「おすすめのランドセルはあるのでしょうか?」
「ランドセルってどう選べばいいの?」
そんな疑問を感じている保護者の方も多いのではないでしょうか。子供が小学校生活をスタートするにあたり、ランドセルは毎日使う大切な通学アイテムです。値段も安くはないだけに、できるだけ長く使えて、後悔のない選び方をしたいと思うのは当然です。
この記事では、ランドセル選びのポイントや素材の違い、機能別のおすすめモデルまで、わかりやすく解説します。ランドセル選びに悩んでいるかたは、ぜひ参考にしてみてください。
※2025年7月2日時点の情報です。
ランドセル選びで失敗しないために知っておきたい3つのポイント
ランドセルは見た目だけで選んでしまうと、あとから「重い」「使いづらい」と感じることがあります。特に低学年のうちは、体力も筋力もまだ発達段階にあるため、体に合った機能性の高いものを選ぶことが大切です。
軽さと丈夫さのバランスを見極める
ランドセル選びでまず注目したいのが、本体の重さと素材の丈夫さです。人工皮革は軽量で扱いやすく、通学時の負担を軽減できます。一方、牛革やコードバンなどの天然皮革はやや重さがありますが、耐久性が高く型崩れしにくいという特徴があります。最近では、牛革と人工皮革の両方を組み合わせたハイブリッド型や、ナイロンやポリエステル素材を利用したランドセルなど軽量なものが多く売られています。
長期間使うことを見越して、軽さと強さのバランスが取れた素材を選ぶのが理想です。
子供の体格に合ったフィット感を重視する
成長途中の子供にとって、体にフィットするランドセルを選ぶことは非常に重要です。背中にしっかり沿う構造や、肩ベルトのクッション性、調節のしやすさなどが快適な背負い心地につながります。購入時には、実際に背負ってみて、体に合っているかどうかを必ず確認するようにしましょう。
実用性と安全性を兼ね備えているかチェックする
最近はA4フラットファイルやタブレット端末の持ち歩きが一般化しており、収納力が求められています。ランドセルを開けたときのメインポケットのマチ幅は、12cm以上あったほうがいいでしょう、また、内ポケットの配置、ファスナーの開け閉めのしやすさなども重要です。また、暗い時間の登下校に備えて、反射材の有無や防犯ブザー用のフックといった安全機能もあわせて確認しておきましょう。
ランドセルの種類と素材の違いを理解しよう
ランドセルは見た目こそ似ていても、使われている素材や構造によって使い心地や耐久性に差があります。とくに素材選びは、重さ・扱いやすさ・手入れのしやすさなどに関わる重要なポイントです。
クラリーノ(人工皮革)は軽さと扱いやすさが魅力
クラリーノは、主に人工皮革の一種として広く使われている素材です。軽量で水に強く、雨の日も安心して使えるうえ、手入れも簡単です。色やデザインの選択肢が多く、子供が気に入るモデルが見つけやすいのも特長です。通学距離が長い子供や、小柄な子にとっても扱いやすい素材といえます。
牛革は耐久性と高級感があり型崩れしにくい
牛革は、天然皮革のなかでも代表的な素材です。使い込むほどに風合いが増し、しっかりとした重厚感と耐久性を兼ね備えています。ただし、人工皮革に比べて重さがあるため、背負いやすさやクッション性に配慮したモデルを選ぶことが重要です。高学年まで長く使いたい場合にも適しています。
コードバンは希少で高価!質を重視したい人向け
馬の臀部からとれるコードバンは、非常にきめ細かく美しい艶がある高級素材です。耐久性も高く、型崩れしにくいのが特徴ですが、価格帯はかなり高めです。数量が限られているため、早期に売り切れることもあります。特別感を重視したい家庭に向いています。
機能別おすすめランドセルランキング10選
ランドセル選びでは、機能性や軽さに加えて、デザインの好みによって選択肢が大きく変わります。ここでは、男女別におすすめのランドセルをそれぞれ紹介します。
女の子におすすめのランドセル5選
外寸:D220×W260×H355mm
大マチ内寸: D125×W235×H315mm
重量:1,290g
主な素材:クラリーノF
内装素材:かぶせ裏/クラリーノ・内装/合成繊維
繊細なレース柄とティアラの刺繍が華やかで、まるでお姫様のような雰囲気を演出するランドセルです。装飾は立体的な質感があり、高級感も備えています。甘すぎず上品なデザインで、低学年から高学年まで違和感なく使える点もポイント。背あてのクッション性やワンタッチロック機能も充実しており、見た目だけでなく実用性も高いモデルです。
外寸:255mm×200mm×320mm
大マチ内寸:235mm×125mm×315mm
重量:1,290g前後
本体素材:クラリーノエフ
内装素材:抗菌・防臭生地
かぶせ裏素材:専用クラリーノ
背裏・肩ベルト裏素材:抗菌クラリーノ
金属素材:ソフトニッケル
お花モチーフの刺繍がランドセル全面にあしらわれ、遠目からでも華やかさが伝わるランドセル。身幅調整ベルトが付いており、1年生から高学年まで成長に合わせてフィット感を保てます。カラーバリエーションも淡く落ち着いた色が多く、子供の「かわいい」と親の「長く使いたい」が両立しやすいデザインです。華やかさと実用性を両立したい方におすすめ。
内寸:(約)W23.5×H31×D12cm
外寸:(約)W26.5×H32×D20cm
重さ:(約)1270g
本体:アンジュエールグロス
背裏:ブレスレザー
自然をモチーフにした繊細な刺繍と、ナチュラルなカラートーンが魅力のモデル。セイバンの「天使のはね」構造により、肩ベルトが立ち上がり、体への負担を軽減します。内装の柄にも森を感じる優しいテイストがあり、ランドセルの中までこだわりたい方にも◎。派手すぎず個性的、でもしっかり目を引くデザインです。
内寸:高さ約31.0×幅約23.5×マチ幅約14.5cm
外寸:高さ約32.0×幅約26.0×マチ幅約19.0cm
重量:約1,180g
素材:クラリーノ・エフ
クセのないシンプルな見た目と、通学時の揺れを防ぐチェストベルトが特長のランドセル。肩からずり落ちにくい構造は通学距離が長い子供や、歩くのが苦手な子供におすすめです。シンプルながらも丸みのあるかわいらしいデザインです。
重量:重量:約1200
黄色のレインカバーが付属しており、雨や汚れから本体をしっかり守れる点が特長のランドセルです。刺繍や縁取りのデザインにも高級感があり、軽量で扱いやすく、初めてランドセルを背負う子供でも使いやすいです。シンプルすぎず、個性も出せる可愛さを求める家庭におすすめです。ワンタッチ自動ロックですが、2段階式なので、走っているうちにランドセルが開いてしまったということを防げます。
男の子におすすめのランドセル5選
外寸:D220×W265×H350mm
大マチ内寸:D125×W235×H315mm
主な素材:クラリーノF
背・肩ベルト裏:人工皮革
カブセ裏:クラリーノ
内装:合成繊維
西部劇のようなウエスタン調デザインが目を引く、個性派ランドセル。型押し加工や装飾金具など、細部にまでこだわったデザインは、周りと差をつけたい男の子にぴったりです。クラリーノ素材で軽量かつ耐水性にも優れ、毎日の通学でも安心。機能とデザインの両立にこだわりたい家庭におすすめです。
サイズ:21.5 x 33.5 x 27.5 cm; 1.3 kg
素材:高級人工皮革、パール生地
迷彩柄とビビッドな差し色が組み合わさったクールなデザインが特長。撥水加工と通気性に優れた素材を使い、天候や季節を問わず快適に使えます。派手すぎず個性を出せるデザイン性と、収納力・耐久性・自動ロック機能など基本性能の高さが魅力。デザイン性と実用性を両方求める方に適しています。
外寸:約(W)26.3×(H)36×(D)23.5cm
重量:(約)1,040g
生地(本体):クラリーノエフ
生地(背裏):クラリーノ
「ポケモン」がデザインされたランドセルで、毎日の通学が楽しみになるアイテム。「ラクティ背カン」は左右別々に肩のベルトが動くので背中へのフィット感が高く、動きやすさも抜群です。内装にもキャラクターデザインが施されており、細部まで世界観を楽しめるのが魅力です。
外寸サイズ:(約)高さ35.5cm×幅20cm×長さ25.2cm
内寸サイズ:(約)高さ31.5cm×幅11cm×長さ23.5cm(A4ファイル対応)
重量:約1,200g前後
本体素材:人工皮革
落ち着いたデザインと機能性を兼ね備えたランドセルで、シンプルながら高級感のある合皮素材を使用しており、防水性や自動ロックなど基本機能も充実。通学時の負担を抑えたい方や、ジェンダーレスなデザインを探しているご家庭にも適しています。王道なデザインを探している方におすすめです。
サイズ(内寸):高さ約31.0cm×幅約23.5cm×マチ幅約12.5cm
サイズ(外寸):高さ約33.5cm×幅約26.5cm×マチ幅約20.5cm
主素材:アンジュエール グロス
背中:ブレスレザー
肩ベルト裏:ブレスレザー
戦士「ドラグーン」をモチーフにした力強いデザインがモデルのランドセル。セイバン独自の「天使のはね」構造で背負いやすさに優れ、肩への負担を軽減します。肩ベルト部分に反射材や防犯ブザーフックなど安全機能も充実。機能性・安全性・デザインすべてにこだわりたい方にぴったりです。
ランドセル購入のタイミングとチェックポイント
ランドセルは購入のタイミングによって、選べる種類や特典、価格が大きく変わることがあります。焦らず、でも出遅れないように、最適な時期と確認しておきたいポイントを整理しておきましょう。
購入のベストタイミングはいつ?
ランドセル商戦のピークは、毎年ゴールデンウィークから夏休みにかけて訪れます。特に人気モデルや限定カラーは夏前に完売することもあるため、早めに候補を絞っておくのがおすすめです。実物を店頭で確認しつつ、秋以降に値引き販売を狙うという選び方もありますが、その場合は選択肢が限られる可能性もあるため注意が必要です。
店頭とネット、それぞれの購入メリットとは
実店舗では、ランドセルを実際に背負ったときのフィット感や素材の質感を確認できる点が大きな魅力です。一方、インターネットではカラーやモデルの選択肢が多く、レビューを参考にしながらじっくり選べるのがメリットです。名入れやオリジナルカバーなど、ネット限定の特典が用意されていることもあるため、どちらが自分たちのスタイルに合うか見極めましょう。
購入前に確認したい3つの重要ポイント
まず確認しておきたいのは、子供の体格に合ったサイズと重さです。特に小柄な子供にとっては、軽さや肩ベルトのフィット感が毎日の通学の快適さを左右します。次にチェックすべきは、素材の強度や背カン・ベルトの構造など、長く使ううえでの耐久性です。3つ目に忘れてはならないのが、安全面の配慮。反射材の配置、防犯ブザー用フックの位置など、通学路での安全を確保できる設計かどうかも大切な視点です。
ランドセル選びで親子が後悔しないために
ランドセルは子供にとって初めての本格的な通学道具であり、保護者にとっても数年間使う前提の大きな買い物です。デザインや価格だけで選んでしまうと、「思ったより重い」「収納が足りない」など使いにくさを感じることもあります。満足度の高い選び方をするために、親子それぞれの視点から大切なポイントを確認しておきましょう。
子供の「好き」だけで決めるのは悪いことではない
ランドセル選びで、子供が「これがいい!」と気に入ったデザインや色を選ぶことは、通学への意欲を高めるうえでも重要な要素です。とくに低学年のうちは「好きなデザインだから毎日使いたい」と思えることが継続的な通学にもつながります。一方で、成長にともなって好みが変わるケースも多いため、高学年でリュックに切り替える可能性や、途中で買い替えることも視野に入れておくと安心です。「6年間絶対に同じものを使い続ける」ことにこだわらず、柔軟に考えることで、子供の納得感と実用性のバランスを取りやすくなります。
親が見るべきポイントは「快適さ」と「実用性」
デザインに加えて確認しておきたいのが、実際の使いやすさです。背あての通気性や肩ベルトのクッション性、荷物の取り出しやすさなど、日々の使い心地に直結するポイントは見逃せません。また、雨天時の耐水性や、お手入れのしやすさなども、実際に使い始めてから後悔しやすいポイントです。家庭によっては習い事用バッグを併用するケースもあるため、収納力とのバランスを見て選ぶのもひとつの方法です。
試着・比較・情報収集が満足のカギ
後悔を避けるには、気になるモデルをできるだけ実際に背負ってみることが大切です。体にフィットするかどうか、背中にどれだけ密着するかは写真だけでは判断しきれません。店頭での試着とあわせて、オンラインでのレビューや比較情報も活用し、メーカーごとの違いを把握しましょう。親子で一緒に調べたり選んだりすることで、納得のいくランドセル選びがしやすくなります。
まとめ|後悔しないランドセル選びのために大切なこと
ランドセルは見た目や価格だけで選んでしまうと、後々「もっと軽いものにすればよかった」「使いにくかった」と感じることもあります。ですが、子供と一緒に選ぶプロセスを大切にしながら、使いやすさや安全性、成長に合わせた設計などを意識して比較していけば、納得のいく選択がしやすくなります。
とくに近年では、高学年でリュックに切り替える家庭や、途中で買い替えを視野に入れるケースも増えています。そうした前提を踏まえれば、「子供の好きなデザインで選びたい」「価格を抑えつつも質にこだわりたい」といった要望にも柔軟に対応できます。
この記事で紹介したランドセルや選び方の視点を参考に、子供の気持ちと日々の使いやすさの両方を満たせる「わが家にとっての正解」を見つけましょう。
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