赤ちゃんがすっと眠る!寝る前に読み聞かせしたい絵本おすすめ9選と絵本以外の寝かしつけ法

    絵本 読み聞かせ 寝る前

    「寝る前の読み聞かせは効果があるの?」
    「寝る前に絵本は何冊読むべきですか?」

    赤ちゃんがなかなか寝てくれない夜、つい焦ってしまうこともありますよね。そんなときに役立つのが寝る前の絵本の読み聞かせです。絵本は子供の心を落ち着け、自然な眠りへと導く入眠のスイッチになることが期待できます。毎晩の習慣にすることで、子供は絵本を読むとそろそろ寝る時間だなと理解し、寝かしつけが楽になるかもしれません。

    この記事では、寝る前に読み聞かせたいおすすめ絵本を紹介しています。あわせて、読み聞かせのコツや、絵本以外の寝かしつけアイディアもまとめていますので、参考にしてみてください。

    ※2025年3月28日時点の情報です。

    目次

    絵本の読み聞かせが寝る前に効果がある理由!

    子供は夜寝る前に絵本を読み聞かせをすると寝てくれるイメージがありますが、本当なのでしょうか?寝る前の読み聞かせにはどんな効果があるのでしょうか?

    寝る前の読み聞かせは、寝かしつけにピッタリです。その理由は、パパやママの身近な人の声を聞くとそのぬくもりから安心して眠りにつきやすくなり、子供の心と体をやさしく眠りへ導いてくれるからです。やわらかな語り口と絵本の温かみのあるイラストは、日中の興奮をクールダウンさせ、自然とリラックス状態へ導く作用が期待できます。また、毎晩絵本を読むことで「絵本=寝る準備」というリズムができ、習慣化することで子供も抵抗なくベッドに入れるようになります。つまり、読み聞かせは、親子の時間を深めながら、寝かしつけの負担を軽減する優れた方法です。

    さらに、寝る前に見たり聞いたりした内容は、睡眠中に記憶として定着させやすいため、寝る前に読み聞かせをすることで、絵本に出てくる言葉や表現力が身につくでしょう。

    寝る前の読み聞かせはいつから始める?何冊読むべき?

    では次に寝る前の読み聞かせはいつから始められるのでしょうか。読み聞かせは0か月からでも始められますが、赤ちゃんが眠っているときと起きている時間帯がはっきり分かれてきて、昼と夜のリズムが定まって来るのが3か月〜6か月です。そのため、寝る前の絵本読み聞かせは、生後3か月頃から始めるのがいいでしょう。

    この月齢はあくまで目安で成長には個人差があるため、昼と夜のリズムがしっかりしてきてから寝る前に絵本の読み聞かせを習慣づけるのことがおすすめです。

    生後3か月の赤ちゃんは言葉がわからなくても、親の声や絵本の色づかいから安心感を得られます。年齢が上がるにつれて、より内容を理解し、絵本の世界に入り込めるようになります。読む冊数の目安としては、0〜2歳頃は1〜2冊、3〜5歳頃になると3冊前後でも集中して楽しめるようになります。ただし、冊数にこだわりすぎず、子供の気分や体調に合わせて無理なく行うのが大切です。親子で絵本の時間を共有すること自体が、心を落ち着かせる大切な寝かしつけの一歩になります。

    赤ちゃんに寝る前に読み聞かせをする時の注意点

    赤ちゃんに寝る前に寝かしつける際の注意点などあるのでしょうか。寝る前の読み聞かせをあかちゃんにする際には、1歳未満の場合「うつ伏せ寝」は控えてください。寝る前以外でも読み聞かせの体勢は、赤ちゃんが絵本が見やすい状態であれば、座って向き合って読んだり、後ろから抱っこして読んだり、一緒に横に読んだりしても問題ないので、リラックスして続けやすい体勢を選んで大丈夫です。ですがうつぶせ寝を続けるとSIDS(乳幼児突然死症候群)や窒息の恐れがあります。そのため、寝る前の読み聞かせでは、うつ伏せで読むのは控えましょう。

    【年齢別】寝る前の読み聞かせにおすすめの絵本9選

    個人差はありますが、子供によっては、寝る前に絵本を読むと「面白い!」「わくわく!」と更新して眠りにつきにくくなる場合があります。

    そこで、寝る前の読み聞かせ絵本は

    • ゆったりとしたストーリー
    • 親子のぬくもりを感じる絵本
    • 読み終わった後に寝ようと思える絵本

    がおすすめです。
    ここからは、年齢別に寝る前の読み聞かせにおすすめの絵本を紹介します。

    【0歳~】寝る前の読み聞かせにおすすめの絵本

    一日の終わりに、そっと心を落ち着けてくれる絵本「おやすみ~(はじめてであうえほんシリーズ)」。ページをめくるたびに歯ブラシさんや、ピアノさん、お星さまたちが「おやすみ」と優しく語りかけ、まるでわが子に寄り添ってくれているような温もりを感じられます。言葉がまだわからない赤ちゃんも、やさしい音のリズムと柔らかな色合いに自然と安心し、心地よく眠りにつく準備ができるはず。親子の「おやすみ」の合図になる一冊として、毎晩の習慣にぜひ加えてみてください。

    おふとんに入る前のひとときにぴったりな一冊「こぐまちゃん おやすみ」。テレビを消して、パジャマを着て、歯をみがいて…寝る前の準備をひとつずつこなしていくこぐまちゃんの姿に、子供たちも自然と「ねんねの時間」の気持ちに切り替えられます。わかりやすい言葉と親しみやすいイラストが、初めての読み聞かせにもぴったりです。「どうして寝るの?」そんな問いに、あたたかく寄り添ってくれる一冊です。

    夜空に浮かぶまんまるのおつきさまが、やさしく「こんばんは」とあいさつする「おつきさまこんばんは」。シンプルな言葉と、黒い夜空に映える明るい色使いが、赤ちゃんの心を静かにひきつけます。お月さまの表情の変化に思わず見入ってしまう、静かであたたかい絵本です。言葉がまだうまく話せない子にも届く、声とリズムのやさしさが詰まっていて、寝る前の読み聞かせにぴったり。親子で静かに過ごすおやすみ前のひとときを、そっと包んでくれる一冊です。

    【1歳~】寝る前の読み聞かせにおすすめの絵本

    「おふとんかけたら」は、思わず笑顔になる“おやすみの魔法”がつまった絵本。たこさんに、まねさんに、トイレットペーパーさんにも…ひとりひとりに「おふとんかけたら、おやすみなさい」。ページをめくるたび、やさしい気持ちが広がって、読み手のママも思わず癒されてしまいます。ふとんをかけると眠る準備、という流れが自然と子供にも伝わり、寝かしつけのきっかけづくりにもぴったり。シンプルでリズムのある言葉と、ふんわりとした色合いのイラストが、親子の夜の時間を穏やかに包んでくれます。

    「ねむねむごろん」は、ころんとした動物たちが、ひとり、またひとりと「ねむねむ ごろん」と眠りにつく、やさしい夜の絵本です。ぞうさん、くまさん、とりさんが順番に眠る表情がとても愛らしく、動物たちと一緒に「どしん」「ごろん」と同じポーズをとって寝てみましょう。海に砂で描かれたあたたかみのある絵本でページをめくるたびに、読んでいるこちらまでまぶたがとろんとしてくるでしょう。

    【2歳~】寝る前の読み聞かせにおすすめの絵本

    「ねむねむさんがやってくる 眠りが訪れる話」は、ふしぎなねむねむさんが静かにやってきて、眠る準備ができた子供たちのところへ、そっと眠りを届けてくれる物語です。それぞれが一日の終わりに心を落ち着けて、「おやすみ」の時間を迎える様子が、ゆったりとしたリズムで描かれます。ページをめくるたびに、空気が静まり、まるで本当に“ねむねむさん”が部屋の中にやってくるような感覚になります。

    「おやすみなさいおつきさま」は、月の光に照らされた不思議な雰囲気の「みどりのおへや」のなかにある、赤い風船や黒い電話、子猫などに「おやすみなさい」を言ってから寝ていくお話です。ぼうやと「おやすみの儀式」をしながら、だんだんと暗くなる「おへや」と一緒に気持ちのよい眠りへと誘われていきます。読み聞かせをすることで、子供たちが絵本の真似をして、寝る前に部屋のなかのものに「おやすみなさい」を言っていく習慣ができるかもしれません。

    【3歳以上~】寝る前の読み聞かせにおすすめの絵本

    「3ぷんでねむくなるえほん」は、毎晩の寝かしつけに悩むママやパパにぜひ手に取ってほしい一冊です。おはなしは、子供のあくびを促すところから始まり、ゆったりとしたテンポで子供の足や手など体を落ち着かせ、自然と眠りへと誘ってくれます。特徴は、読み進めるうちに「眠くなる」ことを前提に構成されていること。寝る時間に読むこと、お風呂に入ってから読むこと、ママも眠くなるようにゆっくり読むことなど読むときのルールも作られています。布団に入ってからの“最後の1冊”として、寝かしつけの負担をぐっと軽くしてくれる、頼れる味方です。

    「ねむりどり」は、眠れない夜にふと訪れる“ねむりどり”という不思議な存在を描いた、やさしく静かな絵本です。「ねむれない…」とつぶやく女の子のもとへ、そっと現れたねむりどりが、一緒に羽ばたきながら夜の世界を旅していきます。その旅の中で見える風景や言葉が、まるで夢と現実のあいだにいるような心地よさをもたらし、読み聞かせているうちに子供のまぶたもゆっくりと閉じていきます。詩のようにやさしい文章と、淡く幻想的なイラストが絶妙に溶け合い、読後の余韻も穏やかな一冊です。

    絵本以外の寝かしつけ法と組み合わせのコツ

    絵本の読み聞かせと組み合わせて、よりスムーズな寝かしつけを目指すなら、「オルゴールの音」と「おくるみ」を取り入れてみるのがおすすめです。オルゴールのやさしい音色は、赤ちゃんや子供の脳波を穏やかに整え、心を落ち着かせる作用が期待できます。絵本を読み終えたあとに静かにオルゴールを流すことで、眠りのスイッチがさらに入りやすくなります。

    また、おくるみで体を包み込むことで、赤ちゃんはお腹の中にいたときのような安心感を感じやすくなり、寝つきもぐんと良くなります。大きな音や明るい光など外からの刺激によって反射的に両腕で抱き着くような動作をする「モロー反射」で目を覚ましがちな赤ちゃんにもおすすめです。絵本・音・肌触りという3つの“安心”を組み合わせることで、親子にとって心地よい入眠ルーティンが生まれます。

    まとめ:寝る前の絵本とやさしい工夫で、赤ちゃんの眠りを心地よくサポート

    赤ちゃんの寝かしつけに悩む夜は、誰にでもあります。そんなとき、絵本の読み聞かせは心強い味方になってくれます。ママやパパの声に耳を傾け、やさしい物語にふれることで、子供は自然と眠りへと誘われていきます。特に、生後3か月頃から始める寝る前の読み聞かせは、生活リズムを整える習慣づけにも効果的です。

    年齢に合った絵本を選び、無理のないペースで1〜3冊を目安に読むことで、子供の心と体はゆっくりと落ち着いていきます。さらに、オルゴールの音やおくるみのぬくもりをプラスすれば、安心感はさらにアップ。絵本・音・肌ざわりという3つの“やさしいしかけ”で、寝かしつけの時間が、親子にとって癒しのひとときに変わります。

    お気に入りの一冊とともに、今夜も「おやすみなさい」を心地よく。

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    ▼参考文献
    一般社団法人 絵本プロフェッショナル協会.“子供が寝る前に、読み聞かせを行うことでどんな効果があるの?”.https://ehon-professional.jp/archives/1928,(参照 2025-03-28)
    東京都教育委員会.“<参考> 0歳児から2歳児の発達過程”.https://www.kyoiku.metro.tokyo.lg.jp/documents/d/kyoiku/15_2_2_sankou,(参照 2025-03-28)
    こどもまんなかこども家庭庁.“乳幼児突然死症候群(SIDS)について”.https://www.cfa.go.jp/policies/boshihoken/kenkou/sids,(参照 2025-03-28)

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