「3歳児がご飯食べない時、どうすればいいの?」
「3歳児が食べない理由は何かあるのでしょうか?」
3歳児の食事に関して、このような悩みを抱える方もいますよね。今までは何でも食べていたのに、3歳ごろから子供が急に食べなくなり、不安を感じている方もいるでしょう。実は、3歳の子供がご飯を食べないのはよくあることで、お腹が空いていない、好き嫌いが出てきたなど、さまざまな理由が考えられます。まずは原因を突き止め、適切な対処法を知ることが大切です。
この記事では、3歳児がご飯を食べない理由や対処法、おすすめのアイテムなどを紹介します。ぜひ、参考にしてください。
※2025年9月24日時点の情報です。
【3歳向け】子供がご飯を食べない理由
3歳ごろになると、一人ひとりの個性や特性が際立ってくるため、ご飯を食べない理由もさまざまです。ここからは、子供がご飯を食べないときに考えられる主な原因を紹介します。
お腹が空いていない
食べるときと食べないときがあるなど、食事量が一定ではない場合は、単純にお腹が空いていないだけかもしれません。
3歳になると、2歳のときよりも体が大きくなり、一度に食べられる量が増えます。そのため、前回の食事から時間が経っていないとお腹が空かず、ご飯を食べないことがあります。また、おやつの量が多いことや、体をあまり動かしていないこともお腹が空かなくなる原因です。
嫌いな食べ物がある
3歳ごろは味覚が発達し、好き嫌いがはっきりとしてくる時期です。食材の食感や形、においに対しても敏感になり、偏食につながることがあります。特に苦味や酸味が強い食材は、本能的に受けつけないという子供が少なくありません。
また、子供は初めての食べ物に対して警戒心を抱く傾向があり、食わず嫌いが見られるケースも多くあります。
体調不良やアレルギーがある
突然ご飯を食べなくなった場合、体調不良が疑われます。3歳児は、体調が優れないことを言葉でうまく伝えられないケースが多いため、子供の様子を注意深く観察しましょう。
体調不良が原因でご飯を食べない場合、無理に食べさせるのは避け、水分補給を優先してください。
遊びたい気持ちが強い
食事をするよりも遊ぶことを優先してしまい、ご飯を食べない場合があります。もともと食に対する興味がない子供は、こうした傾向が強いでしょう。
特に、ご飯の時間と遊びの時間の境界があいまいだと、気持ちの切り替えがうまくできず、食事に集中できません。
自分なりのルールがある
3歳は自我が大きく発達し、自己主張が強くなる時期です。「おやつしか食べない」「野菜は食べない」といった自分なりのルールを作り、ご飯を食べなくなる子供もいます。
食事自体は嫌いではないものの、「自分で決めたい」という気持ちが強いことから親に反発し、食事を拒否するケースもあります。
3歳児がご飯を食べないときに試したい対処法
子供がご飯を食べないと、栄養不足により成長に影響しないか心配になる方も多いでしょう。ここでは、3歳児がご飯を食べないときに試したい対処法を紹介します。少食・偏食の原因に合わせて、適切な対処法を取り入れましょう。
生活リズムを整える
朝・昼・晩の決まった時間に食事を取り、規則正しい生活を心がけましょう。食事のリズムが整うと、体内時計によって空腹感が自然と促され、食欲がわきやすくなります。
また、睡眠時間を一定に保つことも大切です。毎朝同じ時間に起き、同じ時間に寝るようにすると、食事の時間も整います。
おやつの時間と量を調整する
おやつでお腹がいっぱいになりご飯を食べない場合は、おやつの与え方を見直すことが大切です。欲しがるたびにおやつをあげていると、食事が進まなくなるだけではなく、虫歯や肥満のリスクも高まります。
食事とおやつの間隔は2〜3時間空けるのが理想です。1日1〜2回を目安に与えましょう。また、食事に影響しないよう、おやつの量や質も調整してください。少量でも満足できて、栄養価が高いおやつを選ぶのがおすすめです。
食事の時間を区切る
子供がだらだらと食事をするのは、お腹が空いていないからです。食べ終わるまで待つのではなく、食事の時間を区切り、短時間で切り上げましょう。
「ご飯は20分で食べる」などのルールを子供と一緒に決めて、20分経ったら食べ終わっていなくても片付けます。メリハリをつけることで、食事に集中しやすくなります。
適度に体を動かす
外遊びや運動を取り入れ、空腹を促すことで、ご飯を食べるようになる可能性があります。お腹が空いているとご飯をおいしく感じられるため、食事への意欲や興味が高まる効果も期待できます。
家の中でも体操をしたり、一緒に料理をしたりと、体を楽しく動かせるよう工夫してみてください。
食事に集中できる環境をつくる
子供がご飯に興味がない場合や、食事中に遊んでしまう場合は、集中して食べられる環境を整えることが効果的です。テーブルの周りにはおもちゃを置かない、食事中はテレビを消すなど、子供の気を散らすものを排除すると、食事に集中しやすくなります。
また、ご飯の時間が楽しくなるように工夫することも大切です。食材をかわいい形に切ったり、子供が好きなキャラクターの食器を使ったりして、食事への関心を高めましょう。
【3歳向け】ご飯を食べないときのお助けアイテム3選
子供がご飯を食べず、栄養不足が心配なときは、栄養価の高いドリンクやおやつを取り入れてみましょう。また、食事が楽しくなるようなグッズを活用することで、食べてくれる可能性があります。ここでは、ご飯を食べないときのお助けアイテムを紹介します。
対象年齢:1歳~
ユニット数:300.0 グラム
「子どものためのまんてんバランス」は、食事だけでは不足しがちな栄養素を補えるドリンク(栄養機能食品)です。小児科医、栄養管理士、パティシエの監修のもと、素材や味、栄養にこだわって開発されました。牛乳に混ぜるだけで、カルシウムや鉄、ビタミンDなど、子供の成長に欠かせない13種類の栄養素を摂取できます。
イチゴ、バナナ、ココアの3つのフレーバーがあるため、毎日飽きずに飲み続けられるでしょう。水やお湯、アーモンドミルクなどで溶かして飲むこともできます。やさしい甘さの味わいで、子供でも飲みやすいドリンクです。
対象年齢:3歳~
サイズ:50g ×5袋
原材料名:さつまいも(国産紅はるか)
「こどもと食べるほしいも」は、国産のさつまいも(紅はるか)のみで作られた自然派のおやつです。低脂質で、さつまいも本来のやさしい甘みを楽しめます。また、食物繊維が豊富で腹持ちが良いため、満足感があります。子供のおやつを選ぶ際、人工甘味料を避けたい方にも最適です。
3歳の子供でも持ちやすいスティックタイプで、音が出にくく、移動中や外出先などでも手軽に食べられるでしょう。適度な固さがあり、噛む習慣をつけるのにも役立ちます。
対象年齢:10か月~
サイズ:幅25×奥行23×高さ5cm
素材:ABS樹脂
子供に大人気のアンパンマンのランチ皿です。口、鼻、ほっぺの部分が中皿になっています。中皿は取り外せるため洗いやすく、レンジで温めることも可能です。また、ラップがいらない便利なフタも付属しています。
いつものお皿をアンパンマンのお皿に変えるだけで、食卓が楽しくなり、ご飯への興味関心を引き出せるかもしれません。食事に集中できない子供や、食べることにあまり興味がない子供におすすめのアイテムです。
【NG行動】ご飯を食べないときにやってはいけないこと
子供がご飯を食べてくれないと不安になりますが、対処法を間違えると、食事自体が嫌いになる恐れがあります。ご飯を食べないときに避けるべき行動や注意点を知っておきましょう。
無理やり口に入れる
食べたくない、もしくは嫌いなものがあるのに無理やり食べさせると、子供は恐怖心を覚えてしまいます。その結果、ますますご飯を食べなくなる恐れがあります。口を開けて無理に食べ物を入れることは絶対にやめましょう。
叱る・脅す
子供がご飯を食べないと親はイライラしてしまいますが、強く叱ったり大声で怒鳴ったりするのはNGです。食事中にいつも緊張や不安を感じさせると「食事の時間=嫌な時間」というイメージが強くなってしまいます。
また「食べないならおやつ抜きだよ」「好き嫌いするとおもちゃを捨てるよ」といった脅しの言葉も避けましょう。子供は不安でいっぱいになり、そのときは親の言うことに従いますが、脅し言葉だけが記憶に残り、食べること自体にネガティブな印象を持ってしまう可能性があります。
食べる量を強制する
子供に合わせて食事の量を調整することは大切ですが、日によって食べられる量は異なるため、完食できなくても問題はありません。お腹がいっぱいなのに、親に「これだけは食べなさい」と強制されると、子供は大きなストレスを感じてしまいます。
ウソをついて食べさせる
特に偏食が激しい子供には、栄養面を考えて、嫌いなものを細かく刻んで料理に入れるなどの工夫をする方も多いでしょう。
ただし「野菜は入ってないよ」とウソをついて食べさせることは避けてください。子供がウソに気づいたとき、だまされたことにショックを受け、親子の信頼関係が崩れてしまう原因となります。
嫌いなものが入っていることは秘密にしておき、子供が食べ終わってから「実は◯◯が入ってたんだよ」と伝えましょう。
受診を検討したほうがよいケース
子供がご飯を食べなくても、体調に問題がなく元気に過ごしていれば、そこまで心配する必要はありません。一方で、以下のような様子が見られたら病院での受診を検討しましょう。
- 一週間以上食欲がない
- 2日以上ご飯をまったく食べない
- 水分補給ができない
- 食後すぐに嘔吐や下痢が見られる
- 食欲がなく、体重が減ってきた
- 頭痛や発熱などの症状がある
特に、2日以上食事だけではなく水分も取れない場合、食べるとすぐに嘔吐してしまう場合は、すぐに受診してください。
また、上記に当てはまらなくても、子供の少食・偏食が心配であれば、かかりつけの小児科や子育て支援センターなどで相談することをおすすめします。
まとめ|3歳がご飯を食べないときの考え方と対応
3歳前後になると、味覚の発達や自我の芽生えなどによりご飯を食べなくなることがあります。しかし、体調不良がなく元気に過ごしていれば、過度に心配する必要はありません。生活リズムを整える、運動を取り入れる、お助けアイテムを活用するなど、この記事で紹介した対処法を試して、食事への興味を促しましょう。
もし不安が続く場合や食欲不振が長引く場合は、小児科や専門機関に相談し、適切なサポートを受けるようにしましょう。
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▼参考文献
モグモMAGAZINE.“3歳児がご飯を食べない…理由や注意点、ご飯を食べさせるアイデアをご紹介!”.https://mag.mogumo.jp/3-years-old-uneven-eating/,(参照 2025-09-24)
スギ薬局.“3歳児がご飯を食べないのはなぜ?原因別の対処法とやってはいけないことも解説”.https://www.sugi-net.jp/sugi-channel/938,(参照 2025-09-24)
はまキッズ オルパスクラブ.“【コラム】3歳児がご飯を食べない理由とは?子どもにご飯を食べてもらうためのコツも解説”.https://www.hamakids.jp/blog/blog_column/post_51280/,(参照 2025-09-24)
交野市.“幼児期によくある食事の悩み”.https://www.city.katano.osaka.jp/docs/2020060900094/,(参照 2025-09-24)
今治市.“3歳からの食事”.https://www.city.imabari.ehime.jp/kenkou/youji-shokuji/siryo02.pdf?3,(参照 2025-09-24)
キッズドクター マガジン.“子どもの食欲がないのは大丈夫?食欲不振の対処法は?”.https://kids-doctor.jp/magazine/m-zynekkd-c,(参照 2025-09-24)


