積み木のおすすめ5選|モンテッソーリ教育にぴったりの知育玩具

    モンテッソーリ 積み木 おすすめ

    「モンテッソーリ教育でおすすめの積み木は?」
    「モンテッソーリ教育から見た積み木のメリットは?」

    モンテッソーリ教育では、子供が自ら教材を選び、自由に取り組むことを大切にしています。

    幅広い遊び方ができ、子供の自由な発想を引き出す「積み木」は、モンテッソーリ教育にぜひ取り入れたい知育玩具です。

    この記事では、モンテッソーリ教育の観点から見た積み木のメリットと、おすすめの積み木や、遊び方のポイントを紹介します。子供の発達段階にあった知育玩具を選び、自己教育力を育んでいきましょう。

    ※2025年4月15日時点の情報です。

    目次

    モンテッソーリ教育とは?

    モンテッソーリ教育とは、イタリアの医師・教育家であるマリア・モンテッソーリが考案した、100年以上続いている教育法です。

    子供には自ら自立・発達していこうとする「自己教育力」が備わっており、発達・発育に見あった環境を用意することで、その力が発揮されると考えられています。

    子供自身が興味関心を持ったことに取り組めるようサポートし、自立心や責任感、思いやりのある人間を育てることがモンテッソーリ教育の目的です。

    現在では、世界各国にモンテッソーリ教育の思想を取り入れた教育機関があり、日本でも幼稚園やインターナショナルスクールで実践されています。

    敏感期とは

    モンテッソーリ教育では、子供が成長する過程で特定の物事に興味と感受性を示し、同じことを集中して繰り返し吸収する時期を「敏感期」と呼びます。敏感期は9種類あり、それぞれ訪れる時期が異なります。

    • 言語の敏感期(胎内7か月〜6歳)
    • 感覚の敏感期(0〜6歳)
    • 秩序の敏感期(6か月〜4歳)
    • 運動の敏感期(6か月〜4歳半)
    • 小さいものの敏感期(1〜3歳)
    • 書くことの敏感期(3〜5歳)
    • 数の敏感期(3〜6歳)
    • 文化・礼儀の敏感期(3〜6歳)
    • 読むことの敏感期(4〜5歳半)

    ※年齢はあくまで目安で個人差があります。

    それぞれの敏感期に、好奇心を刺激する知育玩具などでの遊びを取り入れることで、子供はどんどん発達していきます。

    敏感期には、敏感になっている事柄を苦労なく身につけられますが、敏感期を過ぎてから身につけようとすると、かなりの努力が必要になります。

    たとえば「言語の敏感期」には、絵本の読み聞かせやことば遊びなどを積極的に行うのがおすすめです。敏感期は一定の時期を過ぎると自然と消えてしまい、二度と現れません。

    膨大な情報を無意識的に吸収していく「感覚の敏感期」には、五感を刺激する知育玩具を与えたり、新しいことを経験させてあげたりするとよいでしょう。

    モンテッソーリ教育から見た積み木のメリット

    赤ちゃんから小学生になるころまで長く遊べる積み木は、とくに「感覚の敏感期」や「運動の敏感期」にいる子供に適した知育玩具といわれています。モンテッソーリ教育の視点から見た、積み木遊びのメリットは以下のとおりです。

    • 五感を鍛えられる
    • 想像力・創造性が育まれる
    • 指先の発達につながる

    五感を鍛えられる

    積み木遊びでは、触る・舐める・見る・積む・音を聞くといった経験を積めるため、五感が刺激されて脳の活性化につながります。とくに、色や形、大きさなどが異なる積み木を目にすることで、「見る」(色・形・大きさなど)・「触れる」ことは他のおもちゃよりも知育効果が期待できます。中には、「聞く」「嗅ぐ」といった行動により聴覚や嗅覚の発達も期待できます。

    五感の発達は、すべての知的活動の基礎となるため、モンテッソーリ教育では感覚教育が重要視されています。なかでも3〜6歳は五感が著しく発達する時期で、吸収したものを頭の中で整理し、言語化していきます。この時期に、感覚を刺激する積み木を遊びに取り入れれば、子供の大きな成長が期待できるでしょう。

    想像力・創造性が育まれる

    積み木はシンプルでありながら、幅広い遊び方ができるのが特徴です。積み上げたり、ドミノのように並べたり、さまざまな形を組み合わせて造形を楽しんだりと、自由に遊ぶことができます。

    自分で考え、多彩な遊び方を試す過程で、想像力や創造性、問題解決力などの向上につながるでしょう。積み木は、子供が自ら学ぶ力を大切にするモンテッソーリ教育にぴったりの知育玩具です。

    指先の発達につながる

    積み木を掴んで積んだり並べたりするには、指先を細かく動かさなければなりません。こうした指先の微細運動を繰り返すことで、手先の器用さが養われます。

    とくに、手は第二の脳ともいわれ、運動の敏感期に積み木遊びで手先を鍛えると、脳の発達が促され、集中力や自分で考える力など、さまざまな能力の向上が期待できます。

    モンテッソーリ教育にあったおすすめの積み木5選

    モンテッソーリ教育の観点から見た、おすすめの積み木を紹介します。木の温もりを感じられるものや、好奇心を刺激するカラフルなものなど、幅広いタイプの積み木を選びました。子供の発達段階や好みにあわせて、楽しく遊べる商品を選びましょう。

    保育のプロが推薦する、松の木でできた「でこぼこ積み木」です。1パーツにつき18〜20の断面があり、難易度の高い積み木遊びを楽しめます。どの面を使うか、試行錯誤しながら遊ぶことで、手先の運動能力を高められます。

    多面を活かした高度な遊び方も可能で、子供が飽きにくいため、成長に応じて長く使用できます。1歳ごろの赤ちゃんには、握ったり音を出したりして五感を刺激する遊び方がおすすめです。3歳ごろになったら、積み木をジェンガのように積み上げて想像力を育みましょう。

    パーツは滑らかな触り心地で安全に遊べるほか、有害な塗料は不使用で、万が一舐めてしまっても安心です。

    「レインボー 箸トレーニングおもちゃ」を使ったピンセット型のお箸でふわふわのボールをつまむ動作は、運動の敏感期にある子供の指先を細かく使う練習になり、微細運動能力や集中力の発達につながります。

    さらに、ボールを積み上げて遊ぶことでバランス感覚や空間認識力も育まれ、子供は試行錯誤しながら自然と身体の使い方を学んでいきます。こうした「自分のペースで失敗しながら学べる」構造は、自己教育力を育てるモンテッソーリ教育の考え方にもマッチしています。

    色分けして分類したり、ままごと遊びで社会性を育んだりと、子供の想像力次第で遊び方は無限大。遊びを通して五感を使うことで、「感覚の敏感期」にある子供にも豊かな刺激を与えることができます。

    「はじめての積み木」にふさわしい高精度な作りが魅力のボーネルンドの木製ブロック。子供が積みやすいように面取り加工のパーツは、遊びの中で自然と指先の制御力や集中力を育てます。すべてのピースが「基尺」で統一されており、秩序の敏感期にある子供にとっても扱いやすく、空間把握や数量感覚を養うのに役立ちます。モンテッソーリ教育の観点から見ても、長く愛用できる積み木です。

    カードと同じ模様をキューブで再現するパズル形式のこの積み木です。16個のカラフルなキューブと難易度の違う図柄カードが、子供の思考力や集中力を引き出し、遊びの中で論理的に考える力を育てます。

    また、図柄作成に飽きてしまったら積み木や造形遊びとしても楽しめるため、成長段階に応じて長く活用できるのも魅力です。手を使って学ぶ体験を通じて、自己教育力が養われます。

    10層のアーチ型パーツは、積み上げる、並べる、組み合わせるといったシンプルな操作の中で、子供の想像力を引き出してくれます。虹を作ったり、橋やトンネルに見立てたりと自由度の高い造形遊びは、創造力や空間認識を養うのに適しています。

    素材には柔軟性のあるシリコンが使用されており、投げても壊れにくく、有害物質を含んでいません。指先の微細運動を促すだけでなく、自主的な遊びを通して試行錯誤する力や集中力が自然と身につく、モンテッソーリ教育にぴったりのアイテムです。

    モンテッソーリ教育から学ぶ積み木の遊び方

    モンテッソーリ教育では、子供がある物事に強く興味を示す敏感期に注目して、適切な環境を整えることで成長をサポートします。

    積み木はモンテッソーリ教育に適した知育玩具であり、以下のような遊び方により「感覚の敏感期」に五感を刺激したり、「運動の敏感期」に手先の動かす方法を鍛えたりすることが可能です。

    感覚の敏感期におすすめの遊び方

    • 積み木を見る(色・形・大きさなど)
    • 積み木に触れる
    • 音の鳴る積み木を聞く
    • 木の素材を嗅ぐ

    運動の敏感期におすすめの遊び方

    • 積み木を握る・指先でつまむ
    • 積み上げる・崩す
    • 積み木を並べる
    • 何かの形を作る

    各敏感期にあわせて、五感や手指の発達につながる遊び方を提供しましょう。また、子供の自主性をはぐくむためには、大人が口出ししないことが大切です。親の価値観を押し付けず、適切にサポートしながら子供の自由に遊ばせてあげてください。

    まとめ|モンテッソーリ教育に合う積み木選びで、子供の可能性を広げよう

    積み木は、子供の五感・運動能力・創造力をバランスよく育てられる知育玩具です。モンテッソーリ教育の視点から選ぶことで、敏感期に合った遊びを提供でき、子供の自発性や集中力を引き出すことにもつながります。今回紹介した積み木はどれも長く使えるものばかりです。子供に合ったものを選んで、毎日の遊びにぜひ取り入れてみてください。

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    参考文献
    日本モンテッソーリ教育綜合研究所,“モンテッソーリ教育とは”,
    https://sainou.or.jp/montessori/about-montessori/index.html(参照 2025-04-18)
    社会福祉法人清香会,“モンテッソーリ教育 「敏感期」 について ①”,
    https://www.seikoukai.or.jp/facilities/ogikubo/w2img/202406041240356%E6%9C%88%E3%82%B3%E3%83%A9%E3%83%A0%EF%BC%88%E8%8D%BB%E7%AA%AA%EF%BC%89%E5%8A%A0%E8%B3%80%E8%B0%B7Ver.pdf,(参照 2025-04-18)
    おもちゃのレンタル・サブスクAnd TOYBOX,“モンテッソーリ教育視点で見たおすすめ積み木まとめ【教具と積み木20選】
    https://and-toybox.com/blog/building-block-from-montessori-education/#%E3%83%A2%E3%83%B3%E3%83%86%E3%83%83%E3%82%BD%E3%83%BC%E3%83%AA%E6%95%99%E8%82%B2%E3%81%8B%E3%82%89%E8%A6%8B%E3%81%9F%E7%A9%8D%E3%81%BF%E6%9C%A8%E3%81%AE%E3%83%A1%E3%83%AA%E3%83%83%E3%83%88(参照 2025-04-18)

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