「ハイハイを練習させる方法はありますか?」
「赤ちゃんのハイハイはいつから始まるの?」
そんな疑問を持つかたも多いのではないでしょうか。
ハイハイは赤ちゃんの移動手段であると同時に、身体の発達に欠かせない大切な過程です。けれど、なかなかハイハイをしない様子に不安を感じることもありますよね。
この記事では、赤ちゃんがハイハイを始める時期や前兆、そしてハイハイを促すおもちゃの選び方やおすすめアイテムを紹介します。ぜひ参考にしてみてください。
※2025年7月24日時点の情報です。
赤ちゃんがハイハイを始める時期と前兆
ハイハイとは、赤ちゃんが手のひらと膝を床につけて、お腹を持ち上げた状態で前進する動作を指します。似た動きに「ずりばい」がありますが、こちらはお腹を床につけたまま進むため、区別して理解しておきましょう。
一般的に、赤ちゃんが1人で座れるようになる生後7か月頃を経て、生後8か月頃にハイハイを始めるケースが多いといわれています。ただし、発達には個人差があるため、ハイハイの開始時期も子供によって異なります。
前兆としては、座った姿勢で身体を揺らす、頭を床につける、お尻を持ち上げるなどの動作が見られることがあります。こうした様子が見られたら、ハイハイへの準備が整ってきている可能性があります。
ハイハイを促すおもちゃの選び方
赤ちゃんがハイハイを始めるきっかけとして、おもちゃを上手に活用する方法があります。ここでは、ハイハイを促すおもちゃを選ぶ際のポイントを紹介します。
対象年齢が合ったものを選ぶ
市場に出回るおもちゃのほとんどが対象年齢を設定しています。赤ちゃんの月齢に適したものを選ばないと、誤飲のリスクや、遊びにくさからのストレスにつながることがあります。ハイハイ期の赤ちゃんには、6か月〜1歳程度を目安に設計されたものが適しています。
安全性に配慮された設計かどうか
赤ちゃんはおもちゃを口に入れることが多いため、塗料や素材の安全性も確認しましょう。日本玩具協会が認定する「STマーク」がある製品は、安全基準を満たしており、選ぶ際の目安になります。
興味を引く動きや音があるもの
赤ちゃんの好奇心を刺激するには、動きや音のあるおもちゃが効果的です。追いかけたくなるようなおもちゃや、光や音で注目を集めるものは、自然とハイハイを引き出すきっかけになります。
ハイハイを促すおすすめおもちゃ6選
ここからは、実際にハイハイを促す効果が期待できるおもちゃを紹介します。それぞれの特徴や使い方を詳しく見ていきましょう。
対象年齢:1.5歳~
サイズ:15長さ x 13幅 x 23.4高さ cm
素材:ABS, 熱可塑性ゴム, ポリ塩化ビニル, POM
「モンポケ やわらか おいかけっこピカチュウ」は、音と動きで赤ちゃんの好奇心を刺激するピカチュウのおもちゃです。「ゆったりモード」では優しいBGMに合わせて穏やかに動き、「おいかけっこモード」では不規則に動いて追いかけたくなるような仕掛けになっています。振動に反応して動き出すため、赤ちゃんが自分で触ってスタートする楽しみも味わえます。柔らかいソフビ素材で安全性にも配慮されており、自然とハイハイを促すきっかけを作りやすいアイテムです。
対象年齢:6か月~
「ベビラボ ~脳を育む~ハイハイも! 手遊びも! アンパンマン3wayザーザーラトル」は、音・視覚・触覚を刺激する3通りの遊び方ができるラトルです。内部のビーズが「ザーザー」と音を立てながら落ちる様子を楽しめ、赤ちゃんの注意を引きつけます。床に横向きで置いて転がすと、おもちゃを追いかけるように動く練習になり、ハイハイを促す効果も期待できます。さらに、アンパンマンの表情が変わるギミックは指先を使った遊びを引き出し、知育要素も含まれた一石二鳥の設計です。
対象年齢:6か月~
サイズ:16長さ x 11幅 x 14高さ cm
素材:アクリロニトリルブタジエンスチレン (ABS)
「しろくま機関車」は、6か月以降の赤ちゃん向けに設計された知育要素たっぷりのおもちゃです。カラフルな歯車や煙突、車輪などが付いており、視覚的にも楽しめるほか、押す・引く・つかむといった手の動きを自然に引き出します。前方の紐を引っ張ると進むため、保護者が赤ちゃんの前で動かすことで、赤ちゃんがハイハイで追いかけようとする動機づけになります。遊びながら発達を支える仕掛けが詰まっています。
対象年齢:8か月~
サイズ:12.2 x 21.1 x 12.4 cm; 360 g
「NEWアンパンマンハイハイでおいかけっこ!!」は、アンパンマンが不規則に動くことで、赤ちゃんの追いかけたい気持ちを引き出す設計のおもちゃです。動かすには背中をタッチするだけなので、赤ちゃんが自分で遊びを始めることができます。動いているアンパンマンをハイハイで追いかけ、手を伸ばしてつかまえるという一連の動きが、足腰や手指の運動を促します。愛着のあるキャラクターと一緒に遊べることで、赤ちゃんも楽しみながら運動に取り組めます。
サイズ:26長さ x 15幅 x 21高さ cm
素材:ポリエステル, アクリロニトリルブタジエンスチレン (ABS), プラスチック, ポリ塩化ビニル, ポリプロピレン (PP)
「こいぬと一緒においかけっこ! バイリンガル・パピー」は、バイリンガル仕様で音声遊びとハイハイを組み合わせた機能的なおもちゃです。首のボタンを押すと、日本語と英語で色や数字を発話し、聴覚刺激にもつながります。また、犬が靴下をくわえて後ずさりする動きや、靴下を引っ張ると犬も一緒に後ずさりするギミックがあり、赤ちゃんはその動きに夢中になります。楽しみながら追いかけることで、自然とハイハイの運動をサポートする構成になっています。
サイズ:13.5 x 16.8 x 12.9 cm
素材:ポリプロピレン
「ロール&グロー・モンキー」は、愉快な音楽と光で赤ちゃんの興味を引き付ける、転がるタイプのおもちゃです。猿の持つ輪が光りながら転がるため、赤ちゃんはその動きを追いかける形でハイハイを始めるきっかけを得られます。頭のボタンを押すと作動する仕組みで、自分で動かせることから「自分で始める」遊びにつながるのもポイントです。音・光・動きが組み合わさった構成は、視覚・聴覚・運動の多方面に働きかけてくれます。
ハイハイ期に気を付けたい家庭内の安全対策
赤ちゃんがハイハイを始めると、行動範囲が急に広がり、家庭内でも思わぬ危険に直面することがあります。以下の点に注意して、安全な環境づくりを行いましょう。
誤飲リスクの回避
床に落ちている小さな物は、赤ちゃんにとって誤飲の原因となります。また、机や棚の上に置かれた物も、手が届く高さであれば口に入れてしまう可能性があるため、整理整頓を徹底しましょう。
転落やケガの防止
テーブルや椅子の角にはクッション材を貼り、ソファやベッドなど高い場所には上らせないように注意が必要です。保護者が少しでも目を離すときは、安全な場所に赤ちゃんを移動させておきましょう。
暖房器具の取り扱い
冬場はストーブなどの熱源に注意が必要です。赤ちゃんが触れてしまわないよう、柵を設置するなどの工夫を行い、使用中は絶対に目を離さないようにしましょう。
まとめ|ハイハイを促すおもちゃ選びで成長をサポート
赤ちゃんのハイハイをサポートするには、タイミングを見極めて、興味を引くおもちゃを活用することが効果的です。動き・音・光のあるアイテムは特に効果が高く、自然と赤ちゃんの行動を引き出してくれます。
おもちゃを選ぶ際は、対象年齢や安全性にしっかり配慮し、誤飲のリスクや過剰な刺激を避けるようにしましょう。今回紹介したアイテムを取り入れて、楽しく遊びながら赤ちゃんの発達を支えていきましょう。
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▼参考文献
Benesse.“ハイハイはいつから? 保護者の心がまえとサポートのコツ.https://benesse.jp/kosodate/202010/20201004-4.html,(参照 2025-07-23)