「舐めても破れない絵本はあるのでしょうか?」
「ボードブックとはどういう絵本ですか?」
赤ちゃんが絵本を口に入れてしまい、「すぐ破れてしまう」「絵本が心配」と感じた経験はないでしょうか。特に0〜2歳頃は、絵本を触るだけでなく舐める行動が多く見られるため、通常の紙の絵本では破損や誤飲のリスクが気になる場面もあります。
そのため、舐めても破れにくい素材で作られた絵本を選ぶことが重要です。素材や構造によっては、繰り返し使っても傷みにくく、長く読み聞かせに活用できます。
この記事では、舐めても破れにくい絵本の特徴や素材の違い、選び方をわかりやすく解説します。あわせて実際に取り入れやすい絵本も掲載しているので、ぜひ参考にしてください。
※2026年4月24日時点の情報です。
舐めても破れない絵本はなぜ必要?赤ちゃんの行動から考える
赤ちゃんが絵本を口に入れてしまい、「すぐに破れてしまう」「衛生面が気になる」と感じる家庭は多くあります。この行動には発達の理由があり、無理に止めるのではなく、環境を整えることが重要です。
ここでは、舐める行動の理由とあわせて、なぜ破れにくい絵本が必要なのかを具体的に整理します。
なんでも口に入れるのは自然な発達のひとつ
赤ちゃんは生後3〜4か月頃から、手でつかんだ物を口に入れて確かめるようになります。これは視覚や触覚だけでなく、口の中の感覚も使って物の形や質感を理解しようとする発達の一環です。大人にとっては心配に感じる行動ですが、成長の過程では自然に見られる動きとされています。
特に1歳前後はこの行動が活発になり、手にした物をそのまま口へ運ぶ様子が増えていきます。絵本も例外ではなく、ページの端や角を舐めたり噛んだりする場面が多く見られます。こうした行動は2歳頃にかけて徐々に落ち着いていくため、この時期は「やめさせる」のではなく、安全に触れられる環境を整えることが重要です。
読み聞かせの時間を無理なく続けるためにも、口に入れてしまうことを前提にした絵本選びが求められます。
紙の絵本はすぐ傷む?破れやすさのリスク
一般的な紙の絵本は、赤ちゃんの使用を前提としていないため、水分や強い力に弱いという特徴があります。唾液がついた状態で繰り返し触れると、ページがふやけたり波打ったりしやすくなり、徐々に破れやすくなります。
また、まだ手の力加減が難しい時期は、ページをめくる際に引っ張ってしまうこともあり、思わぬタイミングで破損するケースも見られます。破れた部分が小さくちぎれてしまうと、そのまま口に入れてしまう可能性もあるため注意が必要です。
さらに、傷みが進んだ絵本は読み聞かせに使いにくくなり、結果として買い替えの頻度が増えてしまう要因にもなります。長く使うことを考えると、最初から耐久性のある素材を選ぶことが重要です。
どんな絵本なら安心して使える?
こうした背景から、この時期には舐めたり噛んだりしても傷みにくい絵本を選ぶことが重要になります。布で作られた絵本や、厚みのあるボードブックは、引っ張っても破れにくく、日常的に繰り返し使いやすい構造になっています。
舐める行動を無理に止めるのではなく、壊れにくい絵本に変えることが現実的な対応です。
また、お風呂用の絵本などは素材によって軽く拭き取ることで清潔な状態を保ちやすく、衛生面の管理もしやすくなります。読み聞かせを安心して続けるためには、絵本の内容だけでなく、こうした扱いやすさも重要なポイントになります。
2歳頃になると、手で触って楽しむ動きが増え、口に入れる頻度は徐々に減っていきます。それまでの期間は、子供の興味や発達を大切にしながら、長く使える絵本を選ぶことが適しています。
舐めても破れない絵本が欲しい!どんな種類があるの?
普通の絵本ではなく、舐めても破れない絵本とはどんな種類があるのでしょうか。
舐めても破れない絵本はこの3種類!
- 布タイプの絵本
- ボートブック
- お風呂用の絵本
布タイプの絵本
布タイプの絵本は、柔らかい布でできているため、噛んでも破れにくく、洗濯機で洗えるので清潔に保てます。カラフルなデザインや触ると音が鳴る仕掛けがあるものも多く、赤ちゃんの興味を引き出すのにぴったりです。また、素材が柔らかいため、ケガの心配も少ないのが嬉しいポイントです。ただし、文字の量は少ないまたは入っていないものが多いため、読み聞かせには不向きで、どちらかというとおもちゃに近いです。
ボートブック
ボートブックは、通常の紙よりも厚く、角が丸く加工されているため、破れにくくて、舐めても安心です。防水加工が施されているものもあり、お手入れも簡単です。ですが、あまり舐めすぎると湿ってボロボロになっていく可能性もあるので、普通の絵本よりは丈夫な厚紙の絵本と思っておきましょう。
お風呂用の絵本
お風呂用の絵本は、水に強い素材で作られているため、濡れても破れにくく、衛生的に保てます。そのため用途は違いますが、口にいれても破れにくく安心できます。また、使い終わったらサッと水で流して干すだけでいいものが多く、お手入れも簡単です。
舐めても破けない!おすすめの絵本9選
布タイプの絵本でおすすめ3選
対象年齢:0~3歳
サイズ:4 x 19 x 17.5 cm; 220 g
「しましまぐるぐる しかけいっぱいかくれんぼ おおきなぬのえほん」は、視覚的な刺激が特徴の「しましまぐるぐる」シリーズをもとにした布絵本で、赤ちゃんが興味を持ちやすいコントラストの強い配色が使われています。ページにはめくる・つまむなどのしかけが多く取り入れられており、指先を使った遊びにつながる設計です。布素材のため口に入れても破れにくく、強く引っ張っても傷みにくい構造になっています。軽くて扱いやすく、読み聞かせだけでなく遊びながら自然に関われる点が特徴です。
対象年齢:6か月以上
サイズ:10 x 16 x 18 cm; 140 g
「NEWわくわくにほんのごはん」は、食事をテーマにした布絵本で、ごはんの場面を通して日常の流れに触れられる内容になっています。おにぎりやおかずなど身近な食べ物が登場し、親しみやすい構成です。布素材で作られているため、舐めたり噛んだりしても破れにくく、繰り返し使いやすい点が特徴です。また、めくる・はがすといった動きが取り入れられており、遊びながら手指を動かすきっかけにもなります。日常の習慣に自然と触れられる点も魅力です。
対象年齢:0~3歳
サイズ:3.8 x 15.3 x 13 cm; 140 g
「シグニチャーシリーズ おでかけ布えほん」は、0カ月から使用できる設計で、ベビーカーやバッグに取り付けて使える仕様が特徴です。コンパクトなサイズながら、ミラーや歯固めなど複数の要素が組み込まれており、外出先でも飽きにくい構成になっています。布素材のため柔らかく、口に入れても破れにくい点が安心につながります。持ち運びやすさと遊びやすさを両立しており、日常のさまざまな場面で取り入れやすい絵本です。
ボートブックでおすすめ3選
対象年齢:幼児~2歳
サイズ:17.78 x 1.78 x 12.7 cm
ページ数:24ページ
「ボードブック はらぺこあおむし」は、厚みのあるボードブック仕様で、小さな手でもページをめくりやすく、破れにくい構造になっています。色彩の変化や食べ物の増え方が視覚的にわかりやすく、繰り返し読みやすい内容です。通常の紙の絵本と比べて耐久性が高く、多少の扱いでは傷みにくいため、はじめての絵本として取り入れやすい形式です。長く読み継がれている作品で、読み聞かせの定番として使われています。
対象年齢:0~2歳
サイズ:18.2 x 12.8 x 2 cm
ページ数:32ページ
「うるしー」は、「あかちゃん学絵本シリーズ」のうちの一冊で、視線の動きや認識のしやすさに配慮されたデザインが特徴です。シンプルな形や色使いが中心で、まだ視覚が発達途中の時期でも捉えやすい内容になっています。厚紙で作られているためページが折れにくく、強く触れても破れにくい仕様です。東京大学あかちゃんラボが赤ちゃんのために設計している点もあり、日常の中で無理なく取り入れやすい絵本です。
対象年齢:0~2歳
サイズ:13.9 x 1 x 14 cm
ページ数:22ページ
「ぎゅ」は、親子のふれあいをテーマにした絵本で、「ぎゅ」と抱きしめる動作を通してコミュニケーションを深める内容になっています。繰り返しの言葉とシンプルな展開により、読み聞かせの中で自然に体の動きを取り入れやすい構成です。ボードブック仕様のため破れにくく、日常的に使いやすい点も特徴です。言葉だけでなく動作を通して関われるため、読み聞かせの時間をより実感しやすくなります。
お風呂用の絵本でおすすめ3選
ページ数:8ページ
「ぬれると色が変わる! ぶくぶく おふろ」は、水に濡れることで色が変わる仕組みが特徴の絵本で、耐水性の素材で作られています。この素材は水分に強いため、唾液が付いてもふやけにくく、紙の絵本のように破れる心配が少ない点がポイントです。赤ちゃんが口に入れてしまう時期でも扱いやすく、繰り返し使っても状態を保ちやすい構造になっています。視覚的な変化を楽しみながら関われるため、遊びの中で自然に絵本に触れる機会を作りやすい点も特徴です。
対象年齢:18か月以上
サイズ:26.1 x 18.9 x 4 cm; 99 g
「おふろでピッピ! アンパンマンの10までかぞえるえほん」は、EVA素材で作られており、水に強く、曲げたり噛んだりしても破れにくい構造が特徴です。唾液が付いても劣化しにくいため、口に入れてしまう時期の使用にも対応しやすい仕様になっています。やわらかさがありつつも弾力があるため、扱いやすく安全性にも配慮された作りです。アンパンマンと一緒に数に触れられる内容で、遊びながら関われる点もあり、日常の中で自然に取り入れやすい絵本です。
対象年齢:6か月~8年
サイズ:14 x 14 x 2.5 cm; 30 g
ページ数:10ページ
「いろとよみかたお風呂絵本」は、耐水性のある素材を使用しており、水分に触れても破れにくい構造になっています。唾液によるダメージを受けにくいため、赤ちゃんが口に入れてしまう時期でも使いやすい点が特徴です。紙の絵本と異なり、繰り返し使っても傷みにくく、長く活用しやすい設計になっています。色や文字に触れられる内容で、遊びの延長として自然に関われる点もあり、日常の中に取り入れやすい絵本です。
今のお気に入りの絵本を破れにくくする方法!
舐めても破けない絵本を購入するのももちろん大事ですが、今持っているお気に入りの絵本を破けにくくする方法はないのでしょうか。
絵本を破れにくくする方法
- ブックカバーをつける
- 透明なテープで補強する
ブックカバーをつける
ビニール製のカバーをつけると、絵本が汚れにくくなり、ページの破れを防ぐことができます。汚れても拭き取りやすく、長持ちさせることができます。
おすすめは、ニチバンのカバーフィルムです。
サイズ:A4、150 x 35 x 0.1 cm; 120 g
透明で貼った貼り直しができ、ロールタイプなので好きなサイズに切れます。絵本は物によってサイズがまちまちなので、好きな大きさに切れるので使いやすいですね。
透明なテープで補強する
ページの端や角は子供が舐めやすい部分なので、透明テープを貼って補強しておくと効果的です。特に、よく舐めるページには事前にテープを貼っておくと、破れにくくなります。ただし、テープの貼りすぎには注意して、子供が触っても安全なように貼る位置を工夫しましょう。
サイズ:35mm×8m、8.7 x 8.3 x 3.9 cm; 60 g
まとめ|舐めても破れない絵本は「素材」で選ぶことが大切
赤ちゃんが絵本を口に入れる時期は、発達の過程として自然に見られる行動です。そのため、舐めること自体を止めるのではなく、絵本の素材を見直すことが重要になります。
紙の絵本は水分に弱く、唾液によって傷みやすいため、この時期は破れにくい構造の絵本を選ぶことが適しています。具体的には、布絵本は引っ張っても破れにくく、やわらかい手触りで扱いやすいという特徴があります。ボードブックは厚みがあり、ページが折れにくいため、繰り返し使いやすい点が特徴です。また、耐水素材の絵本は水分に強く、唾液が付いても劣化しにくい構造になっています。
迷った場合は「布・厚紙・耐水素材」のいずれかを基準に選ぶと失敗しにくくなります。
さらに、子供が自分で触りやすい重さやサイズかどうかも確認しておくと、日常の中で取り入れやすくなります。成長に合わせて適した絵本を選ぶことで、無理なく読み聞かせを続けやすい環境を整えることができます。
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参考文献
北海道ひまわりの北竜町 明るい農法.“発育・発達の様子【発達の目安】”.http://www.town.hokuryu.hokkaido.jp/pdf/sukusuku/5.pdf,(参照 2026-04-24)



