうか
ということが重要になります。
そのため、おもちゃの量を何個と決める必要はありませんが、子供の発達状況にあわせて、おもちゃを選択と片付けができる量が好ましいでしょう。
おおよその目安としては、
- 0歳ごろのずり這~ハイハイの時期:2個
- つかまり立ちの時期:2~3個
- 歩き始めて以降(だいたい1歳以降):10個
くらいがおもちゃの適正な量になります。もちろん子供がすべてのおもちゃを把握できていて、自分で片付けができる量であればこれ以上でも構いません。
つまり、おもちゃは子供の年齢や発達段階に応じて、適切な量を維持しましょう。数が少なくなっても、おもちゃの定期的な見直しと必要に応じて入れ替えることで、常に新鮮な刺激を提供することができます。
また、子供がおもちゃをすべて把握できて片付けもできるようにするためには、おもちゃの配置や収納スペースも重要な要素です。子供が自ら取り出せて、片付けがしやすい環境にしましょう。
おもちゃの数を減らすことによるデメリットは?
モンテッソーリ教育に基づくとおもちゃの適正量は、子供が自分で把握できる量(おおよそ10個前後)がいいということがわかりました。実際に子供がおもちゃで遊ぶ姿を観察してみると、よく遊んでいるおもちゃは10個前後といわれていますが、本当にその量でいいのでしょうか。
モンテッソーリ教育に基づいたおもちゃの適正量には、3つのデメリットがあります。
- たくさんのおもちゃに触れる機会が減る
- おもちゃの入れ替えや選定に時間がかかる
- モンテッソーリ教育が合わないケースがある
たくさんのおもちゃに触れる機会が減る
他の子と比べると、たくさんのおもちゃに触れる機会が減ってしまいます。特に発達の段階によっては、多くの選択肢があったほうがいい場合や、子供が物足りなさを感じる場合もあります。ですが、基本的にはおもちゃが多すぎるとどれにするか迷ってしまい、おもちゃを選んだ後も他のおもちゃが気になって集中力が続かなくなります。定期的におもちゃの入れ替えをすることで、大きな問題はないといえるでしょう。
おもちゃの入れ替えや選定に時間がかかる
おもちゃの入れ替えや選定には、どうしてもお母さんの時間が必要となります。「どのおもちゃでよく遊んでいるか」「どういった種類のおもちゃが好きな傾向にあるか」「遊ばなくなったおもちゃがないか」を見る必要があるので、忙しい現代では、負担に感じる方もいるかもしれません。
モンテッソーリ教育が合わないケースがある
子供にはそれぞれ個性があるため、すべての子供にモンテッソーリ教育が合うわけではありません。特に、多様な刺激を必要とする場合には、子供にストレスがかかったり退屈さを感じたりする場合があります。子供がモンテッソーリ教育になれるには時間がかかることが多いので、長い目で見守ってあげることが大事です。
また、お母さんも子供に構いすぎず、子供のちからを信じましょう。それでも子供が強いストレスを感じるようであれば、モンテッソーリ教育を無理にする必要はないので、子供に合うやり方を探しましょう。
モンテッソーリ教育に基づくおもちゃの減らし方は?
おもちゃを見直す歳、減らすおもちゃを決める方法はあるのでしょうか。
おもちゃの入れ替えかたは子供の発達段階に合わせることが一般的ですが、モンテッソーリ教育では子供の自立を大切にしているので、子供自身に残すおもちゃを決めてもらいましょう。
基本的には、よく選んでいるおもちゃがどれかをお母さんが観察することが重要ですが、子供はあまり気に入っていないおもちゃでも、いざなくなると探すことがあります。入れ替えるまえに、「このおもちゃはもういらない?」と聞いてあげましょう。
5歳になるまでは複数の選択肢の中から決めることが難しく、たくさんあるおもちゃの中から残したいお気に入りのおもちゃを選ぶのは難しいです。そのため、「このおもちゃとあのおもちゃだったらどちらが好き?」といったように、二者択一で聞いて残すおもちゃを決めましょう。
また、おもちゃを買う際には下記を参考に、子供の発達段階に合わせて選びましょう。
0〜1歳
視力は弱いですが、聴覚と感覚は発達しているので、音が鳴るものや、やわらかい感触のおもちゃを心地よいと感じます。つかんだ時に距離感がうまくつかめず自分の顔にぶつけたり、なんでも口に入れることがあるので、やわらかいものや誤飲の恐れのないものを選びましょう。
おすすめのおもちゃ
- カラカラと音が鳴るもの
- メリー など
1〜2歳
1歳を過ぎると、手先の器用さや動作の幅が広がります。また、歩けるようになってくるので、おもちゃを持ちながら歩くこともあります。2歳を過ぎると、自分より小さいものや小動物をかわいがる傾向にあります。さらにイヤイヤ期に入る子も出てくるので、子供が気に入ったものを買ってあげるのがいいでしょう。
おすすめのおもちゃ
- つみき
- 簡単なパズル
- 押して歩くおもちゃ
- ぬいぐるみ など
3〜4歳
より複雑な遊びに興味を持ち始めるため、自由自在に遊べるものがおすすめです。また、想像力や創造力の質に長けてくる時期です。工作キットや、役割ごっこに使えるドールハウスやお医者さんセットなどは、創造力やコミュニケーション力だけでなく、生活に必要な動作も学べておすすめです。
おすすめのおもちゃ
- パズル
- ドミノ
- ままごとキッチン など
おもちゃの適正量に悩んだらコレ!モンテッソーリ教具が届くサブスク
おもちゃの量が減らせない、子供にあったおもちゃがどれかわからないかたに、モンテッソーリ教具が届くサブスクをご紹介します。
biblioteca(ビブリオテーカ)は、モンテッソーリの教具がレンタルできるサブスクです。おもちゃが届くサブスクはほかにもありますが、bibliotecaではモンテッソーリ教育を動画で学ぶこともできます。
- モンテッソーリ教師とオンラインメンタリングが受けられる!
- 100以上のモンテッソーリ教育に関する動画講座が見れます!レンタルを停止しても見れるのが嬉しいポイントです。
- 届いたモンテッソーリ教材は、資料だけでなく解説動画もついてくるので、使い方がわかりやすいです。
- 会員限定のInstagramがあり、他の会員様の子育ての様子が確認できて参考になる!
- Instagramのモニタープランもあります。
オンラインメンタリングは、2月に1回、子供の様子に合わせて、モンテッソーリの教師と一緒に教具選定ができます。レンタル開始1か月前にもオンラインメンタリングがあるので、初回に届く内容も安心です。
また、biblioteca(ビブリオテーカ)の教材が届く周期は2か月に1回、3つのモンテッソーリ教具が届くので、子供が飽きる前に次のおもちゃが届きます。
利用者は生後7か月ごろ〜小学校低学年までが多く、幅広い年齢の子供が楽しみながら学べます。
モンテッソーリ教材だけでなく、家庭環境の整え方も学べるサブスクです。
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参考サイト
日本モンテッソーリ教育綜合研究所
,https://sainou.or.jp/montessori/index.html, (2024年9月11日)