【0歳児向け】モンテッソーリ知育玩具とは？おすすめのおもちゃ8選！

2024年12月4日

「モンテッソーリ教育は0歳から始めるべき？」
「0歳からのモンテッソーリ教育ではどんな知育玩具を使ったらいいのでしょうか？」

モンテッソーリ教育は、子供の自主性をはぐくむメソッドとして注目されています。使用するおもちゃには、子供の感性や知的好奇心を刺激するさまざまな工夫が施されており、0歳児向けのものも多くあります。

子供の発達段階に合わせた適切なおもちゃを取り入れれば、0歳からでもモンテッソーリ教育を始めることが可能です。本記事では、0歳児向けのモンテッソーリ知育玩具の特徴と、月齢別のおすすめ商品を紹介します。

※2024年11月25日時点の情報です。

モンテッソーリ教育とは？

モンテッソーリ教育とは、100年以上前に、イタリアの医学博士であるマリア・モンテッソーリによって考案された教育法です。子供には自分を育てる「自己教育力」が備わっているという考えのもと、子供が自発的に活動できる環境を整えることを目指しています。

日本モンテッソーリ教育綜合研究所では、モンテッソーリ教育の目的を以下のように定めています。

自立していて、有能で、責任感と他人への思いやりがあり、生涯学び続ける姿勢を持った人間を育てること
引用：日本モンテッソーリ教育綜合研究所

この目的を達成するために、マリア・モンテッソーリは子供たちを科学的に観察し、発達段階に合わせた教具を開発しました。世界中で支持されるモンテッソーリ教育の有効性は、脳科学や教育学、心理学など多方面から証明されています。

0歳児のモンテッソーリ教育では何をする？期待できる効果とは？

モンテッソーリ教育では、乳幼児期を0〜3歳までの前期と、3〜6歳までの後期に分け、各時期に現れる「敏感期」に合った教具を使用して環境を整えます。

敏感期とは、子供がある事柄に対して強い感受性を持ち、同じことを繰り返してどんどん力を伸ばしていく時期です。とくに0〜3歳までの前期には、人生のなかでもっとも吸収する力が高まります。

モンテッソーリ教育で、0〜3歳に推奨されている環境は以下の7つです。

7つの教育環境	内容
粗大運動の活動	全身を使った大きな運動
微細運動の活動	手や指を動かす運動
日常生活の練習	手や身体を思い通りに動かせるようにするための練習
言語教育	聞く・話す・読む・書くなど言葉に関する教育
感覚教育	五感を刺激する体験・経験
音楽	音やリズムに触れる学び
美術	絵画や創作を楽しむこと

自分でできることが限られている0歳の赤ちゃんに対しては、視覚・聴覚・触覚・嗅覚・味覚の五感を刺激する知育がおすすめです。見る力を養う知育玩具や、ものをにぎる練習ができる知育玩具などを取り入れて五感に働きかけていきます。

ただし、0歳といっても月齢によって発達度合いは大きく異なります。生まれて間もないころは手足をバタバタと動かしていただけでも、6か月を過ぎると運動機能が発達し、できることが一気に増えるでしょう。そのため、子供の行動や様子をよく観察し、発達段階や興味・関心に合わせて適切な環境を整えることが大切です。

成長に応じたレベルの知育玩具を取り入れることで五感が刺激され、知能が大きく発達していきます。また、教具にはそれぞれ異なる役割があるため、子供に伸ばしてもらいたい力を考えて最適なものを選びましょう。

0歳からおすすめの知育玩具の特徴

0歳児向けの知育玩具には、動くものを目で追う「追視」を促したり、手指の動きを向上させたりするものが多くあります。0週〜6か月と、6か月〜1歳に適した知育玩具の特徴を見ていきましょう。

0週〜6か月

赤ちゃんは生まれてからすぐに、五感を使ってさまざまな刺激を吸収しようとします。ねんね期には、焦点を合わせる練習をするための「モビール」や、自分の姿を認識できる「鏡」などを取り入れてみましょう。視力は未発達のため、0週〜1か月までは白黒のもの、1か月を過ぎたら赤・青・黄の三原色を使ったものを選んでください。

ものに手を伸ばす、手のひらを使ってものをにぎる動作ができるようになったら、手指の運動機能を促進する「にぎにぎ（キャンディスティック）」もおすすめです。3〜4か月頃からなんでも口に入れて確かめようとするので、ぬいぐるみや布絵本といった布で作られたおもちゃも、さまざまな触感を学ぶのに役立ちます。

6か月〜1歳

6か月〜1歳は、運動機能が一気に発達し、目で見た情報に合わせて手を動かす「協応動作」も上手になってくる時期です。

「引っ張る」タイプの知育玩具を渡すことで、触覚を刺激しながら指先や腕力の発達を促せます。また、クルミやボールを用いた「玉落とし」は、中にものが入っていく感覚や音を楽しめます。

その他、カラフルなワイヤーとビーズでできた「ルーピング」も、指先の発達促進と集中力の向上のサポートに効果的です。

0週～6か月にかけておすすめの知育玩具4選

0週〜6か月の子供には、とくに視覚や聴覚、触覚を刺激してあげることが大切です。見る力を伸ばしたり、感触や音を楽しんだりする知育玩具を取り入れるとよいでしょう。

誤飲のトラブルがないように、小さなパーツが使われておらず、口に入れても安全なものを選んでください。ここからは、0週〜6か月向けの商品を紹介します。

ベッドメリー動物園

「ベッドメリー動物園」は、やわらかな色合いでインテリアに馴染むデザインが魅力のベッドメリーです。動物、月、星、雲のモチーフが揺れ、赤ちゃんの目や手の発達をサポートします。メリーがくるくると回る姿や、やさしい鈴の音は、好奇心を刺激するだけではなく、寝かしつけにも役立つでしょう。

一つひとつハンドメイドで作られた飾りと高品質なウッドパーツを使用しており、赤ちゃんが安全に遊べます。

木製パズル 11点知育玩具モンテッソーリおもちゃ

「木製パズル 11点知育玩具モンテッソーリおもちゃ」は、環境にやさしいオーガニックおもちゃを製造する「Promise Babe」の木製パズルです。森の動物をイメージしたかわいらしいデザインで、遊びながら色や形の認識能力を訓練できます。形合わせパズル以外に、積み木として遊ぶこともでき、集中力や指先の力加減を養う効果が期待できます。

良質な天然木を使用しており、表面は塗装処理がされていないため、赤ちゃんが舐めても安心です。

箸トレーニングおもちゃ虹の積み木

離乳食時期のお箸トレーニングにぴったりなおもちゃです。ピンセット形のお箸でボールをつかむことで、手指の感覚を養います。親子でおままごとをして遊べば、言語能力や表現力も向上するでしょう。また、色合わせや数遊びをして、算数への興味を促す使い方もあります。

まだお箸を持つことが難しければ、カラフルでふわふわのボールを手でつかんで並べるだけでも、五感を刺激するのに効果的です。色の認識力や探究心、創造性が自然とはぐくまれます。ボールが小さめなので誤飲しないように、遊ぶときは目を離さずに子供と一緒に遊びましょう。

知育玩具モンテッソーリ赤ちゃん玩具 0 1 2 3 歳木のおもちゃ

色の異なる穴に、カラフルな棒を入れていくおもちゃです。棒を細い穴に通すためには、指や手首を上手にコントロールしなければなりません。楽しみながら指先を使うことで、お箸を持ったりボタンを留めたりと、日常生活に必要な動作を行う練習になるでしょう。また、遊びを通じて集中力を鍛える効果も期待できます。3歳ごろまで長く使用でき、色や形の認識力や手先の器用さ、創造性を養うのに役立ちます。

まだ手でものをつかむ力が発達していないねんね期の赤ちゃんでも、色鮮やかな棒を見せてあげれば視覚の発達につながります。発達段階に合わせて遊び方を工夫してみてください。キャンバス地の巾着袋付きで、お出かけの際にも便利です。

6か月～1歳にかけておすすめの知育玩具4選

さまざまなものに興味を持ち、手先も器用になってくる6か月〜1歳にかけては、指先でものをつかんだり引っ張ったりする知育玩具が最適です。カラフルなものを選んであげると、色彩感覚も刺激されるでしょう。

ただし、成長の個人差が大きい時期であるため、普段の行動をよく観察し、子供が無理なく使える知育玩具を取り入れてください。

マッチングエッグ

「マッチングエッグ」は、かわいらしい卵型の形合わせパズルです。さまざまな形や色を見比べて正しいペアを見つける過程で、認知能力や色彩感覚が養われます。

「握る」「つまむ」「ひねる」といった手の細かな動きが必要とされるため、手先の器用さや目と手の協応動作を鍛えるのにも効果的です。形を合わせるだけではなく、おままごとや粘土遊びなど使い方を工夫すれば、長く愛用できるでしょう。エッグの形やカラーには豊富なバリエーションがあり、子供の好みやインテリアに合わせて選べます。