母の日に読みたい絵本8選|子供と一緒に感謝の気持ちを育てる物語

    母の日 絵本

    母の日が近づくと、「子供と一緒に何かしたほうがいいのかな」「まだ小さいけれど、行事として関わらせたほうがいいのだろうか」と悩むかたもいるのではないでしょうか。カーネーションやプレゼントを用意するには早い年齢でも、気持ちを伝える経験は少しずつ積み重ねていきたいと感じるかたも多いでしょう。

    そのような家庭で取り入れやすい方法のひとつが、絵本の読み聞かせです。母親や感謝、お母さんを大事に思う気持ちをテーマにした絵本は、「ありがとう」という言葉を無理に教え込まなくても、物語を通して相手を思う気持ちに自然と触れられる特徴があります。親子で同じ時間を過ごしながら、行事の雰囲気をやさしく感じ取れる点も魅力です。

    この記事では、母の日に読みたい絵本を中心に、絵本を通して気持ちを育てる考え方や、年齢に合わせた関わり方をまとめています。母の日を親子で穏やかに楽しむきっかけとして、ぜひ、参考にしてください。

    ※2026年1月22日時点の情報です。

    目次

    母の日に絵本を読む意味|行事を通して気持ちを伝える経験

    母の日は、「ありがとうを伝える日」として知られていますが、子供にとって、その意味を言葉で理解することは簡単ではありません。だからこそ、行事の目的を説明するよりも、物語を通して気持ちに触れる体験が大切になります。絵本は、母の日を「覚える行事」ではなく、「感じる行事」として親子で共有しやすい存在です。ここでは、母の日に絵本を読むことが、どのように親子の時間につながっていくのかを整理します。

    ありがとうを言わせなくていい|絵本だから伝わる気持ちがある

    母の日というと、「ありがとうと言わせたほうがいいのでは」と考えてしまう場面もあります。しかし、感謝の気持ちは、必ずしも言葉として表に出る必要はありません。絵本の読み聞かせでは、登場人物の行動ややり取りを見ながら、子供なりにさまざまな感情を受け取ります。その中で、「大事に思う」「そばにいたい」といった気持ちが自然と育っていくこともあります。

    言葉で伝えることを求めないからこそ、子供は安心して物語に入り込めます。母の日に絵本を読む時間は、気持ちを評価したり確認したりする場ではなく、ただ一緒に感じる時間として成り立ちます。

    母の日は行事体験|覚えさせるより感じる時間を大切に

    行事は、意味を理解してから参加するものではなく、繰り返し体験する中で少しずつ身についていくものです。母の日も同様で、「何の日か」を説明するより、雰囲気や出来事として記憶に残ることが大切です。絵本は、行事の雰囲気をやさしく伝えてくれるため、年齢が低い子供でも無理なく関わりやすいです。同じテーマの絵本を毎年読むことで、「この時期に読むお話」という感覚が自然と育ちます。理解できる内容は年齢とともに変わっても、行事と絵本が結びついた記憶は、少しずつ積み重なっていきます。

    親子で同じ物語を見る時間が、気持ちの土台になる

    絵本の読み聞かせでは、同じページを見て、同じ時間を過ごすこと自体に意味があります。感想を求めたり、正しい受け取り方を教えたりしなくても構いません。子供が感じたことをそのまま受け止める姿勢が、安心感につながります。このあと紹介する母の日に読みたい絵本も、それぞれに異なる表現や雰囲気があります。どの絵本も、「こう感じなければならない」という答えはありません。親子で同じ物語に向き合う時間が、気持ちを育てる土台になっていきます。

    母の日の絵本を選ぶポイント|子供の年齢と発達に合わせて

    母の日の絵本を選ぶとき、「何歳向けか」を気にするかたもいますよね。ただ、母の日をテーマにした絵本の場合は、年齢表示だけで判断するよりも、子供がどのように物語と関わるかを意識することが大切です。ここでは、年齢や発達段階に合わせた絵本の選び方を整理します。

    年齢で分けすぎなくていい|感じ方は子供それぞれ

    絵本は、同じ内容でも年齢によって受け取り方が変わります。言葉の意味を理解できなくても、繰り返しのリズムや絵の雰囲気から安心感を得ることは十分に可能です。母の日の絵本も、「内容を理解できるか」より、「一緒に見て心地よいか」を基準に選ぶと、親子の時間として成立しやすくなります。

    子供が音や呼びかけを楽しめるものから、気持ちの揺れを感じ取れるものなど、絵本の内容はさまざまです。年齢を限定せず、今の子供の反応を見ながら選ぶ姿勢が大切です。

    言葉が少なくても大丈夫|絵やリズムを楽しめる絵本

    言葉が多い絵本は難しそうに感じるかもしれませんが、すべての文章を理解できなくても問題ありません。子供が絵の表情や色づかい、ページをめくる流れに自然と関われていれば、その時間自体が意味のある体験になります。特に母の日を扱った絵本は、日常の親子のやり取りを描いたものが多く、絵を見るだけでも安心感や親しみを感じやすい特徴があります。読み聞かせの際は、途中で止まったり、同じページを何度も見たりしても問題ありません。子供のペースに合わせて関わることで、絵本の時間そのものが心地よい体験になります。

    気持ちが揺れる内容も大切|成長につながる絵本の役割

    母の日の絵本には、やさしい場面だけでなく、怒ったり、すれ違ったりする様子が描かれているものもあります。そのような内容は、子供にとって刺激が強いのではと心配になることもあるでしょう。しかし、感情の揺れを描いた物語は、「どんな気持ちでも受け止めてもらえる」という安心感につながることがあります。親子関係には、楽しい時間だけでなく、思うようにいかない場面もあります。絵本を通してそうした姿に触れることで、子供は自分の気持ちを重ねたり、整理したりするきっかけを得られます。

    母の日に読みたい絵本8選|感謝の気持ちが育つ物語

    母の日に絵本を読むときは、「感謝を伝える内容になっているか」だけでなく、子供がどのような気持ちに触れられるかを意識することが大切です。ここでは、親子関係のさまざまな側面を描いた絵本をまとめています。どの絵本も、母の日に限らず、繰り返し読み返せる特徴があります。

    「おかあさん」は、身近な生活の中にある親子の関わりを、落ち着いた表現で描いた絵本です。「おかあさん」という存在が、日常の中でどのように子供のそばにあるのかを、静かに感じ取れる構成になっています。物語として大きな出来事が起こるわけではないため、子供は絵や雰囲気を通して、安心感や親しみを受け取ります。母の日に読むことで、「一緒に過ごしている時間」に目を向けるきっかけになります。読み聞かせの際に説明を加えなくても、親子で同じ場面を見て過ごす時間そのものが意味を持つ一冊です。

    「ママだいすき」は、短い言葉とやさしいリズムで構成されており、言葉の意味を理解しきれない年齢の子供でも関わりやすい絵本です。さまざまな動物親子の幸せそうな姿と温かい言葉が入っていて、読み聞かせの時間が自然なコミュニケーションになります。母の日に合わせて読む場合も、「ありがとうを言う」ことを目的にせず、声や間を楽しむ読み方が向いています。子供が言葉をまねしたり、音として楽しんだりする姿を見守ることで、絵本の楽しさを知っていきます。家庭での読み聞かせに取り入れやすい一冊です。

    「おかあしゃん。はぁい。」は、呼びかけと応答が繰り返される構成で、声に出して読むことで親子のやり取りを楽しめる絵本です。「おかあしゃん。」「はぁい。」のやり取りが描かれており、同じ言葉でも子供の呼びかけやお母さんの返答にいろんな意味があり、読めば読むほど奥深い作品です。母の日に読むと、「呼べば応えてくれる存在がいる」という安心感に触れるきっかけになります。低年齢の子供でも参加しやすく、読み聞かせを通して幸せな時間を共有できます。親が構えすぎずに読める点も特徴です。

    「おこりんぼママ」は、お母さんにものすごく怒鳴られたショックで、ペンギンの「ぼく」の体がバラバラになってしまうところから始まる絵本です。翼やくちばしなどが散らばるという大胆な表現を通して、怒られたときの子供の心の揺れをイメージしやすくしています。物語は驚きの展開ですが、最後は「ぼく」を助ける存在が描かれ、親子の結びつきに触れられます。母の日に読む場合も、「怒る・怒られる」を良し悪しで裁かず、読み終えたあとに安心できる関わり方につなげやすい一冊です。

    「いいこってどんなこ?」は、「いい子」という言葉をきっかけに、子供の存在そのものに目を向けられる絵本です。問いかけるような構成のため、年齢や経験によって感じ方が変わります。母の日に読むことで、行事の中で何かを求められる立場ではなく、そのままで大切にされている感覚に触れるきっかけになります。子供だけでなく、大人にとっても読み返すたびに受け止め方が変わる特徴があります。

    「ぼくおかあさんのこと…」は、言葉を重ねすぎず、余白のある表現で構成された絵本です。子供の視点から見たお母さんへの思いが描かれており、読む人それぞれが異なる受け取り方をします。母の日に読む場合も、感想を言葉にさせる必要はありません。読み終えたあとに静かな余韻が残り、子供が自分なりに感じたことを心の中で整理する時間につながります。落ち着いた雰囲気の読み聞かせを大切にしたい家庭に向いています。

    「おかん」は、親子のやり取りを、ユーモアを交えて描いた絵本です。母の日という行事に対しても、重くなりすぎず、家庭ごとの雰囲気で楽しめます。関西弁の表現が印象的で、声に出して読むことでテンポのよさを感じられます。年齢が上がった子供にも親しみやすく、家族で一緒に読む時間を作りやすい一冊です。母の日を形式にとらわれず、自然体で過ごしたい家庭に合います。

    「おかあさんだいすき」は、長く読み継がれてきた絵本で、母への思いが静かに描かれています。特定の時代や状況に寄りすぎない内容のため、親子それぞれの経験を重ねながら読むことができます。母の日に毎年手に取る絵本としても取り入れやすく、年齢が上がるにつれて感じ方が変わる点も特徴です。派手な演出はありませんが、行事を穏やかに受け止める時間を作りたい家庭に向いた一冊です。

    読み聞かせの工夫|母の日を特別な時間にする関わり方

    母の日に絵本を読む時間は、特別なことをしなくても成立します。大切なのは、子供に何かをさせたり、気持ちを引き出そうとしたりしないことです。絵本は、読んだあとに行動や言葉が返ってこなくても、心の中でゆっくり残っていくものです。ここでは、母の日の読み聞かせを穏やかな時間にするための関わり方を整理します。

    感想を聞き出さなくていい|そのまま終えても大丈夫

    読み聞かせのあと、「どう思った?」「ママのこと好き?」と聞きたくなる場面もあるかもしれません。しかし、絵本は、感想を言葉にさせない関わりのほうが向いていることもあります。子供は、その場で言葉にできなくても、後から思い出したり、別の遊びの中で表現したりすることがあります。読み終えたら、そのまま本を閉じて一緒に過ごすだけでも、十分に意味のある時間になります。

    子供の反応に合わせて読む|途中で止めてもかまわない

    絵本の内容によっては、驚いたり、少し不安そうな表情を見せたりすることもあります。その場合は、最後まで読まなくても問題ありません。ページを戻したり、読むのをやめたりする選択も、子供にとっては安心につながります。母の日の読み聞かせは、「最後まで読むこと」が目的ではなく、「一緒にいる時間」を大切にすることが目的です。

    何かを作らなくてもいい|読み聞かせだけで行事になる

    母の日は、制作や手紙を用意する行事として紹介されることも多いですが、必ずしも何かを形にする必要はありません。絵本を親子で一緒に読む時間そのものが、行事としての体験になります。読み聞かせのあとに、子供が絵を描いたり言葉を発したりした場合は、その行動を止めずに見守ることで十分です。親が準備や進行を主導しすぎない関わり方は、子供が自分のペースで母の日に関わることにつながります。

    まとめ|母の日は絵本で気持ちに触れる時間を

    母の日は、何かを準備したり、言葉で気持ちを伝えたりしなければならない行事ではありません。子供にとっては、行事の意味を理解することよりも、家族と同じ時間を過ごす経験そのものが大切になります。絵本は、感謝や親子の関係を押しつけずに伝えられる存在です。物語を通して、やさしさや安心感、時には気持ちの揺れに触れることで、子供なりに母の日を受け止めていきます。

    今回まとめた絵本は、それぞれ表現や雰囲気が異なり、感じ取れる内容も一様ではありません。どれが正解ということはなく、家庭ごとに合う一冊を選び、親子で同じページを開く時間が積み重なっていくことに意味があります。母の日をきっかけに、絵本を通した穏やかな時間を取り入れてみてください。

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