「図鑑の人気ランキングは?」
「図鑑を購入するときの選び方は?」
子供に図鑑を買いたいけれど、数多くある中でどれを選べば良いか迷う方は多いでしょう。図鑑は学習の道具であると同時に、子供の興味や知的好奇心を広げるきっかけになります。本記事では、幼児から小学生までの年齢別におすすめの図鑑を紹介しながら、選び方のコツも解説します。家庭学習に役立てたい方や、子供の好奇心を伸ばしたい方はぜひ参考にしてみてください。
※2025年9月22日時点の情報です。
知的好奇心を育む!子供に図鑑を与えるメリット
さまざまな物事を学べる図鑑は、子供にとって学習以外にも多くのメリットがあります。ここからは、子供が図鑑を読むことで得られるメリットを紹介します。
知的好奇心を刺激する
図鑑のテーマは多種多様ですが、どれもが子供の興味を引くように工夫されています。子供は図鑑を読むことで新しい知識に触れ、関連する内容についてより深く知りたいと感じるでしょう。
知的好奇心は、子供が能動的に学習をするために重要な要素の一つです。子供の興味関心に合った図鑑を買い与えることは、知的好奇心を刺激するだけでなく、育むことにつながります。
脳の活性化につながる
図鑑を読むと、文字情報だけでなく写真やイラストからも多くの情報を得られます。言葉と映像を組み合わせて理解する過程は、集中力や理解力を育てるきっかけになります。さらに、目で見た内容を言葉にしたり、親子で話し合ったりすることで、考える力や表現力を広げることにもつながります。
調べる習慣が身につく
子供にとって、図鑑は知りたいことを調べるための身近でわかりやすい手段です。図鑑は対象のページを開けば、すぐに知りたい情報にアクセスできます。また、写真やイラストが豊富な図鑑は、言葉で説明されるより理解しやすい場合もあります。
興味を持ったことを図鑑で調べる経験を重ねると、学校での本格的な学習においても「わからないことを自分で解決しようとする力」につながります。
家庭学習の促進につながる
図鑑は家庭での学びに取り入れやすい教材の一つです。身近な疑問を調べる場面で活用すれば、学習の習慣づくりに役立ちます。
例えば、散歩中に気になった花や昆虫を家に帰ってから親子で図鑑を使って調べてみてください。「気になることがあれば図鑑で調べる」という習慣は、家庭学習を習慣化するための基盤になります。
語彙力の向上につながる
図鑑には専門用語や、それを子供向けに噛み砕いた表現など、日常生活では触れる機会が少ない言葉が多く掲載されています。そうした言葉に触れることで、子供の語彙力の向上が期待できます。
さらに、図鑑に出てきた言葉を使ってクイズや言葉遊びをすれば、楽しみながら語彙力を向上させることができるでしょう。
初めての図鑑は何歳から?失敗しない選び方
図鑑は、言葉を覚え始める時期から少しずつ取り入れると、写真やイラストをきっかけに理解を深めやすくなります。子供の成長には個人差がありますが、3~4歳ごろになるとひらがなの読み書きができるようになってきます。また、この時期には自我が芽生え、子供が自分の好きなものを選べるようになってきます。そのため、文字を覚える前から図鑑に触れさせることで、図鑑を読むことを自然に楽しめるようになるでしょう。成長には個人差がありますが、絵や写真を見て楽しめるようになる3歳前後を目安に取り入れると良いでしょう。
ここからは、子供に図鑑を与えるときの選び方を解説します。
図鑑の対象年齢に合わせる
図鑑には、それぞれの内容や文字量に合わせて対象年齢の目安が設けられています。子供の年齢と対象年齢が合っていないと、表現が難しくて理解しづらかったり、逆に内容が簡単すぎて物足りなく感じたりすることがあります。そのため、図鑑を選ぶ際には子供の年齢にが合ったものを選びましょう。なお、子供の発達段階には個人差があり、対象年齢だけで判断せずに、書店で見られる範囲や公式サイトの試し読み、購入者の声などを参考にすると良いでしょう。
子供が興味を持てるジャンルやテーマを選ぶ
子供に能動的に図鑑を読んでもらうには、その内容に対して子供が興味を持てるかどうかが重要です。昨今の図鑑のテーマは多種多様です。同じジャンルであっても、テーマを細分化して内容を差別化していることもあります。
「親御さんが読んでもらいたいテーマ」もあるかもしれませんが、まずは図鑑そのものに親しんでもらうために、子供が興味を持てるテーマの図鑑を選んであげてください。子供と一緒に本屋を訪れて、実際に選ばせても良いでしょう。
大きさに注意する
小さめの図鑑は軽くて持ち運びやすいのが特長です。外出の際にもかさばらず、動物の図鑑を動物園や水族館に持参すれば、現地で実物と照らし合わせながら学べます。こうした体験は子供にとって貴重な学びの機会になります。一方、大きめの図鑑は写真やイラストが大きく掲載されており、細部まで見やすいのが魅力です。ページ数や解説も多いため、より深い知識を得るのに適しています。自宅でじっくり読む本として活用しやすいでしょう。
紙と電子にはそれぞれメリットがある
近年は紙の図鑑だけでなく、電子書籍として出版されるものも増えています。どちらを選ぶか迷う方も多いでしょうが、それぞれに良さがあります。紙の図鑑は、ページをめくる感覚や紙の質感を味わえるが魅力です。気になるページをすぐに開けるため、前後の内容を行き来しながら読むのに向いています。ただし、サイズが大きく重たいものは持ち運びに不便です。
電子書籍はスマホやタブレットで利用できるため、軽量で持ち運びやすいのが特長です。複数冊を端末に入れて外出先で読めるのも利点です。さらに、電子書籍の種類にもよりますが、検索機能や画像の拡大・縮小、メモ機能などを備えたものもあり、活用すれば効率的に知識を得られます。
図鑑を読むシチュエーションや子供の特性に合わせて、紙と電子書籍を使い分けるのがおすすめです。
親子で楽しめるおすすめ図鑑6選
ここからは、親子で楽しめる図鑑を年齢別に紹介します。幼児期から小学校高学年まで、成長段階に合わせて適した図鑑を選ぶことで、興味や学び方も変わっていきます。それぞれの年齢に合った一冊を見つける参考にしてください。
幼児向けの図鑑2選
幼児期は文字を十分に読めなくても、写真やイラスト、しかけを通じて楽しめる図鑑があります。興味を持ったものを「見る」「めくる」といった体験を重ねることで、学びの入り口につながります。ここでは、幼児にぴったりの図鑑を紹介します。
サイズ:22 x 2.1 x 26.5 cm
虫をテーマとした幼児向けの図鑑で、写真やイラストを中心に構成されています。文章は短くてわかりやすいため、文字が読めない時期でも視覚的に楽しめます。この図鑑の特徴は、ページに仕掛けが施されている点です。例えば、葉っぱの仕掛けをめくると、そこに生息する虫の写真やイラストが現れます。虫のリアルな生態を楽しみながら学べる図鑑なので、実際に虫を採集するときの参考にもなるでしょう。
対象年齢:3歳~
サイズ:21.6 x 2 x 26.3 cm
ページ:32ページ
「小学館の図鑑NEO」から生まれた幼児向けシリーズ「まどあけずかん」の一冊で、恐竜をテーマにしています。恐竜の体の特徴や暮らしぶりだけでなく、発掘現場の様子まで取り上げられており、恐竜好きの子供にとって身近に感じられる内容です。
「まどあけずかん」の特徴は、すべての見開きページに仕掛けが施されていることです。仕掛けをめくって読み進めることで、子供の好奇心を刺激します。なお、仕掛けには破れにくい紙が使用されています。漢字は一切使用せずにすべてひらがなとカタカナで構成されているため、文字の読み書きを始めたばかりでも理解しやすい図鑑です。また、英語表記と発音ガイドもあるため、英語学習にも利用できます。
小学校低学年向けの図鑑2選
小学校低学年になると、ひらがなやカタカナを読めるようになり、調べたいことを自分で探す楽しさが広がります。この時期の子供は、写真や映像といった視覚的な情報から理解を深めやすいため、鮮明な写真や付属のDVDなどがある図鑑が学びに役立ちます。ここでは、小学校低学年を対象とした知識を広げられるおすすめの図鑑を紹介します。
対象年齢:6歳~
サイズ:22 x 2.9 x 26.5 cm
ページ:224ページ
約1,000種類の魚を紹介している図鑑です。迫力ある魚の写真を大きく掲載しており、図鑑でありながら写真集のような美しさにおもしろさを兼ね備えています。魚の興味深い生態を収録したDVDが付属しているため、映像でも楽しむことができます。また、海水魚と淡水魚に分けて魚を紹介しているため、子供が魚の種類を整理しながら理解しやすい点も魅力です。
対象年齢:7歳~
ページ:224ページ
600種類以上の絶滅した生物を、美しいイラストで紹介している図鑑です。「WONDA(ワンダ)」シリーズは全ページフルカラーで構成されているため、細部が鮮明に描かれているため、想像の世界に生きていた生物の姿をリアルに感じ取ることができます。コラムも充実しており、読み進めるうちに自然や進化の歴史に対する理解が深まります。持ち運びに便利な「ポケット図鑑」が付属されているため、外出先でも図鑑を楽しむことが可能です。
小学校高学年向けの図鑑2選
小学校高学年になると、学習内容がさらに高度になり、調べ学習や自由研究にも図鑑を活用する機会が増えてきます。この段階では、文字情報やくわしい解説が多い図鑑でも読みこなせるようになるため、より専門的で内容が充実した一冊が役立ちます。ここからは、小学校高学年を対象としたおすすめの図鑑を紹介します。
対象年齢:3歳~
サイズ:29 x 21.7 x 2.7 cm
ページ:208ページ
星や星座をテーマにしたコンパクトサイズの図鑑です。星座の探し方が季節ごとに紹介されており、実際の天体観測に役立ちます。縦約18cmのソフトカバー仕様で、シリーズ名のとおりポケットやかばんに入れて持ち歩きやすいのも特長です。
解説だけでなく、星座にまつわるエピソードも掲載されているため、読み物としても楽しめます。星や夜空に興味を持ち始めた子供にとって、観察の入門書として活用しやすい一冊です。
対象年齢:3歳~
サイズ:22 x 2.6 x 29 cm
ページ:216ページ
地球をテーマにした図鑑で、天気や化石、地震など、私たちの身近にある自然現象をわかりやすく解説しています。イラストや写真を豊富に用いているため、子供でも直感的に理解しやすい構成です。さらに、最新の環境問題についても取り上げられており、学習や調べ学習に役立つ内容になっています。
このシリーズには電子書籍版も用意されており、スマホやタブレットで動画コンテンツを楽しめるのが大きな魅力です。図鑑版でもDVD動画付きで世界の絶景や火山の噴火を再現できる実験方法など、紙の本では得られない体験型の学びを取り入れることができます。図鑑としての読み応えと、デジタルならではの機能を組み合わせて活用することもできる一冊です。
子供に図鑑を活用してもらう方法
せっかく図鑑を用意しても、使わずに本棚にしまい込んでしまってはもったいないものです。ここでは、日常の中で子供が図鑑を自然に手に取り、学びにつなげられる工夫をを紹介します。
手が届きやすい場所に図鑑を置く
大きい図鑑は場所を取るため、本棚にしまったままにしている方も多いかもしれませんが、リビングのテーブルなど、子供の目に入りやすい場所に置いておくのがおすすめです。子供が「知りたい」と思ったときに、すぐに手に取れるようにしておくことで、図鑑を活用する習慣が身につきます。
親子で一緒に楽しむ
子供は周囲の大人の行動をよく見ています親御さんが楽しそうに図鑑を読んでいる姿を見れば、自然と真似をして興味を持つようになります。昨今の図鑑は大人が読んでも学ぶことが多いため、親子で会話をしながら一緒に楽しみましょう。
をきっかけに実物を見せる
子供が図鑑で興味を持ったものは、できる限り実物も見せてあげましょう。たとえば、動物なら動物園、魚なら水族館、植物なら植物園など実物を見て図鑑で得た知識と比較することで、子供はより興味や知的探求心が育ちます。この体験が楽しさとなって、図鑑を活用する好循環が生まれます。
まとめ|図鑑は子供が興味を持てるテーマやジャンルを選ぼう
基本的に図鑑には対象年齢が設定されているため、子供の年齢に合った図鑑を選ぶことが大切です。対象年齢が合っていないと、図鑑の内容が難しすぎたり、反対に簡単すぎて物足りなかったりして、すぐに飽きてしまう可能性があります。
また、子供が興味を持てるテーマやジャンルの図鑑を選ぶことも重要です。子供の行動の原動力は興味や関心にあるため、意欲的に図鑑を読んでもらうには、まず内容に興味を持ってもらうことが必要不可欠といえます。
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