「ベビー用ハイチェアは必要?」
「どのようなハイチェアがおすすめ?」
離乳食を始めたことで、ハイチェアの購入を考える方は多いでしょう。ベビー用ハイチェアを選ぶ際は、長く使えるか、安全性や食事のしやすさ、座り心地など、さまざまな観点から検討することが大切です。
この記事では、ベビー用ハイチェアの導入時期や選び方のポイント、おすすめ商品を紹介します。ぜひ参考にしてみてください。
※2025年7月18日時点の情報です。
ベビー用のハイチェアとは?いつから導入するべき?
ベビー用のハイチェアとは、主にダイニングテーブルで子供が使用する椅子のことです。子供と目線を合わせやすく、楽な姿勢でごはんをあげられるメリットがあります。
親子でのコミュニケーションを取りやすいことから、子供に「食事をするのが楽しい」と感じてもらいやすい点も魅力です。
ベビー用ハイチェアは、大きく「チェアのみ」「テーブル付き」「テーブル&トレイ付き」の3タイプに分かれます。どのタイプを選ぶかで、食べやすさやお手入れのしやすさなどが変わってくるため、家庭の状況に合わせて選びましょう。
生後6~7か月からが目安
ベビー用ハイチェアの使用開始時期は商品によって異なりますが、生後6~7か月ごろが目安です。腰がしっかりして、お座りが安定してできるようになったら導入を検討しましょう。
1人座りがまだうまくできない状態でハイチェアを使うと、身体に負担がかかるほか、転倒のリスクも高まります。成長のスピードには個人差があるため、子供の様子をよく観察したうえで使い始めることが大切です。
一般的には、離乳食を開始するタイミングで、食事の場所を確保するために購入する家庭が多いです。
失敗しないベビー用ハイチェアの選び方
ベビー用ハイチェアには数多くの種類があるため、何を基準に選べばよいのか悩む方も多いでしょう。ここからは、長く使えるベビー用ハイチェアを選ぶために、押さえておきたいポイントを紹介します。
機能性はもちろん、素材やデザインなども考慮して、子供にとっても親にとっても使いやすいものを選びましょう
安全性に配慮している
ハイチェア選びで重要なポイントは安全性の高さです。転倒を防ぐために、椅子の脚が広く安定しているものや、脚裏に滑り止めが付いているものを選びましょう。
また、ベルトやガードなどの安全機能が備わっていると、使用中の転倒リスクを軽減できます。立ち上がりや抜け出しを防ぐには、5点式ベルトで、股とおなかの両方にガードが付いているものが効果的です。
乗せ降ろししやすい
親にとっての使いやすさもチェックしたいポイントです。乗せ降ろしをスムーズに行えるよう、座面が広く、足を通す空間にゆとりがあるチェアが適しています。
また、ベルトの着脱やテーブルの取り外しがしやすいかどうかも確認してください。
正しい姿勢で食事ができる
お座りができるようになったばかりの子供は、背もたれに寄りかかって座る傾向があります。そのため、背もたれの高さが首の後ろまであるハイチェアを選ぶと、食べやすい姿勢をキープしやすいです。
また、テーブルとハイチェアの高さが合っていないと、体が安定せず食事がしづらくなります。テーブル付きのハイチェアであれば、姿勢が崩れにくいでしょう。
チェアにテーブルが付いておらず、ダイニングテーブルで食事をする場合は、高さ調節可能なタイプがおすすめです。
掃除がしやすい
食後の掃除やお手入れの手間を軽減するためには、取り外しできるトレー付きのハイチェアを選ぶとよいでしょう。
水をはじく素材や、凸凹が少ないデザインのものを選ぶと、汚れを落としやすいです。
成長に合わせて長く使える
ハイチェアの使用可能期間は商品によって異なります。座面と足置きの高さを細かく調節できるタイプを選べば、成長に合わせて長く使い続けられるでしょう。具体的には、4段階以上の調節が可能で、1段階の高さが3cm以下のものがおすすめです。
また、耐荷重が60〜80kgほどあるものであれば、高校卒業まで使用できる場合もあります。ハイチェアを使わなくなったあとは、学習椅子やダイニングチェアとして活用できるものもあります。
収納スペースをとらない
ダイニングの広さが限られている場合や、来客時にスペースを確保したい場合は、折りたたみ式のハイチェアもおすすめです。使わないときはコンパクトに収納することで、スペースを有効活用できます。
ただし折りたたみ式は、固定式のハイチェアに比べてぐらつきやすい点に注意が必要です。
ベビー用のハイチェアおすすめ5選
ここまで解説した選び方のポイントを踏まえて、おすすめのベビー用ハイチェアを紹介します。子供の発達段階やダイニングのインテリアなどに合わせて、使いやすい一台を選びましょう。
対象年齢:6か月~
サイズ:53奥行き x 50幅 x 89高さ cm
素材:木材
ビヨンドジュニアの「ベビーチェア ハイチェア」は、乳幼児期から学童期まで長く使用できる食事用ハイチェアです。転倒防止ガードと5点式ベルトを搭載し、安全性に配慮しています。
奥行きは2段階、座板と足置き場の差し込み溝は9段階あり、成長に合わせてベストな位置に調節可能。テーブルカバー付きで、汚れたら外して丸洗いできるため、お手入れも簡単です。背もたれや座面も防水仕様になっているため、赤ちゃんが使いやすい設計です。さらに、耐荷重は約113kgと頑丈な作りで、テーブルを外せば大人でも使用できます。
「ストッケ トリップトラップ 本体+ベビーセット2」は、奥行きや高さを自由に調節でき、どのようなダイニングテーブルにもフィットするハイチェアです。子供の腰回りと背中をしっかりとサポートする背もたれとガードがセットになっています。
人間工学にもとづいて設計されており、正しい姿勢をサポートします。耐荷重は最大136kgで、大人が座っても問題ありません。温かみを感じられる木の風合いと、シンプルでおしゃれなデザインも魅力のひとつです。
対象年齢:6か月~
サイズ:65奥行き x 55.2幅 x 81.5高さ cm
素材:鉄, アルミニウム, ポリプロピレン, 高密度ポリエチレン
「NOVUS ベビーハイチェア」は、モダンなダイニングテーブルによく合う、おしゃれなベビー用ハイチェアです。6か月頃から大人まで長く愛用できます。
ベルトと股ガード付きのため、ずり落ちや立ち上がりの心配がありません。姿勢が安定しやすく、お座りができるようになったばかりの子供でも食事をしやすいのが特徴です。
テーブルとガードはワンタッチで取り外すことができ、乗せ降ろししやすいです。座板の高さは4段階、座板奥行きは3段階、足場のステップは9段階の調節が可能です。
対象年齢:6か月~
サイズ:70奥行き x 64幅 x 87高さ cm
「ZOOBLY 多機能ベビーチェア ハイ/ロータイプ」は、片付けやすいダブルテーブルで、ハイチェアにもローチェアにもなる便利な一台です。転倒防止ガードや5点式ベルトなど、子供の安全を守る機能を搭載しています。また、取り外し可能なキャスターが付いているため移動も簡単です。
使わないときはワンタッチで簡単に折りたためて、コンパクトに収納できます。おむつや哺乳瓶、おもちゃなどを入れられる収納カゴ付きです。
対象年齢:6か月~
サイズ:78奥行き x 60幅 x 98高さ cm
「UBRAVOO ベビーチェア」は、ハイチェア・ローチェア・テーブルチェアとして使える多機能な一台です。脚部分が大きく安定性に優れているほか、5点式ベルトで抜け出しや立ち上がりを防止します。
テーブルの奥行きは3段階あり、子供の成長に合わせて食べやすい仕様になっています。ほどよい弾力がある専用クッション付きで、座り心地の良さにもこだわっています。耐水性・耐久性に優れ、汚れてもサッと拭くだけできれいになります。
折りたたみ式のため簡単に持ち運べて、家具の隙間などにスリムに収納できる点も魅力です。
もう1つの選択肢!ハイチェアとテーブルチェアの違いは?
ダイニング用のベビーチェアを購入するにあたって、ハイチェアとテーブルチェアのどちらにするか迷う方もいるでしょう。
テーブルチェアとは、ダイニングテーブルなどにネジやロックバーなどで固定して使う子供用チェアです。
ハイチェアとは異なり、脚がないため場所をとりません。子供により近い場所で食事のお世話ができる点もメリットです。また、折りたたみができるタイプが多く、持ち運びにも適しています。
ただし、テーブルの厚みによっては取り付けられない場合があるうえ、テーブルチェアは耐荷重が15kg程度までの製品が多く、一般的に3歳頃までしか使用できません。また、脚がぶらぶらしてしまうので、姿勢に気を配ってあげる必要があります。
ハイチェアとテーブルチェアそれぞれのメリットを以下にまとめました。
【ハイチェアのメリット】
- 座面や足置きの高さ調節が可能
- 耐荷重が大きく、長く使える
- 安定性に優れている
【テーブルチェアのメリット】
- 脚がなく省スペースに設置できる
- 持ち運びが簡単
- 洗える物が多く、掃除やお手入れの手間が少ない
食事のお世話や掃除を楽にしたい方、外出先や帰省時も使えるチェアがほしい方は、テーブルチェアが向いているでしょう。
一方、大人まで長く使えるチェアを探している場合はハイチェアがおすすめです。用途や子供の年齢、テーブルの形状などに合ったチェアを選んでください。
まとめ|子供の成長と暮らしに合ったハイチェアを選ぼう
ベビー用ハイチェアにはさまざまなタイプがあるため、家庭の状況に合ったものを選ぶことが大切です。使用期間や安全性、掃除のしやすさ、座り心地などをチェックしましょう。
高さ調節が細かくできるものであれば、子供が大きくなっても長く使えます。安全で使いやすいハイチェアを選び、子供の快適な食事をサポートしてあげましょう。
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▼参考文献
Benesse たまひよ,“【理学療法士に聞く】首すわり前、腰すわり前からの”おすわり練習”がNGな理由”,https://st.benesse.ne.jp/ikuji/content/?id=12410(参照 2025-07-18)