「ランドセルに鍵を取り付けるのは安全?」
「ランドセルに付けても目立たないキーケースはある?」
小学生になると、子供だけで帰宅する場面も増え、自宅の鍵を持たせる必要が出てきます。しかし、ランドセルにそのまま鍵を付けると落下や盗難のリスクがあり、防犯上も注意が必要です。安全に持たせるためには、目立たず取り付けられるキーケースを選び、子供に正しい使い方を教えることが大切です。
この記事では、防犯の観点から避けたい鍵の持たせ方や子供に伝えるべきルール、さらにランドセルに付けても目立ちにくいキーケースを紹介します。子供のキーケース選びに悩んでいるかたは、ぜひ参考にしてください。
※2025年8月26日時点の情報です。
避けるべき危険な鍵の持たせ方
子供が鍵を持ち歩くことには危険が伴います。鍵の持たせ方によっては、紛失したり盗難のリスクが高まるため注意が必要です。
とくに、以下のような鍵の持たせ方は避けたほうがよいでしょう。
ランドセルに直接入れる
鍵を紐やストラップなどで固定せずに、ランドセルのポケットに直接鍵を入れると、ランドセルの隙間からスルッと抜け落ちてしまう可能性があります。
また、鍵が教科書やハンカチなどほかの物と混ざって見つけにくくなってしまう点もデメリットです。
ランドセルの外側に付ける
ランドセルの側面フックや肩ベルトなどに鍵を付けると、スムーズに取り出すことができて便利です。しかし、鍵がむき出しの状態では第三者に気づかれやすく、不審者に狙われる危険性があります。
防犯上のリスクを減らすためにも、鍵であることがわからないようなキーケースに入れましょう。できればランドセルの内ポケットなどの見えない場所に入れておくと安心です。
鍵を首から下げる
ストラップに鍵を付けて首から下げると、子供が遊具で遊んでいるときや転んだときに引っかかってけがをするおそれがあります。
また、首から鍵を下げていると、鍵を持っていることを周囲の人に知られやすく、犯罪に巻き込まれる危険性も高まります。
住所が書かれたものと一緒に入れる
自宅の住所が書かれたカードや身分証などと一緒に鍵を持たせるのは、万が一紛失した場合に住所が特定され、泥棒に入られるリスクが高まります。個人情報がわかるものは、鍵と分けて持ち歩くようにしましょう。
ランドセルに名前や住所が書かれている場合、帰宅途中に公園や友達の家などでランドセルを置いたまま遊ばないよう子供に伝えることが大切です。ランドセルごと持ち去られると、住所と鍵が同時に他人の手に渡ってしまう危険があるためです。
子供に教えるべきルール
子供に鍵をわたす際は、鍵の重要性をしっかりと理解させることが大切です。また、帰宅してから守るべきルールもあります。
ここからは、鍵を持たせるうえでの基本的なルールを4つ解説します。
鍵を出さない・人に見せない
自分の鍵を持つことがうれしくて、友達に見せびらかしたくなる子供もいるでしょう。しかし、鍵を持っていることを人に知られると、不審者に狙われる危険性があります。そのため、学校や外では鍵を出さない・見せないように教えることが大切です。
「鍵は家と家族を守るために大切なもの」であること、落としたり盗まれたりするとどうなるのかをしっかりと伝えましょう。
ランドセルを置きっぱなしにしない
鍵をランドセルに取り付ける場合は、ランドセルの取り扱いにも注意が必要です。
帰宅途中にランドセルを置きっぱなしにして遊んだり、寄り道をしたりすると、盗難に遭うリスクが高まります。ランドセルに家の住所が書かれている場合は、悪用されるおそれがあります。ランドセルに名前や住所など、個人情報を特定できるものを記載するのは控えましょう。
鍵をすぐに出せるよう準備しておく
家に着いたら鍵をすぐに出せるようにしておくことで、犯罪に巻き込まれるリスクを低減できます。玄関前で鍵を探していると、子供が1人で留守番していることを不審者に悟られてしまいます。
鍵の定位置を決めておき、スムーズに解錠できるよう、日頃から練習しておきましょう。
玄関に入ったら鍵をかける
家に帰ってきたらすぐにドアを閉め、鍵をかける習慣をつけることも防犯対策として重要です。また、不審者に親の不在を悟られないためには、家に誰もいなくても「ただいま」と声に出して言うことが効果的です。
ランドセルへの取り付けにおすすめの目立たないキーケース6選
子供に鍵を持たせるときは、キーケースに入れてランドセルに取り付けるのがおすすめです。目立ちにくいカラーやデザインのキーケースを選ぶことで、鍵を安全に持ち運べます。
ここでは、ランドセルに取り付けても目立たないキーケースを紹介します。
ARUTANU「リール付きキーケース ランドセル用」は、最長55センチメートルまで伸縮可能なリール付きのキーケースです。そのため、ランドセルに取り付けたままでも、鍵を簡単に引き出せます。シンプルなデザインに加え、全部で8色の豊富なカラー展開も魅力です。ランドセルの色と合わせれば、より目立ちにくくなるでしょう。
また、フタを閉めると鍵が隠れる設計で、安心して持ち運べます。リールの金具部分は亜鉛合金製で、強く引っ張っても壊れにくい特徴があります。カバーは耐久性が高いオックスフォード生地で、洗浄も可能です。
KNUTeの「ランドセル キーケース リール付き」は、12種類のカラーバリエーションから選べるリール付きキーケースです。子供の力でも簡単にリールを伸ばして鍵を引き出せます。ケースにはランドセルの生地にも使われるマイクロファイバーレザーを使用しており、軽くて丈夫な点も特徴です。内部のリールにより鍵は自動で収納されるので、外からは見えません。
ベルトとフックが付いているため、2重ロックでランドセルにしっかりと固定できます。ボタン部分はマグネット仕様で、子供でもスムーズに開閉できます。
サイズ:17 x 6.6 x 1.5 cm; 30 g
estarのキーケースは、反射材を使用したリール付きのキーケースです。夜道や薄暗い場所でも光を反射して子供の安全を守ります。また、撥水加工が施されているため、雨の日でも心配ありません。
最大65センチメートルまで伸縮するリールには、軽量で耐久性に優れたABS素材とステンレススチールコードを使用しています。引っ張る力や摩擦に強く、長く愛用できます。ランドセルのフックに取り付けるほか、マジックテープでベルトに固定可能です。全8色のラインナップでランドセルのカラーに合わせられるため、防犯にも役立ちます。
「ツバメランドセルキーケース」は、軽量で使いやすく、コスパの良いランドセルとして人気の「ツバメランドセル」専用キーケースです。ランドセルと同じ生地を使用しているため、セットで使うとキーケースが目立ちにくくなります。丈夫で長持ちしやすく、簡単にお手入れできる点もメリットです。
リールは最大70センチメートルまで伸縮し、ランドセルに付けたまま鍵を取り出せます。また、フックとスナップボタンによる2重固定で、紛失や盗難のリスクが軽減されるため、安心して子供に持たせられます。
TRADISの「反射材で作ったキーケース」は全9色から選べる、カラフルでかわいいリール付きキーケースです。その名の通り反射材で作られており、暗い場所で車のライトなどの光を反射する効果があります。
マジックテープとカラビナでランドセルにしっかりと固定でき、紛失する心配がありません。取り出し口が広く、子供でも鍵を取り出しやすい設計です。クリップは3つ付いており、鍵以外にお守りやアクセサリーなども取り付けられます。
「キーケース リール付き サンリオ」は、サンリオキャラクターが総柄でデザインされたかわいらしいキーケースです。リールは伸縮式で、ランドセルやリュックに付けたまま鍵を使えるため、取り出す手間が少なく便利です。内部には3つのキーフックがあり、家の鍵だけでなく自転車の鍵や小物もまとめて管理できます。
柔らかなパステルカラーはランドセルの色にも馴染みやすく、外から鍵が見えない設計なので防犯面でも安心です。お気に入りのキャラクターを選べば、子供が大切に使いたくなるでしょう。
ランドセルへの安全なキーケースの付け方
ランドセルにキーケースを付けるときは、内ポケットなどの外から見えない場所にしまうのがおすすめです。鍵を持っていることを周囲に知られにくいため、防犯につながります。
メーカーによっては、ランドセルの内側にフックが付いており、キーケースを簡単に取り付けることが可能です。
内ポケットにキーケースを入れると、ランドセルをいったん下に降ろしてから鍵を開けなくてはならず、面倒に感じるかもしれません。しかし、安全面から考えると、見えない部分に収納するのがベストです。リール付きのキーケースを使えば、比較的スムーズに鍵を取り出せます。
フックに鍵をそのまま付ける方法もありますが、キーケースに入れたうえでランドセルに固定することで、紛失や盗難などのリスクをさらに減らせるでしょう。
肩ベルトに付けるなら目立たないものを選ぶ
利便性を考慮して、ランドセルの肩ベルトにキーケースを付けたいと思う方もいるでしょう。
肩ベルトに付ける場合は、ランドセルとキーケースの色を合わせると目立ちにくくなります。デザインはできるだけシンプルなものを選び、鍵であることが知られないような工夫をしましょう。
また、フックに加えて、ボタンや面ファスナーでベルトに固定できるキーケースを選ぶと、紛失や盗難といったトラブルを防げます。
まとめ|ランドセルに目立たないキーケースを付けて子供の安全を守ろう
子供に鍵を持たせるときは、防犯面や紛失のリスクを考え、安全性を第一に工夫することが重要です。ランドセルの外側にむき出しで付けるのではなく、リール付きのキーケースを内ポケットやベルトに固定して使用すれば、利便性と防犯性の両方を確保できます。
また、鍵を見せないことや帰宅後に必ず施錠することなど、日常で守るべきルールを子供と共有しておくことも欠かせません。ランドセルと色を合わせた目立たないキーケースを選び、家庭での練習を重ねることで、安心して鍵を持たせられる環境を整えましょう。
#入学準備 #ランドセル #目立たないキーケース #小学生 #低学年 #中学年 #子育て #幼児教育 #知育ママ
▼参考文献
池田屋ランドセル.“ランドセルにキーケースや鍵を付けるのは危ない?安全な鍵の付け方を知ろう”.https://www.pikachan.com/hiroba/column/314,(参照 2025-08-27)
SEiBAN.“ランドセルにキーケースは危ない?子どもの鍵の安全な持たせ方とNG例3つをご紹介”.https://www.seiban.co.jp/blogs/column/hiroba-238,(参照 2025-08-27)