「お座りとずり這いはどっちが先?」
「赤ちゃんが座る順番は?」
など、赤ちゃんの発達に関して気になるかたも多いのではないでしょうか。育児の中で成長の一歩一歩は喜びですが、周りの赤ちゃんと比べると不安になることもありますよね。実際にはお座りが先の子もいれば、ずり這いを先に始める子もおり、発達の順番は一人ひとり違います。
この記事では一般的な発達の流れや目安時期、家庭でできるサポートの工夫を紹介します。子育ての参考に活用してください。
※2025年9月26日時点の情報です。
ずり這いとお座りの順番はどう決まる?
赤ちゃんの成長を見ていると「ずり這いとお座り、どちらが先なの?」と気になる方も多いでしょう。実はこの順番には大きな個人差があり、必ずしも同じ流れで進むわけではありません。一般的には、寝返りの延長として体を前へ動かす「ずり這い」が先に始まり、その後に腰や背中の筋肉が発達して「お座り」が安定するケースがよく見られます。ただし、その逆でお座りが先にできる赤ちゃんもおり、どちらが正しいという決まりはありません。
ずり這いが先になる理由
ずり這いは腕や足を交互に動かして床を押し、少しずつ前へ進める動きです。寝返りができるようになった赤ちゃんは、興味のあるものに向かおうとして自然に腹ばいで移動を始めることがあります。このように「動きたい」という意欲が原動力となり、ずり這いが先に出る場合が多いのです。
お座りは後から安定する動き
一方で、お座りには腰や背中の安定した筋力が必要です。一般的に生後6〜8か月頃から支えがあれば座れるようになり、さらに成長することで支えなしでもぐらつかずに座ったまま遊べるようになります。ずり這いのあとにお座りが見られる赤ちゃんも多く、順番が逆になることは珍しくありません。
このように、発達の順序は一人ひとり異なります。周囲と比べて遅い・早いと心配するのではなく、赤ちゃんが自分のペースで少しずつ成長していることを大切に見守りましょう。
ずり這いの発達時期と特徴
ずり這いは、赤ちゃんが自分の力で移動を始める最初のステップとして重要な発達段階です。寝返りで動ける範囲が広がった後、「もっと行きたい」という気持ちから体を前へ進める行動が見られるようになります。ずり這いは運動面だけでなく、探索や学びの始まりにもつながる動作です。
ずり這いはいつ頃から始まる?
一般的には生後6〜8か月頃からずり這いを始める赤ちゃんが多いとされています。ただし、6か月頃から腹ばいの状態で手足をバタバタさせて進もうとする子もいれば、9か月を過ぎてからようやくずり這いを見せる子もいます。さらに、ずり這いをほとんどしないままハイハイやつかまり立ちに移行するケースもあります。いずれも発達のバリエーションのひとつであり、順番が違っても心配はいりません。
ずり這いが育む力
ずり這いは腕や足を交互に動かし、全身の筋肉や体幹を大きく使うため、バランス感覚や協調性を養う動作です。さらに、自分で行きたい方向へ進めることで「主体性」や「探索意欲」が育ちます。おもちゃに向かって進む、家族に近づくといった経験を通じて、運動だけでなく知的・社会的な成長にもつながります。
このように、ずり這いは身体面の発達だけでなく、赤ちゃんの心の成長を支える大切な動きです。
お座りの発達時期と特徴
お座りは赤ちゃんの発達において大きな節目といえます。両手が自由に使えるようになることで遊びや探索の幅が一気に広がり、視野も変化して新しい刺激を受け取れるようになります。とはいえ、お座りができる時期や姿勢の安定には個人差が大きいため、目安を知っても焦りすぎずに見守ることが大切です。
お座りはいつ頃できる?
一般的には生後6〜8か月ごろから、まずは支えに寄りかかることで座れるようになり、その後に自力で安定して座れる子が増えていきます。その後、背中や腰の筋肉が発達すると短時間でも一人で座れるようになり、生後9〜10か月頃には支えなしで安定した姿勢を取れる子が増えてきます。ただし、早い子では5か月頃から座ろうとする姿が見られる一方で、10か月を過ぎても安定しない場合もあります。これは成長の差であり、必ずしも遅れているわけではありません。
お座りで得られる発達のメリット
お座りができると両手が自由に使えるため、両手で別々のおもちゃを扱うことや、両手を同時に使った遊びが可能になります。また、視点が高くなることで周囲を見渡しやすくなり、社会的な刺激を受ける機会も増えます。親の顔をじっと見たり、周囲の大人の会話に反応したりと、社会性やコミュニケーションの基盤が育まれるのもこの時期です。
このように、お座りは単なる姿勢の獲得ではなく、赤ちゃんの世界を大きく広げる重要なステップです。
順番が前後するのは大丈夫?
お座りもずり這いも、一般的には生後6〜8か月頃から見られることが多いとされています。ただ、その中でも「ずり這いが先に見られる」ケースは少なくありません。寝返りで移動できるようになった赤ちゃんは、気になるおもちゃや人に近づきたい気持ちから腹ばいで腕や足を使い、自然に前進を試みることがあります。このため、ずり這いが先に始まり、その後お座りが安定していく流れがよく見られます。
順番にこだわらなくても大丈夫
お座りは背中や腰の安定が必要なため、先に筋力が発達する子はお座りが早く見られます。一方で、体を前に進めたい意欲が強い子は、腹ばいの延長でずり這いから始めることもあります。このように、どちらの順序でも発達の過程として自然な流れといえます。
発達には個人差がある
さらに、ずり這いをほとんどしないままハイハイやつかまり立ちへ進む赤ちゃんもいます。逆に、お座りがゆっくりでも他の動きが順調に見られるケースも多く、ひとつの動作が遅いからといって直ちに心配する必要はありません。大切なのは全体的な発達の流れであり、赤ちゃんが少しずつできることを増やしているかどうかに注目しましょう。
発達の順序やスピードはあくまで目安であり、比較して焦る必要はありません。赤ちゃんのペースを尊重し、安全な環境でのびのびと成長を見守ることが大切です。
家庭でできるサポート方法
ずり這いやお座りの発達には個人差がありますが、家庭での環境づくりや関わり方によって赤ちゃんが安心して練習できるようになります。無理に急がせる必要はなく、日常の中で「体を動かすきっかけ」を増やすことが大切です。
安全なスペースを整える
赤ちゃんが自由に体を動かせる広さを確保しましょう。リビングに柔らかいプレイマットを敷いたり、家具の角にガードを付けたりすると安心です。転倒や頭を打つリスクを減らすことで、赤ちゃんはのびのびと体を使えます。
ベビーサークルのパネルサイズ:横74×縦62.6×厚さ3cm(1枚あたり)
マットカバーの素材:ポリウレタン
内装材の素材:ポリエチレン
ベビーサークルの素材:PE/ABS/PP/TPR
からー:バーチベージュ×バーチ(両面PU)、バーチベージュ×ホワイト(両面PU)、
ホワイト×バーチ(両面PU)、ホワイト×ホワイト(両面PU)
興味を引き出す工夫をする
赤ちゃんの視線の先におもちゃを置くと、ずり這いやお座りの動きが自然に促されます。少し離れた位置に好きなおもちゃを置けば、手を伸ばしたり体を前に進めたりするきっかけになります。また、親が笑顔で声をかけながら誘うことも効果的です。

無理に練習させない
まだ体が安定していないのに長時間座らせたり、補助具に頼りすぎたりすると、かえって負担になる場合があります。赤ちゃんが自分の力で姿勢を変えたり移動したりする経験が、健やかな発達につながります。
赤ちゃんの成長は一歩ずつです。環境を整え、関わり方を工夫することで、ずり這いやお座りが自然に育まれていきます。
まとめ|ずり這いとお座りはどちらが先でも大丈夫
赤ちゃんの発達は一人ひとりペースが異なり、ずり這いとお座りの順序もそれぞれ違います。一般的には6〜8か月頃から始まることが多いですが、ずり這いが先に出る赤ちゃんもいれば、お座りを先にする子もいます。順番に正解はなく、どちらも自然な成長の流れのひとつです。
大切なのは、周囲と比べて不安になることではなく、赤ちゃんが自分の力で少しずつできることを増やしているかに目を向けることです。家庭では安全な環境を整え、親子で遊びながら体を動かす時間を楽しむことが、健やかな発達につながります。
ずり這いやお座りは、赤ちゃんが世界を広げる大切なステップです。順番にとらわれすぎず、温かく見守りながら成長を一緒に楽しんでいきましょう。
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▼参考文献
LITALICO 発達ナビ.“ずりばいとは?何か月ごろから始まる?ずりばいの練習法、ハイハイとの違い、ハイハイしない理由や発達障害との関係なども解説【小児科医監修】”.https://h-navi.jp/column/article/35026140,(参照 2025-09-26)
北海道ひまわりの北竜町 明るい農法.“発育・発達の様子 【発達の目安】”.http://www.town.hokuryu.hokkaido.jp/pdf/sukusuku/5.pdf,(参照 2025-09-26)
パンパース.“赤ちゃんはいつ自分でお座りをするの?”.https://www.jp.pampers.com/baby/development/article/when-do-babies-sit-up,(参照 2025-09-26)