小学生にウケる!読み聞かせで盛り上がるおすすめ絵本15選と選び方

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    「小学生に読み聞かせをして盛り上がる絵本はどれ?」
    「読み聞かせで笑ってくれる本を探している」

    そんなママやパパに向けて、小学生が夢中になる絵本や盛り上がる絵本の選び方のコツを紹介します。

    小学生への読み聞かせは、ただ本を読むだけではありません。感情表現やテンポ、絵本の選び方によって、子供たちの反応が大きく変わります。低学年から高学年まで、興味関心や理解力に合わせて絵本を選ぶことが大切です。この記事では、小学生に読み聞かせをしたら盛り上がる絵本を紹介し、選び方のポイントも解説します。

    家や学校での読み聞かせ時間が、もっと楽しくなるヒントが満載です。ぜひ最後までご覧ください。

    ※2025年4月8日時点の情報です。

    目次

    読み聞かせで盛り上がる絵本の選び方5つのポイント

    絵本を読ませるといっても絵本にはさまざまな種類があり、何を読んであげたらいいのか悩みますよね。ここからは、読み聞かせをして盛り上がる絵本の選び方を5つ紹介します。

    年齢に合った一冊を選ぶ

    子供に学びを与えたいからと言って、無理に対象年齢が高い本を読ませる必要はありません。子供の成長に合わせた学びが絵本には詰まっているので、対象年齢を確認してあったものを選びましょう。

    子供の好みに合った本を選ぶ

    子供の関心が絵本に向くかどうか、自発的に絵本を聞く耳を持つかどうかが大切です。絵本に興味を持ってもらうために、子供の好みに合わせて絵本を選びましょう。例えば、乗り物が好きな子には電車が出てくる絵本を選んだり、動物が好きな子にはウサギが出てくる絵本を選んだりして、子供の関心に合わせて選びましょう。もし子供の好みがわからないときは、お母さんが気に入っている絵本を選びましょう。

    テンポが良くて読みやすい構成

    読み聞かせに適した絵本は、聞き手の年齢や性格を意識して選ぶことが重要です。特に低学年には、おちゃめなキャラクターが登場する話や、テンポがよくて読みやすい文章構成の作品がおすすめです。想像しやすい展開やオチがあると、盛り上がりやすくなります。

    読んでいて「音」が楽しい

    言葉遊びやリズミカルなフレーズが続く絵本は、聞いているだけで楽しくなります。読み手もテンポよく読めるため、自然と抑揚が生まれ、雰囲気を作りやすくなります。

    驚きや意外性のある展開

    「えっ?」と子供たちが思わず声を出してしまうような展開がある絵本は、聞き手の集中力を高めます。意外な結末や、笑いのあるひねりが入っている作品は、読み聞かせにぴったりです。

    小学生にウケる!読み聞かせ絵本おすすめ15選

    ここでは、読み聞かせにぴったりで盛り上がる絵本を紹介します。基本的には学年問わず楽しめる作品を紹介していますが、よりおすすめの年齢別に「低学年」「中学年」「高学年」と分けて紹介します。

    低学年におすすめの読み聞かせで盛り上がる絵本5選

    「こんにちワニ」は、シンプルな言葉遊びとくすっと笑えるイラストが魅力の絵本です。言葉の語尾を少し変えたり付け足すだけでこんなにも楽しくなる!言葉の不思議さとおもしろさが生まれるユーモアたっぷりの展開に、思わず子供も大人も笑ってしまう一冊です。言葉と登場人物が合わさった展開が面白く、楽しさのみを追求した今までにない形の言葉遊びの絵本です。

    「わゴムはどのくらいのびるかしら?」は、日常にある輪ゴムが主役のユニークな絵本です。大人も子供もふだん何気なく使っている輪ゴムが、どこまでのびるのか?という素朴な疑問を出発点に、想像がどんどんふくらんでいきます。軽快なテンポと大胆な展開に、読み聞かせの時間が盛り上がること間違いなし。科学的な視点とユーモアが自然に混ざり合い、「考えることっておもしろい」と思えるきっかけになります。好奇心が芽生える3歳〜小学生まで幅広く楽しめる一冊です。

    「しんごうきピコリ」は、信号機が「青」「黄色」「赤」以外の色に変わってしまったら?というユニークな発想から生まれたお話です。信号機が水色に変わると車は逆立ちをしなければいけません。信号機が珍しい色に変わるたびに車たちにいろいろなことがおこります。信号機のルールを学ぶだけの話ではなく、愉快な信号機に車たちが振り回される楽しい絵本です。読み聞かせにもテンポが良く、親子で笑顔になれる1冊。交通安全教育の導入にもおすすめです。

    「だじゃれどうぶつえん」は、動物たちのゆかいなだじゃれがたっぷり詰まったユーモア絵本です。ページをめくるたびに登場する動物に掛け合わせた語呂遊びに、思わず笑ってしまうダジャレに、子供たちが喜ぶこと間違いなし!言葉遊びを通して、自然に日本語の音や意味に興味を持てる工夫がされています。イラストも鮮やかで、読んでいる大人も一緒に楽しめる内容です。言葉のセンスやユーモアが育つきっかけになるので、読み聞かせだけでなく、音読練習にもおすすめの1冊です。

    「おうさまのまえで みぎむけーみぎ!」は、「みぎむけーみぎ!」と声に出したくなるリズムと、ちょっとポンコツな家来たちに笑ってしまう絵本です。王様の前で、特別な挨拶を披露することになった家来たちが、号令をかけて練習するも「みぎ!」「ひだり!」が全くそろわない家来たちのお話です。読んでいるうちに自然と「みぎ!」「ひだり!」が学べて、動作をまねして体を動かしながら楽しめますl。言葉の理解と体の動きがリンクすることで、読み聞かせの時間が笑顔でいっぱいになる、声に出して楽しむ絵本です。

    中学年におすすめの読み聞かせで盛り上がる絵本5選

    「ざぼんじいさんのかきのき」は、ざぼんじいさんは甘い柿をいつも一人で食べて、おとなりのまあばあさんに挙げるのは葉っぱや枝ばかり渡して意地悪をします。まあばあさんは、そんな意地悪を意地悪と受け取らずに、なんでも楽しむ姿に、ざぼんじしいさんがついに大事にしてきた自分の柿の木を…。と急な展開に目が離せず思わず聞き入ってしまう絵本です。2人の両極端なキャラクターなので、子供が理解しやすいストーリーです。秋に季節を感じながら読みきかせしてみてはいかがでしょうか。

    「かぜがふいたら」は、こわい顔をするのが得意な男の子、ジョシュがとんでもなくこわい顔ができたとき、突然風が吹いて顔が戻らなくなってしまいます。ページをめくるごとにおかしくなっていくジョシュの顔と、どこかとぼけた表情の犬や家族の人たちとの対比が面白く、ユーモアたっぷりの一冊です。対象年齢は3歳からですが、表情が独特のため怖がってしまう子がいるかもしれないので、中学年におすすめの一冊です。

    「メアリー・スミス」は、まだ目覚まし時計がなかった時代に、人々を起こす“モーニングコーラー”として活躍していた女性のお話です。実在した人物をもとに描かれた物語は、歴史を学べるだけでなく、働くことの意味や人と人とのつながりの大切さも感じさせてくれます。柔らかなタッチのイラストとリズミカルな文章で、読み聞かせにもぴったりです。「こんな仕事があったんだ!」という発見が、子供の興味を引き出します。道徳や社会の導入にもおすすめの1冊です。

    「ふまんがあります」は、「なんで大人ばっかりずるいの?」という子供らしい素朴な不満をテーマにした、ユーモアと共感がつまった絵本です。主人公の女の子が、お父さんに向かって“ふまん”をどんどんぶつけていく展開に、思わず笑ってしまう中に、「たしかに…」と考えさせられる場面も。ヨシタケシンスケさんらしい、くすっと笑えるイラストと軽快なやりとりが魅力で、親子の会話のきっかけにもぴったりです。

    「もう ぬげない」は、服が脱げなくなってしまった男の子の“ピンチ”を描いた、ユーモアたっぷりの絵本です。たったそれだけの出来事から、どんどん想像がふくらんでいく展開に、子供も大人も思わずくぎづけ。「あるある!」と共感できる視点と、ヨシタケシンスケさん独特の哲学的ユーモアが光る作品です。読めば読むほど味わいが増し、読み聞かせの時間が笑いに包まれます。

    高学年におすすめの読み聞かせで盛り上がる絵本5選

    「だれのパンツ?」は、空から落ちてきたおおきなパンツの持ち主を探すために、団地内を冒険することになった男の子。団地の部屋を次々と訪ねて歩いていくうちにいつもの団地と様子が違う!そこにはゴリラの親子や巨大なカメレオンが住んでいて、まるで夢の中に迷い込んでしまったかのようなストーリーです。読み進めていくうちに「この人のパンツだな」と推測できますが、まさかの展開に目が離せません。

    「なにをたべたかわかる?」は、近づく動物をぺろりと飲み込んでしまう魚を釣ってしまった猫の物語で、長新太さんらしいナンセンスでシュールな世界が広がる一冊です。次々と動物を食べてしまう魚に、子供たちは驚きながらも夢中になってしまうでしょう。考える力や発想の自由さを刺激する内容で、「こんな絵本、初めて!」と大人も思わず引き込まれます。少し小さいサイズの絵本なので、子供に絵が見えているか注意しながら読み聞かせしましょう。

    「ねこは るすばん」は、人間がいないあいだにねこたちが何をしているのかを描いた、ユーモアと想像力あふれる絵本です。リアルな猫のしぐさと、まるで本当に撮影したかのような美しい描写に、猫好きの心をわしづかみにします。小学校高学年でも楽しめる深みのある内容で、「るすばん中の猫たち」の世界にどっぷり入り込めます。第三者視点で描かれた猫のセリフがない構成なので、読み手の表現力で物語が自由にふくらみ、読み聞かせにもぴったりです。

    「オニのサラリーマン じごくのしんにゅうしゃいん」は、オニのサラリーマンシリーズ第5弾!地獄に入社した3人の鬼の新入社員のお話です。人間世界と同じで一般常識テストに職場体験、地獄ならではの三図の川のお掃除などやることがたくさん!お父さんの働いている内容がわかるので小学校高学年の子供たちにも響く、働くことの意味や成長の物語が詰まった一冊です。

    「3びきのかわいいオオカミ」は、おなじみの童話「3びきのこぶた」を大胆にひっくり返した、ユーモアとメッセージ性にあふれた逆転絵本です。今度はかわいいオオカミが主人公で、悪いのはなんとブタ!「3びきのこびた」より大胆に家を壊していくブタたちに子供たちも思わず笑ってしまうでしょう。予想を裏切る展開と社会や偏見への問いかけが含まれており、深く考えるきっかけにもなります。

    読み聞かせを成功させるコツ

    せっかく子供たちが盛り上がりそうな絵本を選んでも、読み聞かせの際に絵本の持ち方や読み方を失敗して、盛り上がらないということがあります。ここからは、読み聞かせの時に気を付けてほしい「絵本の持ち方」と「読み方」のポイントを紹介します。

    絵本の持ち方!4つのコツ

    • グラグラして子供が見づらくならないように、しっかり持つ。
    • 大人の手や顔が絵に被さってじゃまにならないようにする。(めくるときも)
    • 絵本が上向きにならないようにする。
    • 本に光が当たらないように部屋の明るさを考える。

    読み方!7つのコツ

    • 本に書いてあるとおりに読む。
    • 途中で解説を入れたり、聞き手の呼びかけに応えたりしない。
    • 話しの内容にあったテンポ、声の大きさではっきりと読む。
    • 必要以上の声色や手振り、身振りはしない。
    • 表紙から話しが始まっているものや、裏表紙まで続いているものは 、ちゃんと見せる。
    • 表紙と裏表紙で一つの絵になっているものは、読み終わった後に開いて見せる。
    • 読み終わったあと感想を聞かない。

    まとめ|小学生への読み聞かせは絵本選びが盛り上がりのカギ

    小学生への読み聞かせで盛り上がる時間を作るには、絵本選びがとても重要です。子供の年齢や好みに合った絵本を選ぶことで、集中して楽しんでくれる時間がぐっと増えます。

    今回紹介した「小学生にウケる読み聞かせ絵本」は、笑いあり、驚きあり、言葉あそびありの作品ばかりです。読み聞かせの時間は、本を読むだけでなく、親子のコミュニケーションの場でもあります。

    低学年にはテンポのよい絵本やくり返しのフレーズがある絵本、中学年・高学年にはユーモアや意外性、考える力を刺激する作品がおすすめです。

    家でも学校でも「今日はどの本にしようかな?」とワクワクしながら選ぶ時間も、きっと特別な思い出になります。ぜひお気に入りの一冊を見つけて、子供たちと一緒に楽しい読み聞かせ時間を過ごしてみてくださいね。

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    ▼参考文献
    掛川市立図書館.“よみきかせブックリストー小学生向きー”.https://library.city.kakegawa.shizuoka.jp/howto/pdf/book_list.pdf,(参照 2025-04-08)
    保育ぷらす+.“明日から実践したくなる!絵本読み聞かせのポイントまとめ”.https://www.hoikuplus.com/post/usefulnurtureinfo/716,(参照 2025-04-08)

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