1歳児のシール貼りにぴったり！楽しみながら手先を育てる台紙アイデア集

2025年10月7日

「シール貼り遊びは1歳からできますか？」
「1歳児が使いやすい貼るシールの大きさは？」

と疑問に感じるかたも多いのではないでしょうか。
シール貼りは、1歳頃から始められる遊びのひとつで、指先の発達や集中力を育てる大切な知育活動です。台紙にシールを貼る動作には、目と手を連動させる力や空間を認識する力を育てる要素が含まれています。

この記事では、1歳児に合うシールの選び方、家庭でできる台紙の作り方、安全に遊ぶためのポイントまで詳しく解説します。親子で一緒に楽しめるシール遊びのヒントを、ぜひ参考にしてください。

※2025年10月7日時点の情報です。

1歳児にシール貼りが発達に良い理由

「そろそろシール遊びってできるのかな？」と気になっているお父さんお母さんも多いのではないでしょうか。実は、1歳頃からのシール貼りは、楽しみながら手先を育てられる知育あそびの代表格です。台紙にぺったんと貼るだけのシンプルな動作ですが、そこにはたくさんの成長のヒントが隠れています。ここでは、1歳児にシール貼りがどんな良い影響をもたらすのかを、わかりやすく説明します。

ペッタン遊びが脳を育てる！指先トレーニングの秘密

1歳前後の子供は、まだ上手に手を動かせないように見えても、日々少しずつ指先を使う練習をしています。シールをつまんで台紙に貼る動作は、「つまむ」「はがす」「貼る」といった細かい動きが必要で、自然と指の筋肉を鍛えることができます。この手の動きは、将来のスプーンやお箸の使い方、鉛筆を持つ力にもつながります。

また、「ここに貼ろうかな？」と考えながら貼る体験が集中力を高め、ものごとを順序立てて行う力を育てるのです。お母さんが「上手にできたね」と声をかけてあげることで、達成感も得られますよ。

「いつから始める？」迷ったらこのタイミングをチェック！

シール貼りを始める目安は、1歳前後（11〜15か月ごろ）が目安です。この頃になると、親指と人差し指を使ってつまむ動きが少しずつできるようになります。

最初は大きくてはがしやすいシールを選び、お母さんが一緒に「ここにペッタンしてみようか」と声をかけながら楽しむのがおすすめです。シールが指にくっついてうまく貼れなくても大丈夫。「楽しい！」という気持ちを大切に、短い時間から少しずつ続けてみましょう。焦らず、子供のペースで進めることが成長への一歩になります。

1歳児に合うシール貼り台紙の選び方

シール遊びを始めるときに悩むのが「どんな台紙を使えばいいの？」という点です。1歳児はまだ力の加減や指の動かし方を練習している途中なので、台紙選びも発達段階に合わせることが大切です。ここでは、遊びやすく安全な1歳児向けシール貼り台紙を選ぶためのポイントを紹介します。

やぶれにくくて安心！1歳に扱いやすい素材とは

1歳児が使う台紙は、やぶれにくくて厚みのある素材が理想です。コピー用紙のように薄い紙はすぐに破れてしまうため、少し厚めの画用紙や段ボールを使うと扱いやすくなります。

表面がつるつるした素材はシールがはがれにくく、イライラの原因になりやすいため、ややざらざらした質感のものを選ぶとよいでしょう。また、角が尖っている素材や光沢の強い紙は避け、子供が安全に触れられるものを選ぶことも大切です。シール自体も、誤飲防止のために直径1.6cmの大きめサイズを選ぶと安心です。

ちょっとの工夫で夢中に！色と形で広がる遊びの世界

台紙にちょっとした工夫を加えると、1歳児でも楽しく集中して遊べます。たとえば、丸や三角などのシンプルな形を描いて「同じところにペッタンしてみよう」と声をかけると、形の認識を学ぶきっかけになります。カラフルな色使いも効果的で、赤・青・黄色などのはっきりした色を使うと、視覚的にもわかりやすく興味を引きやすいです。

台紙は市販のものでも構いませんが、お父さんお母さんが手作りする場合は、クレヨンやマスキングテープで簡単にデザインするのもおすすめです。親子で一緒に作る過程そのものが、楽しいコミュニケーションになります。

家庭で簡単にできる！シール貼り台紙のアイデア集

シール貼りの台紙は、市販のものを使わなくても、おうちにある身近な素材で十分に楽しめます。

準備もほとんどいらないので、思い立ったときにすぐ始められるのが魅力です。ここでは、1歳児が夢中になれる家庭で作れるシール貼り台紙アイデアを紹介します。

紙皿や段ボールが大変身！すぐできる台紙アイデア

紙皿や段ボールは、1歳児が扱いやすい丈夫な素材です。紙皿のふちに丸や星の形を描いて「ペッタンしてみよう」と声をかけると、形あそびにもなります。段ボールなら、道路のように線を描いてシールを並べたり、動物の輪郭を描いて目や模様を貼ったりするのもおすすめです。

難しい準備は不要で、身近な素材が知育あそびに早変わりします。使い終わったらリサイクルできるのも嬉しいポイントです。

テーマを決めるともっと楽しい！1歳児が笑顔になる貼り方

「くだもの」「お花」「乗り物」など、子供の好きなテーマを決めて遊ぶと、より集中して取り組めます。たとえば、果物の台紙に赤いシールを貼ってリンゴを完成させたり、雲の絵に白いシールを貼って空を作ったりと、貼る動作に“意味”を持たせると達成感がアップします。

お父さんお母さんが「ここはどんな色にする？」と話しかけながら一緒に遊ぶことで、言葉のやりとりや発想力も育ちます。できあがった作品は壁に飾って「がんばったね」と褒めると、次の遊びへの意欲にもつながります。

シール貼りをもっと楽しむ！おすすめ知育シール教材

シール貼りに慣れてきたら、市販の知育教材を取り入れてみましょう。色や形の認識を深めるだけでなく、達成感や集中力も高まります。ここでは、1歳児の発達に合ったシール貼り教材を紹介します。

HapiChilのモンテッソーリ台紙は、保育士監修のもと作られた知育教材で、1歳前後から遊べる内容になっています。30種類のモンテッソーリ台紙がセットになっており、動物・乗り物・季節のテーマなど、飽きずに取り組める構成です。付属の16mm丸シールは15色×96枚入りで、色ごとに貼り分ける練習や、指先を使った細かい動作の練習にも適しています。

シールと台紙のサイズが小さすぎず、1歳児の手指の発達段階に合わせた仕様です。家庭でモンテッソーリ教育を取り入れたい方にとって、使いやすい教材といえるでしょう。

ClickClackのシール貼りセットは、モンテッソーリ教育の考え方をもとに作られた教材です。16ミリのシールサイズは1歳児の手で扱いやすく、つまむ・はがすといった動きを繰り返すことで手先の発達を促します。

シンプルな台紙構成と色彩設計により、視覚的な刺激を受けながら集中して取り組めます。また、台紙は厚みがあり、繰り返し使える仕様です。お母さんが「今日はこの色を貼ってみよう」と声をかけながら進めることで、言葉の理解や色の区別を学ぶ時間にもつながります。

安全にシール遊びを楽しむための注意点

1歳児のシール貼りは、夢中になれる反面、誤飲やケガなどに気をつけたい遊びでもあります。楽しく取り組むためには、いくつかの安全ポイントを押さえておくことが大切です。ここでは、家庭でシール遊びをするときに意識しておきたい注意点をまとめています。

なんでも口に入れやすい時期は「見守り」が大切

1歳児はまだ口に物を入れてしまうことが多い時期です。そのため、シールは直径1.6cm以上の大きめサイズを選び、遊んでいる間は必ず大人がそばで見守りましょう。台紙やシールを床や口に持っていく様子が見られたときは、すぐに声をかけて取り上げます。

誤って飲み込んでしまった場合は、無理に取り出そうとせず、すぐに医療機関へ連絡してください。遊ぶ場所は、落としたシールを見落とさないよう明るい場所を選ぶと安全です。

貼りすぎ・はがしすぎに注意して「ちょうどいい量」で楽しむ工夫を

シール遊びが楽しくなると、何枚も貼ったりはがしたりを繰り返すことがあります。しかし、無理に力を入れてはがすと紙が破れたり、指先を痛めたりする場合もあります。一度に使うシールの枚数を少なめにして、「今日はここまでにしようね」と区切りをつけながら遊ぶと良いでしょう。

また、壁や家具などに貼ると粘着跡が残る場合があるため、専用の台紙や画用紙を使用しましょう。遊び終わったら、シールや台紙を一緒に片付けることで整理整頓の練習にもつながります。

「うまくできない」と感じたときは「成長のきっかけ」と考えよう

シール貼りは発達のスピードに個人差があり、最初はうまくできない子もいます。思うように貼れないときも、焦らずに見守る姿勢が大切です。指先を使う動作は、繰り返すうちに少しずつ上達します。できたときには「できたね」「上手に貼れたね」と声をかけて、達成感を共有しましょう。お父さんお母さんのやさしい関わりが、子供の「またやってみたい」という意欲を引き出します。