グッド・トイに選ばれた1歳向けのおもちゃおすすめ5選

    グッドトイ 1歳

    1歳頃になると、できることが一気に増え、遊び方にも大きな変化が見られるようになります。一方で、おもちゃ売り場やインターネットを見ていると種類が多く、「どれを選べばよいのかわからない」「年齢に合っているか不安」と感じる方もいますよね。

    そのような中で目にする機会が増えているのが「グッド・トイ」という言葉です。名前は聞いたことがあっても、どのようなおもちゃが選ばれているのか、1歳の子供の遊びにどう取り入れられるのかまでは、知らないかたもいるのではないでしょうか。

    この記事では、グッド・トイの基本的な考え方を整理したうえで、受賞したおもちゃの中から、1歳の子供が遊びやすいものを紹介します。おもちゃ選びに迷っているかたが、判断のヒントを得られる内容としてまとめていますので、ぜひ、参考にしてください。

    ※2025年12月17日時点の情報です。

    目次

    グッド・トイとは

    「グッド・トイ」という言葉を聞いたことはあっても、どのような基準で選ばれているのかまでは、詳しく知らないかたもいるのではないでしょうか。ここでは、グッド・トイの概要を整理し、1歳の子供がいるかたにもわかりやすいかたちで説明します。

    子供の遊びを大切にするための「おもちゃの賞」

    グッド・トイは、日本玩具協会が実施しているおもちゃの選定制度です。販売数や流行を基準にするのではなく、子供が遊ぶ中で得られる体験や、おもちゃそのものの作りに目を向けて評価されている点が特徴です。選定にあたっては、安全性への配慮に加え、遊びが一度きりで終わらないことや、成長に合わせて関わり方が変化していくことなどが重視されています。そのため、派手な機能や電子音に頼らず、形や動き、触れた感覚を通して遊べるおもちゃが多く見られます。

    大人の都合ではなく、子供の視点で考えられている

    グッド・トイの考え方の根底には、子供の遊びを中心に捉える姿勢があります。遊ばせやすさや見た目の良さだけでなく、子供自身が試したり、繰り返したりしながら遊びを広げられるかどうかが評価のポイントです。このような視点で選ばれたおもちゃは、使い方が一つに限定されていないものが多く、子供の興味や発達に応じて関わり方が自然に変わっていきます。その結果、成長に応じて継続して遊ばれる場合もあります。

    1歳の遊びにも取り入れやすいおもちゃが含まれている

    グッド・トイに選ばれたおもちゃの中には、乳幼児期からの使用を想定したものも含まれています。手で触れる、動かす、音を確かめるといった基本的な動作を中心に遊べるため、1歳前後の子供でも無理なく関われる場合があります。ただし、すべてのグッド・トイが1歳の子供に合うわけではありません。大切なのは、グッドトイに選ばれているからというだけで判断するのではなく、子供の発達や興味に合った形で取り入れることです。

    1歳の発達段階は?

    1歳前後は、心と体の成長が大きく進む時期です。ただし、できることや興味の向き方には個人差があり、1歳だから必ずこれができると一概には言えません。ここでは、一般的に見られやすい発達の特徴を整理しながら、おもちゃと関わる土台となる力について確認します。

    動きが広がり、体を使った遊びが増える時期

    1歳頃になると、つかまり立ちや歩行が安定し始め、体を動かす範囲が広がっていきます。手で物をつかむ、押す、引くといった動作も上手になり、自分の意思で物に関わろうとする姿が多く見られるようになります。

    この時期の遊びは、複雑な操作よりも、同じ動きを繰り返す中で「できた」という感覚を味わうことが大切です。動かした結果が目で見えたり、手応えとして返ってきたりする経験が、次の行動への意欲につながります。

    感覚を通して、身の回りを知ろうとする

    1歳の子供は、視覚や触覚、聴覚などの感覚を使いながら、身の回りの物を確かめています。触ったときの感触の違いや、音が出る、形が変わるといった変化に関心を示すことが多いです。この段階では、「正しい遊び方」を理解するよりも、自分なりに触れて試すことが重要です。大人から見ると同じ遊びに見えても、子供にとっては新しい発見を積み重ねている過程といえます。

    大人とのやり取りが遊びの一部になっていく

    1歳前後になると、言葉はまだ発展途上でも、表情や声、しぐさを通して大人とやり取りする場面が増えていきます。一緒に遊ぶ中で、見てもらう、反応してもらうといった経験が、安心感や次の行動への意欲を育てます。おもちゃは一人で遊ぶための道具というよりも、大人との関わりを生むきっかけとして使われる場面が多い時期です。そのため、そばで見守ったり、同じ動きをまねたりする関わり方が、遊びを広げる助けになります。

    グッド・トイに選ばれたおもちゃ!1歳児が遊びやすいもの5選

    グッド・トイに選ばれたおもちゃの中には、年齢を限定せず、成長段階に応じて関わり方が変化していくものが多く見られます。ここでは、グッドトイの受賞歴のあるおもちゃの中から、1歳前後の子供が無理なく触れやすく、日常の遊びに取り入れやすいものをまとめます。

    「木のおもちゃ おふろでちゃぷちゃぷ」は、木製でありながら水に浮かべて遊べる設計で、入浴中の遊びに取り入れやすい点が特徴のおもちゃです。お風呂に浮かべたり、浮かべたおもちゃをすくったりといった動作を通して、手で触れる感覚や水の動きを確かめる遊びが広がります。1歳前後の子供にとっては、つかむ、並べる、重ねるといった単純な動作を繰り返す中で、手指の動きを自然に使う機会になります。また、積み木やパズルのように形を意識した遊びにも発展しやすく、遊ぶ場所を限定しない点も特徴です。日常生活の中にあるお風呂の時間を遊びに変えられるため、無理なく取り入れやすいおもちゃです。

    「スウィーツリング」は、木製のリングにスイーツを模したパーツを通したり外したりして遊ぶおもちゃです。1歳後半になると、手首を回す、指先でつまむといった動作が少しずつ安定してきますが、このおもちゃはそうした動きを自然に引き出しやすい構成になっています。色や形の違いがはっきりしているため、並べる、集めるといった遊びにもつながります。ままごと要素を含みつつも、決まった遊び方に縛られず、感覚的に触れて楽しめる点が特徴です。大人がそばで見守りながら関わることで、やり取りの時間が生まれやすくなります。

    「こいぬのペペのプルトーイ」は、ひもを引くと犬のペペが一緒に進む、分かりやすい仕組みのおもちゃです。歩行が安定し始める1歳前後の子供にとって、「引くと動く」という体験は、体の動きと結果を結びつけて理解するきっかけになります。歩くことそのものが遊びにつながり、移動への興味を自然に広げやすい点が特徴です。木製ならではの重さや動いたときの音も、感覚を通した遊びとして取り入れやすく、室内での遊びだけでなく、広めの空間で体を動かす場面にも活用しやすいおもちゃです。

    「音いっぱいつみき」は、積み木の中に鈴やビーズが入っており、動かすといろいろな音が鳴る構成です。1歳前後の子供は、積む、崩すといった基本的な動作に加え、音の変化を楽しみながら繰り返し遊ぶ姿が見られます。視覚だけでなく聴覚にも働きかけるため、触る、振るといった動作が遊びとして成立しやすい点が特徴です。楽天からの購入は名入れに対応しており、家庭での遊びの中で身近な存在になりやすく、成長に応じて関わり方が変わっていくおもちゃです。

    「ファースト スウィートカフェリボン」は、1歳半頃からの使用を想定した木製のままごとセットです。最初は並べる、触れるといった感覚的な遊びが中心となり、成長に伴って大人とのやり取りを含むごっこ遊びへと発展して遊べます。パーツの大きさや形状は、子供の手でも扱いやすいよう配慮されており、無理なく遊びに取り入れやすい構成です。ままごとに慣れていない段階でも、日常の延長として関わりやすい点が特徴といえます。

    グッド・トイのおもちゃを1歳の遊びに取り入れるときの考え方

    おもちゃは、用意しただけで自然に遊びが広がるものではありません。特に1歳前後の子供にとっては、「どう関わるか」「どのような環境で使うか」によって、同じおもちゃでも遊びの深まり方が変わってきます。ここでは、グッド・トイに選ばれたおもちゃを1歳の遊びに取り入れる際に意識したい考え方を整理します。

    遊び方を教えすぎない姿勢を大切にする

    1歳の子供は、自分で触れたり動かしたりする中で、遊び方を少しずつ見つけていきます。そのため、大人が最初から正しい使い方を示しすぎると、試行錯誤の機会が減ってしまう場合があります。積む、並べる、振るといった単純な動作でも、子供にとっては十分な遊びです。決められた遊び方に当てはめるよりも、「どう使うのか」を子供自身が探れる余白を残すことが、遊びの広がりにつながります。

    興味を示さないときも、無理に遊ばせない

    用意したおもちゃにすぐ反応しない場合でも、それが合っていないと判断する必要はありません。1歳の遊びは、その日の気分や体調、環境によっても大きく左右されます。一度遊ばなくなったおもちゃでも、時間を置いて再び手に取ることは珍しくありません。無理に遊ばせようとせず、子供が自分から関わろうとするタイミングを待つ姿勢が大切です。

    大人の関わり方が、遊びのきっかけになる

    1歳の遊びでは、大人の存在が大きな意味を持ちます。そばで見守る、同じ動きをまねる、声をかけるといった関わり方が、子供の行動を後押しすることがあります。一緒に楽しむ姿勢を見せることで、遊びが「共有する時間」となり、子供にとっても安心感のある体験につながります。おもちゃは、子供と大人をつなぐ道具として捉えることができます。

    まとめ|グッド・トイを1歳のおもちゃ選びのヒントにするために

    1歳前後は、体の動きや感覚、周囲との関わりが大きく広がる時期です。そのため、おもちゃ選びに迷いを感じる方も多いでしょう。グッド・トイは、年齢別に評価されたものではありませんが、子供の遊びを中心に考えた設計や、安全性への配慮、遊びが広がりやすい構造といった特徴を持つおもちゃが多く含まれています。

    本記事では、グッド・トイに選ばれたおもちゃの中から、1歳前後の子供が無理なく関われるものを紹介しました。ただし、制度名だけで判断するのではなく、子供の発達や興味に合っているかを見ながら取り入れる姿勢が大切です。

    おもちゃは、子供の成長を直接引き出すものではなく、遊びを支える道具の一つです。日々の関わりや環境と合わせて考えることで、遊びの時間はより豊かなものになります。おもちゃ選びに悩んだ際の一つの視点として、ぜひ、参考にしてください。

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