「子供は何歳くらいでひらがなを覚えはじめるのだろう?」
「ひらがなを覚えるにはどんな方法があるのでしょうか?」
周りの子がひらがなの読み書きができるようになってきて、自分の子供はなかなかひらがなを覚えなくて焦っているということはありませんか?
他の子と比べてひらがなの読み書きができないからと言って、慌てる必要はありません。
この記事では、ひらがなを覚える方法についてまとめているので、焦らずに子供のペースに合わせてひらがなを覚えていきましょう。
※2024年9月30日時点の情報です。
ひらがなの勉強は何歳からはじめるべき?
まず初めに、周りの子供がひらがなの読み書きを早く覚えたからといって、焦る必要はありません。ひらがなの読み書きができるのはその子のトレーニングの結果であって、ひらがなの読み書きを習得した速度で、頭の良い・悪いは決まらないからです。
5歳になったけどひらがなが書けない場合でも、遅いというわけではありません。子供の体験や想像を大切にして、脳の下地を補うことが大切です。
ひらがなが読めない子供は、ひらがなを文字としては認識せずに絵として認識しています。そのため、それぞれのひらがなの文字の違いに子供が気がつかないと、ひらがなを教えることが難しいです。
なので、まずは子供がひらがなに興味を持つように取り組むことが大切です。
ひらがなに興味を持ち始めれば、何歳からひらがなを教えても大丈夫ですし、早い・遅いはあまり気にしなくて大丈夫です。ですが、2歳ごろがピークの「イヤイヤ期」と被ってしまうと子供がひらがなを学ぶことを拒み、ひらがなを覚えるのが遅くなってしまうため、イヤイヤ期が終わってからのほうがいいでしょう。
一般的にひらがなを覚えるようになると言われている子供の年齢は、
- 女の子:4~5歳
- 男の子:5~6歳
です。
女の子は、友達同士で手紙を送りあって遊ぶことが多いため、男の子より比較的早く文字に興味を持ち始める傾向にあります。ですが、男の子は、友達と外で遊ぶことが多いため、文字に興味を持ち始めるのは女の子よりも遅い傾向にあります。
ここで重要なのは子供が自分からひらがなに興味を持つようになることです。無理やり教えることはかえって勉強嫌いになったり、覚えが悪くなったりするためあまりおすすめはできません。子供がひらがなに興味を持つ環境づくりを心がけましょう。
また、読みができないとなんのひらがなを書いているのかを子供が覚えられないため、ひらがなを覚えるには、「読み」ができるようになってから「書き」を教えるとスムーズに覚えやすいです。
ひらがなの読み方を覚える方法とは?
ひらがなの読みかたを覚えるためには、子供が自らひらがなに興味をもって「このひらがなはなんて読むの?」と聞いてくるようになるのが理想です。
では、どのようにすれば、子供がひらがなに興味を持つような環境づくりができるのでしょうか。
ひらがなに興味を持ってもらうためには、
- 絵本の読み聞かせをする
- 子供が好きなものの図鑑を渡す
- ひらがなの歌など、音楽で聞かせる
などがいいでしょう。
子供によって、何に興味を持つかはそれぞれなので、子供に何があうのか、どれが楽しそうなのかを試してみましょう。
絵本の読み聞かせをする
絵本が好きな子には、絵本の読み聞かせを続けることで、自分で絵本が読みたくなり、「この文字はなんて読むの?」と文字に興味を持ち始めるでしょう。文字に興味を持たなくてもお母さんの読み聞かせを暗唱して繰り返し口ずさんでいる場合は、ひらがなを音として認識して興味を持ち始めているため、そのまま絵本の読み聞かせを続けましょう。
子供が好きなものの図鑑を渡してあげる
子供が好きなものの図鑑を渡してあげましょう。どんなものに興味を持っているかは子供によってさまざまなので、その子が興味を持って自分から読んでくれそうな図鑑にしましょう。図鑑には写真やイラストの説明書きが多いので、文字が気になり、「ここにはなんて書いてあるの?」と子供から興味を持って聞いてきてくれます。
ひらがなの歌など、音楽で聞かせる
どうしても活字に興味を示さない場合は、ひらがなの歌や、子供が好きなアンパンマンの歌など、音としてひらがなに触れさせて、発音ができるようになることを優先しましょう。ひらがなの歌であれば、50音を音に合わせて覚えてくれるので、次にひらながの書き方を教えるさいに教えやすくなります。
注意すべきポイント
子供がひらがなを言えるようになっても、ひらがな自体と結びついていなくて読めないこともあります。どういうことかというと、読み聞かせや歌でひらがなを「音」としてとらえている場合は、ひらがなを見ても読めないことがあります。
そういった場合は、段階を踏んで「ひらがなことばカード」や「ひらがなカード」を使って、読めるようにしましょう。ひらがなカードを使う場合は、「い」や「つ」のような簡単に書けて覚えやすい言葉や、子供が好きな単語など覚えてくれそうなものから教えましょう。
ひらがなことばカード
ひらがなことばカードとは、物の名前が中心で、絵とそのものの名前がひらがなで記載されています。長めの言葉もあります。
対象年齢:0歳以上
サイズ:12.8 x 2.7 x 19.1 cm
ページ数:40ページ
ひらがなカード
ひらがなカードとは、50音の最初の文字が付く短い名前がイラストと合わせてついています。
対象年齢:0歳以上
サイズ:12.9 x 4.5 x 19.2 cm
ひらがなの読み方を覚える!おすすめ教材4選
ひらがなの読みかたを覚えるためのおすすめの絵本や図鑑を紹介します。子供の興味に合いそうなものを選びましょう!
ひらがなを覚えるための読み聞かせにおすすめの絵本2選
対象年齢:3歳以上
対象年齢:3歳以上
ページ数:32ページ
ひらがなを覚えるためのおすすめの図鑑2選
対象年齢:3歳以上
ページ数:96ページ
サイズ:19 x 1.4 x 21.8 cm
対象年齢:3歳以上
ページ数:96ページ
サイズ:18.9 x 1.4 x 21.7 cm
ひらがなの書き方を覚える方法とは?
ひらがなが読めるようになったら、次は「書き」を覚えましょう。
ひらがなが書けるようになる!3つのステップ
- 運筆練習
- なぞり書きの練習
- 一筆書きの文字の練習
運筆練習
まずは、運筆練習を行いましょう。運筆練習とは、文字を書くための基本的なペンの動きを身につける練習です。運筆プリントやドリルなどで、曲線や直線をなぞって練習することを指します。ひらがなを書く前に、この運筆練習を行うことで、手の動きをスムーズにし、きれいな字を書くための基礎を作ることができます。
なぞり書きの練習
次に、なぞり書きの練習をしましょう。なぞり書きの練習とは、ひらがなの見本の文字の上をなぞって書くことで、文字の形や書き順を覚える練習方法です。ひらがなを正しい形で書けるようになるための基礎づくりとして効果的です。なぞり書きを繰り返すことで、手の動きが安定し、文字のバランスや筆順が自然に身につきます。
一筆書きの文字の練習
最後に、一筆書きの文字の練習です。一筆書きの文字の練習では、文字の途中でペンを離さずに一筆で書く練習方法です。一筆で書くことで、ひらがなの正しい書き方と美しい文字の形を身につけられます。また、スピードを上げて書く際の手の動きを安定させ、自然な流れで文字を書く力を育てるのに役立ちます。
ひらがなの書き方を覚える!おすすめ教材5選
ひらがなの書き方を覚えるための「運筆練習」「なぞり書きの練習」「一筆書きの文字の練習」のそれぞれの観点からおすすめのドリルを紹介します。子供が好きなキャラクターや続けられそうなものを選んでみてくださいね。
運筆練習におすすめのドリル2選
対象年齢:2歳以上
ページ数:78ページ
対象年齢:2歳以上
ページ数:32ページ
なぞり書きの練習におすすめのドリル2選
対象年齢:2歳以上
ページ数:64ページ
サイズ:29.8 x 0.6 x 21 cm
ページ数:47ページ
一筆書きの文字の練習におすすめのドリル2選
対象年齢:6歳以上
ページ数:84ページ
サイズ:25.7 x 0.8 x 18.2 cm
対象年齢:4歳以上
サイズ:25.7 x 0.8 x 18.2 cm
ひらがなを覚えられない!教えるうえでの3つのコツ!
この手順でやっても「子供がなかなかひらがなを覚えられない」「やり方が間違っているのかな…。」など、子供の発達において、周りの子と違うことを焦る必要はありません。
子供にひらがなを教えるときの3つのコツを教えます!
- 子供の集中力が続く間だけにする
- 無理やり覚えさせない
- たくさん褒める
子供の集中力が続く間だけにする
子供が集中して覚えられる時間は限られています。子供が集中できない時は覚えにくいですし、ひらがなの読み・書きができるようになるためには反復練習が必要です。翌日以降に「書きたくない」とならないためにも、子供に無理強いせず、その日は中断して次の日以降に少しずつ練習しましょう。
無理やり覚えさせない
子供がイライラしてしまったり、覚えることがつらくなってしまったら、無理やり続けずに潔く中断してしまうのがいいでしょう。ひらがなの読み書きに執着して無理やり詰め込んで教えてしまうと、子供の発想力が奪われたり勉強することが嫌いになったりします。無理やり覚えさせるのではなく、楽しみながらご褒美なども取り入れて、1日数十分でも長期的に継続できるように取り組みましょう。
たくさん褒める
子供も今までできなかったことを覚えようと頑張っているので、ひらがなを覚えることは少なからずストレスを感じています。子供が昨日よりできることが多くなったら、たくさん褒めてあげることで、子供のモチベーションにつながります。
ここでのポイントは、できなかったことを数えるのではなく、できたことを褒めてあげることが大切です。
そうすることでひらがなを教えるお母さん・お父さんも「今日は全然覚えてくれなかったな」とネガディブになることなく、「こんなに覚えてくれた!」「たくさん褒められた!」とポジティブに思えるはずです。
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