「モンテッソーリって何？」
「聞いたことあるけど、どんな効果があるの？」
生後2ヶ月の赤ちゃんを育てる保護者の方で、モンテッソーリに関心がある方は少なくないでしょう。
本記事はモンテッソーリに関心を持つ保護者の方に向けて、モンテッソーリのメリットやデメリット、モンテッソーリおもちゃの選定ポイントを解説します。記事の後半では具体的なおすすめのおもちゃの紹介もしますので、ぜひ最後まで読んでみてください。
※2025年1月27日時点の情報です。
モンテッソーリ教育のメリットとデメリットを比較！
モンテッソーリには様々なメリットがあります。しかしながら、デメリットがあるのも事実です。まずは、モンテッソーリのメリットとデメリットについて解説します。モンテッソーリに関心がある方は、ぜひ参考にしてください。
モンテッソーリ教育とは
モンテッソーリ教育とは、子供の学びや活動の自主性を促す教育方法で「子供には、自分を育てる力が備わっている」という考え方がベースになっています。この教育方法は、医師で教育家のマリア・モンテッソーリ博士が考案しました。大脳生理学や心理学、教育学の側面から適切であると証明されており、世界中で注目されている教育法です。
日本でも、多くの幼稚園や保育園がモンテッソーリ教育を採用しています。棋士の藤井聡太氏やGoogleの創業者であるセルゲイ・ブリン氏、ラリー・ペイジ氏、元アメリカ大統領のバラク・オバマ氏などはモンテッソーリ教育を受けたことで有名です。
モンテッソーリ教育の5つのメリット
モンテッソーリ教育のメリットは以下の通りです。
- やりたい遊びや活動ができるため、情緒が安定しやすい
- 学びを楽しむ子供に成長しやすい
- 一人ひとりに合わせた教育を受けられるため、個性を強みにできる
- 自分で判断して遊びや活動をするため自己肯定感が育ちやすく、主体性も身につく
- 縦割りでクラス編成をしている場合には、異年齢交流によって年齢に関係なく人間関係を築ける
上記のように、多くのメリットがあります。少しでも関心がある保護者の方は、ぜひモンテッソーリ教育を取り入れてみてください。
モンテッソーリ教育のデメリット
多くのメリットがあるモンテッソーリ教育ですが、デメリットがあるのも事実です。モンテッソーリ教育のデメリットは、以下のとおりです。
- 費用が高い
- 個性を尊重する教育法のため、協調性が育ちにくい
- 室内での遊びや活動が多いため、運動不足になりやすい
モンテッソーリ教育を取り入れる際は、このようなデメリットを補う工夫をするとよいでしょう。
モンテッソーリ教育は何歳から始めるべき？
モンテッソーリ教育は生まれてすぐから始められますが、生後6ヶ月から3歳までに始めておくといいでしょう。モンテッソーリ教育では0歳から3歳までの前期と、3歳から6歳までの後期で分けて考えます。
前期の特徴は、無意識の「吸収する精神」です。0歳から3歳までは、人生の中で最も吸収力があり、さまざまなことができるようになります。3歳から6歳までの後期の特徴は「意識の芽生え」です。前期で身につけたことを整理して体系化していきます。
生後2ヶ月の発育状況から考えるおもちゃの選び方
ここからは、生後2ヶ月の発育状況から考えるおもちゃの選び方を解説します。これからモンテッソーリおもちゃの購入を検討している保護者の方は、ぜひ参考にしてください。
感覚器官を発達させるのおもちゃ
手や口を使って感覚を確認したりすることで赤ちゃんの感覚が刺激されます。2歳半頃までは舐めたり噛んだり、しゃぶったりすることで感覚器官が発達する時期です。
赤ちゃんは関心のあるものをとにかく口に入れて、舐めたり噛んだりしゃぶったりすることで、その感覚や印象を無意識に記憶していきます。そのため、この時期の赤ちゃんには、口に入れて感覚を刺激する歯固めやホイッスルなどのおもちゃがおすすめです。
睡眠を促せるおもちゃ
生後2ヶ月頃から昼と夜の区別がつくようになってくるため、夜にまとめて4〜5時間寝れるようなリズムが作れるように環境を整えてあげましょう。
肌触りが良く、ママの匂いがつきやすい布製のおもちゃがおすすめです。布製のおもちゃは、洗い替えできるように2つ以上持っておくと良いでしょう。
指先の発達を促すおもちゃ
マリア・モンテッソーリ博士は親指、人差し指、中指のことを「突出した脳」と表現しました。この3本の指は、脳の神経細胞が非常に活性化しているため、指先をたくさん動かすおもちゃがおすすめです。指先を繰り返し動かして遊んでいるうちに、器用に手を使えるようになります。
また、手を活発に動かすことは集中力を高める効果もあるため、握ったり掴んだりして遊べるおもちゃや、タグや紐がついたおもちゃなどを積極的に取り入れると良いでしょう。
絵本もおすすめ
優しい言葉や声、まなざし、絵本を通じて周囲への感心を育んでいく時期です。生後2ヶ月の赤ちゃんに対するモンテッソーリ教育として絵本も効果的です。まだ言葉の分からない赤ちゃんに絵本を読み聞かせても興味を持たないのではないかと思われがちですが、発達や発育のサポートや五感の刺激、感情の発達が期待できます。
生後2ヶ月は、優しい言葉や声、まなざし、絵本を通じて周囲への感心を育んでいく時期です。絵本は親子のコミュニケーションを図るうえで良いツールのため、まずは1冊購入してみてはいかがでしょうか。
生後2ヵ月の赤ちゃん向け｜おすすめのモンテッソーリおもちゃ5選
生後2ヶ月の赤ちゃんに適したモンテッソーリおもちゃは、感覚器官を発達させるものや指先の発達を促すものなどです。ここからは具体的に商品を紹介します。モンテッソーリに関心がある方は、ぜひ購入を検討してみてください。
ポチップ「Baby Toy Line ベビーメリーセット オルゴール付き」は、ゆらゆら動くモチーフを赤ちゃんが目で追って楽しめるベビーメリーです。オルゴールと鈴の優しい音が赤ちゃんの聴覚を刺激し、安心感を与えます。
付属の編みぐるみは職人さんが一つひとつ手作りをしているため、温かみを感じられるでしょう。初めてのおもちゃにおすすめの商品です。
ポチップこちらの商品は動物のぬいぐるみに歯固めやミラー、音が鳴るおもちゃがついています。赤ちゃんが好きなものがキュッとひとつになったおもちゃで、ベビーカーやチャイルドシートにぶら下げて使用できます。
見て聞いて触れて握って、赤ちゃんの五感を刺激してくれるでしょう。生まれてすぐから使えるため、出産祝いとしてもぴったりです。
ポチップこちらの商品は赤ちゃん向けのハンドスピナーです。6歳以下対象玩具の試験に合格した安全性の高いハンドスピナーのため、0歳から遊べます。
視覚や聴覚を刺激したり手の運動能力をアップさせたりするだけでなく、集中力をはじめとする脳の発達を促す効果もあるおもちゃです。また、裏側についている吸盤でドアや壁、テーブルにくっつけて遊ぶこともできます。
こちらの商品は赤ちゃんの歯や顎の発育に役立つおもちゃです。カラフルで赤ちゃんの視覚を刺激し、赤ちゃんが持ちやすい形状で、なおかつ丸くて安全な設計になっています。煮沸や蒸気で簡単に消毒できるため「なんでも口に入れて困っている」という保護者の方におすすめです。
また、収納や持ち運びに便利な収納ケースがついています。
ポチップ「ディンプル クラッチ」はキーホルダータイプの歯固めです。キーホルダータイプになっているため、ベビーカーやチャイルドシートにつけられます。
歯固めについている丸いシリコン部分を押すと音が鳴るため、赤ちゃんの触覚や聴覚を刺激してくれるでしょう。
まとめ：生後2か月の赤ちゃんへのモンテッソーリ教育に基づくおもちゃの選び方
いかがでしたでしょうか。
生後2ヶ月の赤ちゃんには、
- 感覚器官を発達させるのおもちゃ
- 睡眠を促せるおもちゃ
- 指先の発達を促すおもちゃ
- 絵本
の中から選んでみてはいかがでしょうか。
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参考文献
日本モンテッソーリ教育綜合研究所.“モンテッソーリ教育とは”.https://sainou.or.jp/montessori/about-montessori/index.html,（参照 2025-01-27）
東京都教育委員会.“＜参考＞ ０歳児から２歳児の発達過程”.https://www.kyoiku.metro.tokyo.lg.jp/school/document/pre_school/files/curriculum2/15_2_2_sankou.pdf,（参照 2025-01-27）
北海道ひまわりの北竜町.“発育・発達の様子 【発達の目安】”.http://www.town.hokuryu.hokkaido.jp/pdf/sukusuku/5.pdf,（参照 2025-01-27）