トイトレを始めたいけれど「なにからすればよいかわからない」「トイレに慣れさせる方法を知りたい」とお悩みではありませんか。
トイトレをスムーズに成功させるためには、子供にトイレが楽しい場所であることを伝え、恐怖感や抵抗感を減らす必要があります。
そこで役立つアイテムが絵本です。絵本でトイレの使い方や排せつの仕方を楽しく教え、イメージをふくらませてあげることで、無理なくトイトレを進められるでしょう。
この記事では、トイトレのポイントや絵本の効果、おすすめのトイトレ絵本をご紹介します。是非参考にしてみてください。
※2025年2月10日時点の情報です。
絵本を買う前に押さえたい!トイトレのポイント
トイトレをスムーズに成功させるためには、事前の準備が大切です。以下のポイントを押さえて、子供にとっても親にとってもストレスのないように進めていきましょう。
始める時期を見極める
トイトレに適したタイミングは2〜3歳といわれていますが、個人差があるため、必ずしもその時期に始める必要はありません。子供の成長度合いを見て、始める時期を見極めましょう。
たとえば、以下のようなタイミングで開始するのがおすすめです。
- トイレまで自分で歩いて行ける
- 意思疎通ができる
- トイレに興味をもつ
- おしっこの間隔が2時間以上あく
- おしっこやうんちをしたことを教えてくれる
- 下着や洋服を自分で脱げる・着れる
- おまるに安定して座れる
- 春から夏(薄着になる季節)
上記のような行動が見られたら、トイトレを始める準備ができたと考えてよいでしょう。
トイレの環境を整える
トイレに対して「怖い」「汚い」といったイメージを抱く子供は少なくありません。トイトレをスムーズに進めるためには、トイレが楽しい場所だと感じてもらえるような工夫が必要です。
トイレを常に清潔にしておくことはもちろん、人形を置いたりポスターを貼ったりして、明るい雰囲気をつくりましょう。また、補助便座や踏み台など、子供が安定して座れるアイテムを揃えてあげることも重要です。
適切なタイミングで声かけをする
子供をトイレに誘うタイミングは、以下のように「何かをする前」がおすすめです。
- 朝起きたとき
- おやつの前後
- ごはんの前後
- お出かけの前や帰宅後
- お風呂に入る前
- 寝る前
前回トイレに行った時間や水分・食事量なども考慮して、声かけのタイミングを見極めてください。また、もじもじしている、パンツを下ろそうとするなどの行動も排泄のサインなので、声かけが大切です。まずは1日1〜2回くらいトイレに誘ってみましょう。
声かけのタイミングを間違えると、子供はトイレに行くことを億劫に感じ、ネガティブなイメージを抱いてしまう恐れがあります。たとえば、遊びやおもちゃに夢中になっているときは、声かけを控えたほうがよいでしょう。
無理に続けない
トイトレを始めたものの、なかなか変化が見られなければ、一旦ストップすることも検討しましょう。
トイレが習慣化するまでに時間がかかるのは当たり前です。順調に進んでいたのに、突然うまくいかなくなって後戻りすることもあります。
子供と親の両方が負担に感じないよう、「いつかはできる」と気楽に考えてトイトレを進めることが大切です。
失敗しても叱らない
失敗が続いても、子供を大きな声で叱ったり、「どうしてできないの?」と問い詰めたりしてはいけません。怒られると、トイレにネガティブなイメージをもち、ますますトイトレが進まなくなってしまいます。
「大丈夫だよ」「濡れて気持ち悪いね」といった言葉で子供に寄り添ってあげることで、前向きな気持ちになれるでしょう。親がイライラして優しくできないようであれば、トイトレを休憩するタイミングです。
できたらたくさん褒める
トイレが成功したときは、大げさなくらいに褒めてあげましょう。パパやママが喜んでいる姿は、子供の自信につながります。
「成功したらシールを貼る」など、ちょっとしたごほうびを取り入れることも、やる気アップに効果的です。
トイトレ絵本は効果ある?ない?
トイトレを始める準備の一つとして取り入れたいのが絵本です。トイレを題材にした絵本を子供に読み聞かせることで、以下の効果が期待できます。
- トイレがどんな場所なのかをイメージできる
- トイレを使う一連の流れを学べる
- トイレで排泄をする大切さがわかる
おむつでしかおしっこやうんちをしたことがない子供にとって、トイレは未知の世界です。そこで、トイトレを本格的に始める前に、絵本で楽しくトイレの基本を教えてあげれば、「自分もやってみよう!」と興味をもってくれるでしょう。
トイトレ絵本の内容は、トイレの使い方を学べるもの、排せつの仕組みがわかるものなどさまざまです。子供の年齢や理解度、性別などを考慮して選んでください。とくに、可愛い動物が登場する絵本や、楽しい仕掛けがある絵本は、子供の興味を引くのにおすすめです。
ただし、絵本を読んですぐにトイトレの効果が出るわけではありません。イメージをつかめても、実際にトイレで排せつができるまでには時間がかかることがほとんどです。トイトレがなかなか進まなくても焦らず、長期的な視点で取り組みましょう。
おすすめしたい!トイトレ絵本ランキング6選!
ここからは、これからトイトレを始めるかたにおすすめの絵本を6つご紹介します。トイレの使い方を学べるものや、モチベーションを上げてくれるものなど、小さな子供でも理解できるさまざまな絵本をピックアップしました。
子供の年齢や好みに合った絵本を選べば、読み聞かせの時間がより楽しくなるでしょう。トイトレをスムーズに進められるよう、親子でスキンシップを取りながら読んでみてください。
「ノンタンおしっこしーしー」は、ノンタンと仲間たちが、順番におまるやトイレでおしっこをするお話です。歌のようにリズミカルな言葉で、楽しくトイレに親しめます。
ノンタンはおしっこに失敗しても、明るく笑ってもう一度挑戦!子供の気持ちに寄り添い、「失敗しても大丈夫」「いつかはできるようになる」と勇気づけてくれる一冊です。
「赤ちゃん版ノンタン」シリーズの絵本は1〜3歳向けで、基本的な日常生活のマナーを身につけるのにぴったり。可愛らしい絵柄で、大人も懐かしい気持ちになれますよ。
「トイレですっきり」は、人気絵本作家なかや みわさんが、しつけをテーマに描いたシリーズのトイトレ絵本。ソワソワしているこぐまのくうぴいをママがトイレに誘い、おしっことうんちをする、トイレに行くところからトイレから出るところまでが描かれたストーリーです。
トイレくんが応援したり、くうぴいがふんばったりする様子が可愛く、トイレが楽しい場所であることを教えてくれます。母親の視点で描かれており、ママやパパもトイトレの進め方や声かけの仕方を学べますよ。
「ゆっくとすっく トイレでちっち」は、カラフルなイラストで、子供のトイレに対するモチベーションを上げてくれるトイトレ絵本です。
ゆっくとすっくは、動物のおともだちの素敵なトイレを見て、自分たちもお家に帰ってトイレに挑戦します。好きなものに囲まれた空間で、2人が楽しくトイレをする様子が「自分もやってみたい」という気持ちにさせてくれるでしょう。トイレが怖いと感じている子供におすすめの一冊です。
「トイレのなか、みせてみせて!」は、世界30ヶ国以上で出版されている大人気のしかけ絵本です。知りたがりやのネズミくんが、いろいろな動物のトイレの中を見て回るというお話で、楽しく読みながらうんちの違いを知ることができます。
おむつをめくるとうんちが出てくる仕掛けがおもしろく、思わず読み進めたくなるでしょう。色鮮やかで可愛いイラストも、子供の興味を引き出してくれます。
同シリーズには、1作目となる「おむつのなか、みせてみせて!」もあり、子供の発達に合わせて段階的に取り入れるのもおすすめです。
「トレトレ トイレ」は、ほのぼのしたやわらかいタッチで、主人公の男の子がトイレに座ってからおしっこに成功するまでの様子を描いた絵本です。「初めてのトイレで怖い」「できなかったらどうしよう」という子供の繊細な気持ちが表現されています。
おしっこが出なくても、笑顔でやさしく励ましてくれるトイレさん。子供が自然に「トイレに行ってみたい」と思えるお話です。最後は手をきれいに洗うところまで描かれており、トイレに行く一連の流れを学べる一冊です。
「おトイレさん」は、元幼稚園教諭の絵本作家である、きたがわめぐみさんが描いたトイトレ絵本です。ちょっと怪しげな表情のおトイレさんが、みんなに使ってもらうことが嬉しくておやじギャグを連発します。
シュールなイラストとダジャレがおもしろく、子供も大人も笑顔にしてくれます。リズミカルな文章で読みやすいほか、内容もシンプルなので、読み慣れてきたら親子での掛け合いも楽しめるでしょう。トイレに行くのがワクワクするような、ユーモアあふれる一冊です。
#絵本 #トイレトレーニング絵本 #トイレトレーニング #トイレトレ #幼児絵本 #知育ママ #知育教育 #2歳 #3歳
参考文献
YAHOO!ニュース.“【効果抜群】自宅でのトイトレはいつから?スムーズにいくやり方とNG方法”.https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/4688b411492782e97e2bd97be5395db9f851467c,(参照 2025-02-10)