「2歳児の眠りが浅くなった原因は何ですか?」
「2歳児スムーズに寝かしつけをするにはどうすればいい?」
子供の成長において、睡眠は必要不可欠であると同時に非常に重要です。しかし、親御さんのなかには寝かしつけがうまくいかず、悩みの種になっている方もいるでしょう。
そのような悩みに答えるために、この記事では子供の寝かしつけについて解説しながら、寝かしつけを楽にするアイテムや習慣も紹介します。寝かしつけがうまくいかずに悩んでいる親御さんは、ぜひ参考にしてください。
※2025年5月23日時点の情報です。
2歳の寝かしつけが難しくなる理由とは?
「我が子の寝かしつけに苦戦していると、ついこちらもイライラしてしまう…そんな経験はありませんか?」
ここでは、2歳の子供が寝かしつけに時間がかかる理由を4つに分けて解説します。
自我の芽生えと「イヤイヤ期」の到来
2歳頃から始まる「イヤイヤ期」は、自我が芽生えて自己主張が強くなる時期です。この時期の子供は、あらゆるものに興味を示し、自分の意志を通したがります。その結果、「もっと遊びたい」「構ってほしい」といった気持ちが強くなり、「寝たくない」という抵抗に変わります。こうした気持ちの表れが、寝かしつけの妨げとなるのです。
日中の運動不足による体力の余り
2歳になると運動能力が発達し、体力も増してきます。日中に十分な運動ができていないと、夜になっても体力が余って眠くなりにくくなります。この体力の使い切れなさが寝つきの悪さにつながり、結果的に寝かしつけに時間がかかってしまいます。日中の適度な運動は、スムーズな入眠を助ける鍵となります。
子供なりの「眠れない理由」がある
基本的に、2歳の子供は「夜は眠るもの」と理解しています。それでも眠らない場合には、何らかの理由があると考えるべきです。たとえば、部屋が明るすぎる、静かすぎる、あるいは逆にうるさいなど、環境に対する不快感が原因かもしれません。親御さんは、子供の様子を観察しながら、その理由を見極めて対応する必要があります。
親の焦りや苛立ちが伝わってしまう
寝かしつけがうまくいかないと、親もつい焦ったり苛立ったりしてしまいます。しかし、その感情は声のトーンや表情を通じて子供に伝わってしまい、子供の不安や緊張を高めます。その結果、さらに眠りづらい状況になることも少なくありません。子供をリラックスさせるためには、まず親御さん自身が落ち着いた気持ちで向き合うことが大切です。
寝かしつけが楽になる「神アイテム」7選
子供の寝かしつけがうまくいかず、親御さんにとって大きな負担になっていることもありますよね。そのような時に利用したい、子供の寝かしつけが楽になるアイテムを紹介します。子供の好みに合うアイテムを選んで、実際に利用してください。
対象年齢:3歳~
サイズ:12 x 16 x 18 cm; 500 g
「Dream Switch2(ドリームスイッチ2)」は、ディズニーやピクサーの絵本を天井や壁に映し出せる家庭用プロジェクターです。絵本を手で持ち続ける必要がないため、親御さんの負担が軽減され、子供はリラックスした状態で物語の世界に浸れます。声優によるナレーション機能が付いており、親御さんが読み聞かせをする必要はありません。
32冊の絵本が日本語と英語で収録されており、時計の読み方などを学べる知育コンテンツもあります。寝かしつけのための読み聞かせだけでなく、英語学習の知育アイテムとしても役立ちます。
サイズ:26 x 18 x 6 cm; 200 g
「おそらの絵本」は専用のプロジェクターをスマートフォンに装着し、専用アプリとスマートフォンのLEDライトを利用して壁や天井に絵本の映像を映し出せるアイテムです。絵本を手軽に投影でき、コンパクトで持ち運びやすい点も魅力です。
読み聞かせのための文章は手元のスマートフォンに表示されるため、通常の絵本のような暗がりによる読みにくさもありません。BGMや効果音が出ることから、没入感のある読み聞かせを演出できます。
サイズ:5.8 x 17 x 17 cm; 115 g
「マーナえほんらいと」は好きなぬいぐるみに取り付けられる絵本用のライトです。暖色系のやわらかい光のため、子供の睡眠を邪魔しません。点灯から30分で自動消灯するため、ライトをつけたまま寝てしまってもライトが光り続けることはありません。ライト本体はやわらかいシリコーン製カバーで覆われており、ぬいぐるみに装着したまま一緒に眠っても柔らかな肌触りで睡眠を邪魔しません。寝かしつけで絵本の読み聞かせを日常的にするかたに、おすすめです。
「ねてるこ だあれ?」は、眠ることをテーマにした仕掛け絵本です。めくるだけのシンプルな仕掛け絵本のため、0歳から楽しめます。イラスト中心の構成で、子供の興味を引きやすいです。耐久性のある厚手の紙を採用していることから破れにくいため、子供がめくっても安心です。扱いやすいサイズのため、持ち運びや寝かしつけのときに手が疲れにくいです。
サイズ:28 x 17 x 17 cm; 280 g
「いっしょにねんね すやすやメロディ」は、寝かしつけに適した音楽が出るぬいぐるみです。収録内容は子供が無意識にリラックスできる胎内音のほか、リラックスが期待できる波の音などの環境音、子守歌や童謡などです。また、子守歌や童謡は通常のテンポに加えて、子供の入眠をサポートする「ゆったりテンポ」でも再生できます。
サイズ:24.5 x 17 x 24.5 cm; 380 g
「ロボットプラザ(ROBOT PLAZA)」は壁や天井に星空を投影できるプロジェクターであると同時に、心音や環境音による子供の寝かしつけもサポートできる多機能ぬいぐるみです。デザインはテディベアをはじめ、他のどうぶつのデザインもあるので、子供の好みに合わせられます。
また、音声ライトユニットを外すことで、シンプルなぬいぐるみとしても利用できます。仮に汚れてしまっても、ユニットを外せば丸洗いも可能です。目や鼻などのパーツは刺繍仕上げのため、パーツが取れる心配が少なく、洗濯や普段使いにも配慮された設計です。
サイズ:W80×D51×H19cm; 2kg
対象年齢:0歳~
「ロボットプラザ(ROBOT PLAZA)」は壁や天井に星空を投影できるプロジェクターであると同時に、心音や環境音による子供の寝かしつけもサポートできる多機能ぬいぐるみです。デザインはテディベアをはじめ、他のどうぶつのデザインもあるので、子供の好みに合わせられます。
また、音声ライトユニットを外すことで、シンプルなぬいぐるみとしても利用できます。仮に汚れてしまっても、ユニットを外せば丸洗いも可能です。目や鼻などのパーツは刺繍仕上げのため、パーツが取れる心配が少なく、洗濯や普段使いにも配慮された設計です。
寝かしつけをするときの注意点
子供の寝かしつけがうまくいかず、悩んでいる親御さんもいますよね。寝かしつけの行動のなかには、無意識のうちに子供の入眠を妨げる行動がまぎれているかもしれません。
ここからは、子供を寝かしつける際の注意点を解説します。今一度、自分の寝かしつけ方や行動を見直してみましょう。
日中の睡眠時間は減らさない
「夜に眠れなくなる」と心配して、昼寝や夕寝の時間を短くしたり、あえてさせないようにしたりするかたもいますよね。結論からいえば、この行動はスムーズな寝かしつけに悪影響を与えてしまうことがあります。
子供が眠るのは身体や脳を回復するためであり、回復を必要としているから眠くなるのです。必要な状況で睡眠をとれないと、子供は感情の起伏が激しくなって興奮しやすくなります。当然、興奮した状態では寝かしつけが難しくなります。特に夕寝を我慢させてしまうと、脳が興奮して夜に眠れなくなってしまうので、注意が必要です。
睡眠時間は減らさずに、寝かしつけの時間から逆算して早めに昼寝や夕寝をするようにしましょう。夕寝は30分ほどで起こしてあげるのがおすすめです。
部屋の明かりをつけたままにしない
真っ暗の状態は寂しい、もしくは怖いだろうと考えて、明かりをつけたまま寝かしつけをする親御さんは多いです。子供の様子を観察するために、豆電球やナイトライトをつける人もいるでしょう。仮に小さな明かりでも、子供の眠りを妨げることがあります。
大人は眠るために目を閉じますが、幼い子供にはその意識がありません。眠ろうとしていても目を開けていることが多く、そのときに明かりが視界に入ると眠りにくくなってしまいます。部屋を真っ暗にすることで目を開けていても閉じている状態と同じになるため、自然に眠りやすくなります。
様子を確認するためにナイトライトを使用する場合は、完全に眠ってからつけると良いでしょう。
室温や体温に気を配る
子供がいる部屋の適温は春と秋が21℃前後、夏は26℃前後、冬が19℃前後です。暑さや寒さの感じ方には個人差があるためあくまで目安ですが、参考にして室温にも気を配ってみましょう。大人も同じですが、適温ではない空間で入眠をするのは難しいです。
子供の体温を維持するため、布団を頻繁にかけなおすかたもいますよね。ですが、布団がかかることを嫌がる子もいるので、無理やり布団をかけてしまうと、より眠りにくくなります。体温はエアコンで調節して布団はかけず、完全に眠ってからかけることも方法の一つです。
動画を見せながら寝かしつけしない
昨今では寝かしつけ用の動画があります。便利ではありますが、スマホやタブレットから発せられる強い光は脳を活性化し、興奮状態にしやすくします。脳や目が冴えてしまい、寝かしつけとは逆効果になりかねません。また、スマホやタブレットなどから出るブルーライトも睡眠を妨げるといわれています。
寝かしつけ時にどうしても見る必要がある場合は、照明を暗くしたりナイトモードを利用したりすることをおすすめします。また、タブレットやスマートフォンを利用したいときは、ブルーライトをカットするフィルムを画面に貼っておきましょう。
寝かしつけがスムーズになる習慣づくり
寝かしつけに有効な行動を習慣づけることで、スムーズな寝かしつけが可能になります。ここからは、寝かしつけをスムーズにさせる習慣を紹介します。
睡眠のきっかけを作る
睡眠のきっかけを作り、その行動を習慣化することで寝かしつけがしやすくなります。
例えば、寝かしつけの前に決まって絵本を読むようにすると、絵本を読むことが無意識に入眠へのきっかけになります。その結果、身体も眠りやすい状態になり、寝かしつけがスムーズになるでしょう。
絵本を読む以外に、パジャマに着替えることもルーティンとしておすすめです。着替えのタイミングを曖昧にせず、就寝へのスイッチとして着替えを取り入れてみましょう。
睡眠の質を上げる食べ物を摂取する
体内でメラトニンという物質が分泌されると、入眠しやすくなるといわれています。メラトニンは食品にも含まれているため、習慣的に食生活に取り入れることで寝かしつけがスムーズになるでしょう。
メラトニンが含まれる食品の一例は以下の通りです。
- バナナ
- とうもろこし
- キャベツ
- お米
- さくらんぼ
など
まとめ|入眠のきっかけを習慣化して、2歳の寝かしつけをラクにしよう
2歳の子供は、ちょうどイヤイヤ期が始まる時期にあたります。この時期は自我が芽生え、自己主張が強くなることで、親の指示に反発しやすくなります。眠ることにも抵抗を示すことが多く、これが寝かしつけを難しくする大きな要因です。
寝かしつけをスムーズに進めるためには、毎晩の入眠前に行う習慣を整えることが効果的です。たとえば、就寝前に絵本を読む時間を設けたり、決まったタイミングでパジャマに着替えたりすることで、「これから眠る時間」という意識が子供の中に自然と芽生えていきます。
毎晩の流れを一定にすることで、体と心が眠る準備を整えやすくなり、結果的に寝かしつけの負担を軽減できます。入眠儀式のような行動を日々のルーティンに取り入れることが、2歳の子供の睡眠を助ける第一歩になります。
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▼参考文献
Benesse,“イヤイヤ期の2歳児を寝かしつけるにはどうしたらいい? 寝てくれない原因とは”,
https://benesse.jp/kosodate/201707/20170724-1.html(参照 2025-05-23)
ウィズ・ユー,“2歳児が寝ないのは発達障害のため?睡眠障害との関係も解説”,
https://www.with-ac.com/column/2-year-old-not-sleeping-developmental-disorder-relationship-to-sleep-disturbance-explanation/(参照 2025-05-23)
札幌・石狩の婦人科 エナレディースクリニック,“赤ちゃんの寝かしつけのコツとは?注意点や先輩パパママの実践方法を紹介”,https://www.ena-clinic.com/column/1161/(参照 2025-05-23)