「1歳のクリスマスに絵本を贈りたい」
「1歳への読み聞かせのコツは?」
初めて、または2回目のクリスマスを迎える1歳の赤ちゃんにとって、絵本は思い出に残る素敵なプレゼントです。1歳頃になると色や音、シンプルなストーリーに興味を持ち始めるため、読み聞かせを通じて、愛情や季節のぬくもりを感じられるでしょう。
この記事では、1歳児にぴったりのクリスマス絵本を紹介します。あわせて、子供が絵本をもっと好きになるような読み聞かせのコツもまとめました。クリスマス絵本を取り入れて、親子の特別な時間を過ごしましょう。
※2025年10月23日時点の情報です。
【1歳向け】クリスマスにぴったりの絵本を選ぶときのコツ
クリスマスに関連する絵本は多くの種類があるため、どれを選べば良いか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。子供に合った絵本を選ぶには、年齢や発達段階に合わせることが大切です。
ここからは、1歳向けのクリスマス絵本選びのポイントを4つ紹介します。
クリスマスの「温かい雰囲気」が伝わるもの
クリスマスならではのワクワク感を味わえる絵本は、子供の記憶に深く残る素敵なプレゼントとなります。
家族の団らん、プレゼントを配るサンタさんの優しさ、雪の日のぬくもりなど、愛情や安心感がテーマのものを選ぶと良いでしょう。絵本を通じて、思いやりの心や豊かな情緒も育まれます。
五感を刺激するしかけがあるもの
絵本を「読む」だけではなく「遊ぶもの」として楽しめるしかけ絵本は、1歳児の興味を引きつけます。具体的には、以下のような絵本が効果的です。
- 質感の違いを楽しめる絵本(もこもこ、ツルツルなど)
- 指先を使う遊びを促す絵本(めくる、スライド、引っ張るなど)
- 音の出る絵本
力加減がまだ難しいため、丈夫で破れにくいボードブックタイプを選ぶと安心です。
シンプルで鮮やかな色とイラスト
1歳児は、はっきりとした色や形を好む傾向があります。そのため、赤、緑、白、金など、クリスマスのモチーフを際立たせる鮮やかな配色が使われている絵本がおすすめです。また、イラストもシンプルでわかりやすいものを選びましょう。
短いストーリーでページ数が少ないもの
1歳の子供は、まだ絵本に長く集中できません。そのため、ページ数が少なく、手軽に読めるしかけ絵本を選ぶことが大切です。
短いフレーズの繰り返しや、簡単な展開の物語になっているものが良いでしょう。「わんわん」「キラキラ」などの擬音語・擬態語を多用した、リズミカルでテンポの良い絵本もおすすめです。
クリスマスに与えたい1歳向けのおすすめ絵本7選
ここまで解説した選び方のポイントを踏まえて、1歳児におすすめのクリスマスをモチーフにした絵本を紹介します。手を動かして遊べるしかけや、クリスマスのモチーフが満載のカラフルな仕様など、親子で楽しめる絵本をピックアップしましたので、ぜひ参考にしてください。
対象年齢:1歳~
サイズ:16 x 16 x 2 cm
ページ数:8ページ
「クリスマスパーティーはじまるよ!」は、子供への初めてのクリスマスプレゼントにもぴったりの、動き出すしかけ絵本です。しかけを動かすたびに、チキンやケーキ、色とりどりのフルーツなど、クリスマスのごちそうがどんどんでき上がります。ひらぎみつえさんのカラフルでシンプルなイラストと楽しいしかけが、子供に繰り返し手を伸ばしやすい一冊です。読み聞かせながら、クリスマスのワクワクを一緒に感じましょう。
対象年齢:1歳~
サイズ:16 x 1.6 x 16.2 cm
ページ数:32ページ
「クリスマスのかくれんぼ」は、大人気シリーズ「これなあに?かたぬきえほん」の表紙が金色の豪華スペシャル版です。型抜きのしかけ部分をめくると、かくれんぼしていたツリー、トナカイ、サンタクロースなど、クリスマスを彩るアイテムが次々と現れます。コントラストの効いた美しい色彩とシンプルな形は、1歳児の視覚と好奇心を刺激するのにぴったりです。「これなあに?」と親子で指さし遊びをしながら、色や形も学べます。丈夫なボードブック仕様のため、子供でも扱いやすい点も魅力です。
対象年齢:1歳~
サイズ:16.5 x 0.8 x 16.5 cm
ページ数:28ページ
「ゆきのひのうさこちゃん」は、うさこちゃんが初めての雪の日を体験する、心温まる物語です。寒くて泣いている小鳥のために、うさこちゃんはかなづちと木切れでおうちを作り始めます。冬の遊びの楽しさだけではなく、思いやりの気持ちも教えてくれる名作絵本です。また、白と鮮やかな色彩のコントラストが美しく、子供の想像力を育みます。
対象年齢:1歳~
サイズ:21 x 18.7 x 0.7 cm
ページ数:24ページ
「おんなじおんなじ ももんちゃん」は、丸くて愛らしいももんちゃんが、雪の日に大活躍する一冊です。ももんちゃんが自分のお気に入りの赤いぼうし、赤いてぶくろ、赤いながぐつを雪だるまにつけてあげると、「おんなじおんなじ」と雪だるまが動き出します。繰り返しのリズムが心地良く、1歳の子供でも飽きずに楽しめるでしょう。誰かのために何かをしてあげる優しさや、おそろいの喜びを体験できる、心温まるストーリーです。
「ゆかいなゆきだるまくん: ゆきでいっしょにあそびましょ!」は、親子の触れ合いタイムを楽しめる、ユニークなパペットしかけ絵本です。絵本の裏側から手を入れると、ふわふわのゆきだるまくんが飛び出し、まるで生きているかのように動き出します。雪が降る冬景色のなかで、ゆきだるまくんが雪合戦をしたり、動物たちと触れ合ったりする物語を、指先の動きに合わせて演じながら楽しめます。ごっこ遊びを促し、創造力も育む、遊び心いっぱいの一冊です。
対象年齢:1歳~
サイズ:16 x 16 x 2 cm
ページ数:8ページ
「サンタさん どこにいるの?」は、クリスマスの楽しさを凝縮したしかけ絵本です。しかけを動かすたびに、愛らしいサンタさんが「ここじゃよ!」とひょっこり顔を出します。サンタさんが隠れたり現れたりする遊びが子供を夢中にさせ、クリスマスの特別な雰囲気を伝えてくれます。視覚的な楽しさと、触って動かす楽しさを通して、親子のコミュニケーションが豊かになるでしょう。丈夫で破れにくいボードブックタイプです。
対象年齢:1歳~
サイズ:15.1 x 1.4 x 15 cm
ページ数:12ページ
「クリスマスプレゼントなぁに?」は、クリスマス気分が盛り上がるプレゼント探しの絵本です。サンタさんからのプレゼントの中身を次々と見つけていくワクワク感を、繰り返し味わえます。シンプルでカラフルなイラストは、1歳頃の子供にもはっきり見やすく、指差しや呼びかけが生まれやすい構成です。クリスマスという特別な日の喜びを伝えるだけではなく、遊びながら楽しく学べる要素が満載です。
【1歳向け】絵本の読み聞かせ中に意識すべきこと
1歳児にとっての読み聞かせは、言葉の学習よりも、親子の楽しいコミュニケーションととらえることが大切です。絵本を大好きになってもらうために、以下の点を意識しましょう。
子供が読みやすい位置で持つ
子供が絵全体をしっかりと見られるように、視線や座る位置を考慮して絵本を持ちましょう。絵が見えないとストーリーを理解しにくく、子供がすぐに飽きてしまいます。
ゆっくり・はっきりと読む
言葉をしっかりと聞き取れるように、普段会話するスピードよりも少しゆっくり、丁寧な発音で読むことがポイントです。また、ページをめくるタイミングも子供のペースに合わせましょう。
絵本は動かさない
子供の視界に合わせて絵本を固定し、グラグラさせずに持つことで、集中して読みやすくなります。絵本を動かすと、子供が思い描いたイメージを壊し、想像力を妨げてしまう恐れがあるため注意してください。
過度な抑揚や演技は控える
リズミカルな音(オノマトペ)を強調するなど、楽しく読む工夫は、子供の興味を引くのに効果的です。ただし、声の抑揚が過剰だったり、声色が頻繁に変わったりすると、子供の集中力が途切れ、読み聞かせの効果が薄れてしまいます。普段会話するときのように、自然な抑揚を心がけましょう。
子供の反応を大切に受け止める
読み聞かせ中に子供が絵を指さしたり、声を出したり、ページをめくろうとしたりするかもしれません。これらの行動は、絵本への興味や関心の表れです。どのような反応も否定せずに受け止め、すぐに共感の言葉を返してあげましょう。一方的に読み聞かせるのではなく、子供とのやりとりを楽しみながら進めていくことが大切です。
落ち着いた環境で読む
気が散るものがない静かな場所で絵本を読むことで、子供は絵本の世界に集中できます。テレビを消したり、おもちゃを片付けたりするほか、洗濯機や掃除機などの生活音が少ない場所や時間帯を選んでください。寝る前は穏やかな絵本、日中はしかけや音の出る絵本など、時間帯に合わせて使い分けるのもおすすめです。
親自身も楽しむ
ママやパパが楽しそうに読む姿は、子供にとって大きな喜びです。教育的な効果ばかり考えすぎず、親子の触れ合いの時間を楽しみましょう。
まとめ|1歳の成長に寄り添う絵本で、クリスマスをもっと特別に
1歳向けのクリスマス絵本を選ぶときは、温かい雰囲気、しかけ、鮮やかな色、短いストーリーがポイントです。子供の五感を刺激し、クリスマスのワクワク感を伝えられる絵本を選んでください。
読み聞かせでは、子供のペースに合わせ、親子のコミュニケーションを優先して楽しむことが大切です。特別な一冊で、クリスマスにぬくもりあふれる思い出を作りましょう。
#知育 #絵本 #クリスマス #幼児絵本 #読み聞かせ #知育ママ #1歳