指先の発達をサポート！2歳向け紐通しおもちゃおすすめ7選

2025年6月11日

「2歳児の紐通しのねらいは？」
「2歳の子供が集中して遊べるおもちゃはありますか？」

2歳頃の子供は、手指の動きがより細かくなり、ものをつまんだり引っぱったりする力が発達し始めます。この時期に適した遊びを通して、指先の使い方や集中力を自然と育てていくことが大切です。なかでも紐通しおもちゃは、手軽に始められるうえに、子供の成長に必要な力を遊びながら伸ばせる知育アイテムです。

この記事では、2歳向けの紐通しおもちゃの効果や選び方と、実際に使いやすいおすすめ商品を紹介します。2歳向けのおもちゃにお悩みのかたは、ぜひ参考にしてください。

※2025年6月10日時点の情報です。

2歳の遊びに紐通しおもちゃが選ばれる理由

2歳の子供は、日々の遊びのなかで目に見えて成長していきます。なかでも「指先を使う動き」は、知育や生活習慣の基礎となる重要な発達ポイントです。

紐通しおもちゃは、一見シンプルな遊びながら、子供の発達を多方面から支えてくれる優れたアイテムです。ここから、紐通し遊びがどのような成長をサポートするのかを解説します。

指先の発達をうながす

2歳頃の子供は、手先を使う動きが急速に発達する時期です。つまむ、ひっぱる、通すといった動作は、手先の器用さ（巧緻性）を育てる基本となります。紐通し遊びでは、これらの動作をくり返し練習でき、指先を使う力を自然と養えます。

目と手を連動させる力が育つ

ひもを穴に通すには、目で見て位置を確認し、手を正確に動かす必要があります。こうした「目と手の協応」は、今後の書く・描く・道具を使うといった生活スキルに直結する力です。

集中力と達成感を引き出せる

紐通しは指先への刺激を促して、脳を活性化させて集中力を養っていきます。紐通しは細かい作業なので最初はうまくいかなくても、くり返すことで徐々に成功体験が積み重なります。ひとつ通すごとに達成感が得られ、自信につながります。

2歳向け紐通しおもちゃの選び方

2歳児が楽しく、かつ安全に遊びながら手先の動きを学べる紐通しおもちゃを選ぶには、次のような具体的な条件を意識しましょう。

穴の直径とパーツサイズ

穴の直径は5〜10mm程度が目安です。1〜2歳向けのおもちゃでは、穴が大きめの設計が推奨されています。
ビーズ本体は直径3～3.5cmほどあるものが持ちやすく、誤飲のリスクも低減できます。

紐の長さ・太さ・先端仕様

紐の長さは1本あたり60cm前後が、「ボードタイプ」やビーズ通しにちょうど良く、安全性と扱いやすさのバランスが取れています。
太さは3〜5mm程度が安定して握れるサイズで、2歳児でも操作しやすい傾向にあります。
先端に補助棒や硬質コーティングが付いていると、ひもを穴に通す際の扱いやすさが高まり、子供自身の成功体験につながります。

パーツ数・素材・形状

パーツ数は10〜14個程度あると、遊びにバリエーションを持たせつつ飽きにくい構成になります。
素材は木製やシリコン製で、角が丸い加工のものが安全面から優れています。
色や形のバリエーションがあると遊びの幅が広がり、認知的な学びにもつながります。ビーズのカラフルさや動物モチーフなどのデザインは視覚の興味を引きやすく、継続して手に取りやすくなります。

遊び方と発達段階との関係

紐通し遊びは2〜3歳の「指先や手首の協応運動」に適しており、保育現場でも取り入れられています。
ボードタイプはさらに3歳以降の「縫いさし」などの活動へスムーズに繋がり、手先の成長を段階的に支える役割も果たします。

2歳におすすめの紐通しおもちゃ7選

紐通しおもちゃには、ビーズ型・ボード型などさまざまな種類があります。ここでは2歳の子供が楽しみながら取り組めるアイテムを紹介します。手指の発達を支えることはもちろん、色や形への興味、集中力や思考力の芽生えにもつながるラインナップです。ぜひおもちゃ選びの参考にしてください。

「チーズとネズミのひも通し」は、ユニークなチーズ型の本体に、ネズミの形をしたひもを通していく遊びです。単なるビーズ通しではなく「ネズミがチーズをかじる」というストーリー性があるため、子供の興味を引きつけやすく、飽きずに取り組めます。デザイン性がかわいく、木製でデザイン性にも優れたおもちゃです。

Edutēの「トレーニングキューブ」は、ひも通しだけでなく、形合わせやボタンかけなど複数の機能が詰まった知育玩具です。5つのキューブがそれぞれ大きさが違い、仕掛けも違うので、飽きずに遊べます。大きさ比べや、ボタン掛け、紐通し、ちょうちょ結びやダイヤル回しなど指先を使う仕掛けが盛りだくさんです。複数の遊びを通じて、手先の器用さと集中力の両方を育てられるのが魅力です。

「くまのひもとおし」は、木製のくま型パーツにカラフルなひもを通して遊ぶシンプルな構造ながら、視覚と手先の協応をしっかり刺激する知育玩具です。くまのプレートによっては1〜5個の穴が空いており、数遊びや紐遊びに適しています。5cmの大きさなので、口に入れにくく誤飲の心配もありません。原色を使ったくまのプレートなので、子供も認識しやすく、指先の発達だけでなく視覚の発達も促せるアイテムです。

レシオ社の「ミックスビーズ」は、色や形の異なるビーズが入った紐通しセットです。ビーズの大きさは大小8つのサイズで2〜3.8cmあり、2歳児にも扱いやすく、長めのひもには先端に通しやすい加工がされています。形や色を認識する力だけでなく、通す順番や並びを考える力も養えるため、遊びながら思考力や創造力を伸ばせます。

こちらのビジーボードは、数字時計やファスナー、ひも通しなど、生活動作と指先トレーニングを一体化したバッグ型知育玩具です。特にひも通しは、日常生活に直結するボタン留めや靴紐通しの練習にもつながります。コンパクトながら複数の課題が詰まっており、旅行先や外出時にも持っていきやすい設計です。

ドイツの知育玩具メーカーHABAが手がける「HABA カラービーズ 6シェイプ」は、色と形の異なるビーズが6種類含まれており、指先の訓練だけでなく色彩感覚や形の認知も育めます。ひもは太めでしっかりしており、2歳の子供にも操作しやすい仕様です。ただし、ビーズは2〜2.5cmとやや小さめですので、誤飲の心配がないか保護者の目の届く範囲での使用がおすすめです。高品質な木製素材が使われており、長く愛用できる点も魅力です。

遊び方の工夫でさらに効果的に！親子で楽しむポイント

紐通しおもちゃは、少しの工夫を加えることで、2歳の子供にとってさらに楽しく、学びの多い遊びになります。ここでは、家庭で取り入れやすい工夫や親子での関わり方のポイントを紹介します。

声かけで広がる言葉と数の学び

色や形の名前を一緒に言いながら遊ぶと、語彙が自然に増えていきます。「赤いのどこ？」「次は丸いビーズにしよう」といった声かけで、色や形への認識を深められます。また、「何個通せるかな？」と数を数えることで、数概念の芽生えにもつながります。

難易度の調整で「できた！」を引き出す

子供の様子を見ながら、使うビーズの大きさや形を変えていくと、遊びの難易度を自然に調整できます。最初は大きくて穴の広いビーズからスタートし、徐々に細かいパーツに挑戦すると、手先の動きもスムーズに育っていきます。

ごっこ遊びの要素で飽きずに楽しめる

ぬいぐるみにネックレスを作ったり、通したビーズを「おかたづけゲーム」にしたりするなど、遊びにストーリーを加えることで、想像力も育まれます。「どうぞ」「ありがとう」などのやりとりを通して、社会性も学ぶきっかけになります。

親子の関わりで安心と自信を育てる

大人がそばで見守ったり、できた瞬間に共感したりすることで、子供はより安心して挑戦できます。小さな成功体験を積み重ねながら、「もっとやってみたい」という気持ちを育てていくことが大切です。

まとめ｜遊びを通して子供の手先と心を育てよう

紐通しおもちゃは、2歳の子供にとって無理なく取り入れやすい手先のトレーニングツールです。遊びを通して、指先の動きや集中力、ものごとへの興味関心が育ちます。親子で関わりながら遊ぶことで、子供の挑戦する気持ちや自信も育まれていくでしょう。今回紹介したおもちゃを参考に、成長を支える楽しい時間を日常に取り入れてみてください。

#知育 #知育玩具 #おもちゃ #紐遠し #知育レッスン #知育ママ #2歳

▼参考文献
ねやがわ成美の森こども園.“２歳児保育ドキュメンテーション＝指先機能の発達＝”.https://kizuna-commu.jp/seibi/cafe/childcare/document/childcare-559.html,（参照 2025-06-11）
KIDS LABORATORY.“紐通しのおもちゃは知育にぴったり！ねらいやおすすめ商品、手作りのアイデアも紹介”.https://kids-laboratory.co.jp/content/educational-toys/through-the-string/,（参照 2025-06-11）
スポットライト.“【保育園】ひも通しを製作に取り入れよう！ねらいやアイディア紹介”.https://tryt-worker.jp/column/hoikushi/detail/ho783/,（参照 2025-06-11）

よかったらシェアしてね！

URLをコピーしました！

URLをコピーしました！