ねんね期にぴったり!赤ちゃんの成長を促すおもちゃおすすめ10選と選び方のコツ

    ねんね期 おもちゃ

    「ねんね期におもちゃは必要なの?」
    「まだ寝てばかりの赤ちゃんに、おもちゃは早いのでは?」
    と迷う保護者の方もいるかもしれません。

    しかし、ねんね期の赤ちゃんも、音や光、やさしい触感にしっかり反応し、少しずつ五感を育てています。視線を向けたり、音に耳を傾けたりする小さな反応も、成長の大切な一歩です。寝たまま遊べるおもちゃを選べば、赤ちゃんの発達を自然にサポートできるでしょう。この記事では、ねんね期におすすめのおもちゃと選び方のポイントを詳しく紹介します。赤ちゃんのおもちゃ選びに悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。

    ※2025年6月17日時点の情報です。

    ねんね期とは?月齢と発達の特徴を解説

    赤ちゃんが自分で動けるようになるまでの「ねんね期」は、一見変化が少ないように見えますが、実は心と体が大きく育つ大切な時期です。ここでは、ねんね期に見られる発達の特徴について、視覚・聴覚・運動面の観点から紹介します。

    ねんね期の定義と過ごし方

    ねんね期とは、生後0〜4か月頃の赤ちゃんが対象で、まだ自分で寝返りやうつ伏せ、おすわりができず、一日をほとんど仰向けで過ごす時期です。起きている時間も短く、授乳・おむつ替え・睡眠のサイクルで日々を送りますが、脳や感覚器官は着実に成長しています。

    視覚の発達

    生後すぐの赤ちゃんの視力はまだ弱く、明暗やコントラストの強いものに反応しやすい傾向があります。特に顔から20〜30cm程度の距離が見えやすく、はっきりした色や白黒の模様などに視線を向ける様子が見られます。これが目で追う「追視」の始まりで、視覚の発達を促すサインです。

    聴覚と音への反応

    赤ちゃんは、妊娠7か月頃から聴力が発達しています。ねんね期の赤ちゃんは、外の音や人の声に反応し始めます。優しく話しかけると落ち着いた表情を見せたり、鈴やメリーの音といった高音に耳を傾けたりすることがあります。音のする方向に顔を向ける反応も、聴覚が育ち始めている証拠です。

    体の動きと筋肉の成長

    この時期の赤ちゃんは、自分の意志で動くというよりも、反射的な動きが多く見られます。手足をバタバタさせたり、グーに握った手を口元に持っていったりする行動が増えていきます。これらの動きは、今後の寝返りやハイハイに向けた準備として大切な運動発達の一環です。

    ねんね期のおもちゃを選ぶポイント

    ねんね期の赤ちゃんは、まだ自分でおもちゃを持って遊ぶことは難しいものの、五感を使った刺激にはしっかりと反応を示します。また、反応をしていなくても実は見聞きできていたり、発達のサポートになっています。

    おもちゃを選ぶ際には、安全性だけでなく、赤ちゃんの発達段階に合った要素を取り入れることが大切です。ここからは、ねんね期にふさわしいおもちゃを選ぶためのポイントを4つに分けて解説します。

    誤飲やケガのリスクがない設計か

    最初に確認すべきなのは、おもちゃの素材や構造です。誤って口に入れても問題がない材質でできているか、細かいパーツが取れにくいかといった点は特に重要です。日本玩具協会のSTマークやCEマークなど、安全基準をクリアした商品や、縁が丸く加工されていて、手や顔に触れても刺激にならないものを選びましょう。

    五感を刺激する工夫

    ねんね期は視覚や聴覚が育ち始める時期です。色彩がはっきりしたものや、やさしい音が鳴る仕組みのあるおもちゃは、赤ちゃんの感覚に働きかける効果があります。モノトーンやカラフルな模様、やわらかな鈴の音など、赤ちゃんが「見て・聞いて」楽しめる工夫がされているものがおすすめです。

    寝たままでも楽しめる設計

    ねんね期の赤ちゃんはまだ起き上がることができないため、ベビーベッドやマットに寝かせたまま使えるおもちゃが便利です。吊り下げ型のモビールやベビージムなどは、自然に手を伸ばしたり目で追ったりする動きを促します。また、握ったり振ったりすることで音が出るラトルやにぎにぎは、手の動きを引き出すきっかけになります。

    お世話と発達を両立できるアイテム

    おもちゃには赤ちゃんの機嫌を取る役割もあります。授乳やおむつ替えの合間などに、静かに遊んでくれるおもちゃがあると、保護者の負担も軽減されます。ベッドメリーや振動音の出るぬいぐるみなどは、育児と赤ちゃんの発達を両立できる便利な存在です。

    ねんね期におすすめのおもちゃ10選

    ねんね期の赤ちゃんにとって、おもちゃは「見る・聞く・触れる」といった基本的な感覚を育む大切な存在です。寝たままでも楽しめる設計や、五感にやさしく働きかける工夫がされたものを選ぶことで、発達を自然にサポートできます。ここでは、ねんね期に適したおもちゃを紹介します。使いやすさや素材の特徴にも注目しながら、赤ちゃんに合うアイテムを探してみてください。

    「ひつじのショーン 3way アクティビティプレイジム」は、アーチとプレイマットが一体になった3WAYタイプのベビージムです。寝転んだまま手を伸ばせる吊り下げおもちゃや、音が鳴る仕掛けが赤ちゃんの好奇心を引き出します。肌ざわりのやさしいマットは、触覚を刺激するのにも適しており、発達に応じてアーチを外してプレイマット単体としても使用可能。成長に合わせて長く使える点が魅力です。

    ベルギーブランド、ナチューの「プレイマット」は、優しい色合いとふわふわの素材感が特長です。吊り下げ型のぬいぐるみには異なる質感のぬいぐるみや、カシャカシャ音のするボールが組み合わされており、赤ちゃんの五感をやさしく刺激します。見て・触れて・聞いて楽しめる設計で、寝たままの時期でも無理なく遊べるつくりです。マット部分は手洗いできて、衛生面にも配慮されています。

    「オーボールラトル」は、軽くて握りやすく、はじめてのおもちゃにぴったりのラトルです。穴が空いたデザインは、赤ちゃんの小さな手でも自然に握ることができ、指先の発達を促します。ラトルの中にはビーズが入っており、振るとやさしい音が鳴る仕組み。ラトルと歯固めの要素を兼ね備えた形状で、視覚・聴覚・触覚をバランスよく刺激してくれます。

    ど、成長に合わせて8通りに変化する多機能おもちゃです。ねんね期には回転式のフロアメリーやベッドメリーとして使え、視覚と聴覚を刺激して赤ちゃんの発達を促します。アンパンマンのキャラクターがついているため親しみやすく、メロディ機能やナイトライトも搭載。月齢に応じて長く活用できるため、ねんね期以降の育児にも役立つ実用性の高い一品です。

    こちらのベッドメリーは、アーム型で取り付けやすく、ベッドの縁に設置できるベビーメリーです。固定するベッドの厚みは2~4.5cmまで対応しており、縦にも横にもつけられます。おもちゃの回転に加え、オルゴール音と星空のような投影機能を備えており、視覚と聴覚をやさしく刺激します。リモコン操作にも対応しており、赤ちゃんが眠りに入りやすいような穏やかな環境を整えるのに役立ちます。寝かしつけアイテムとしても使えるため、保護者にとっても便利な設計です。

    「ふりふりみつばち」は、布素材を使ったみつばち型のラトルで、触り心地のやわらかさが特長です。振るとリンリン・カラカラとやさしい音が鳴り、赤ちゃんの耳に心地よい刺激を与えます。軽量で赤ちゃんの手でも持ちやすく、初期の指先運動の練習にもつながります。洗濯可能な仕様のため、衛生的に保ちやすい点も魅力。ねんね期のおもちゃとしてはもちろん、ハイハイ前後まで長く使えるアイテムです。

    オーガニックコットン素材を使用した、日本製のリング型ラトルです。やわらかく温かみのある質感で、敏感な赤ちゃんの肌にもやさしくなじみます。赤ちゃんの手にフィットしやすい小ぶりなサイズで、にぎにぎすることで自然と手の動きを引き出します。中には鈴が入っており、振ると穏やかな音が鳴ります。

    複数のラトルがセットになったアイテムで、音・形・色のバリエーションが豊富な点が魅力です。振ると異なる音が鳴り、赤ちゃんの聴覚への刺激に加え、視線を引きつける工夫も施されています。握る・振る・しゃぶるといった行動が自然に引き出され、発達段階に応じた遊びが可能です。また、天然ゴムとフードペイントが使用されており煮沸可能なので、清潔感を保ちやすい設計です。

    歯固めとぬいぐるみが一体になった、多機能タイプのぬいぐるみです。ぬいぐるみ部分はふんわりとした手触りで、赤ちゃんが抱きしめたくなるようなやわらかい感触。歯固め部分には凹凸があり、生え始めの歯ぐきをやさしく刺激します。軽く握りやすいサイズ感で、ねんね期の赤ちゃんにも扱いやすく、歯固め・つまむ練習・にぎにぎがしやすいように設計されていて、日常の遊びに取り入れやすい一品です。

    「はじめてのなかよしラトル」は、布製ラトルで、ピカチュウのモチーフが目を引き、やわらかな素材と握りやすい形で初めてのおもちゃに適しています。赤ちゃんが自然と握ったり振ったりする動作を通じて、感覚と運動をバランスよく育てます。小ぶりながらもしっかりとした作りで、ねんね期から長く使えるデザインです。

    ねんね期のおもちゃで気をつけたいこと

    ねんね期の赤ちゃんはまだ体の自由がきかず、自分でおもちゃを扱うことも難しいため、保護者が与えるおもちゃの選び方や使い方には細かな配慮が必要です。特に、安全性や使用環境、清潔さについて注意を払うことで、赤ちゃんにとって心地よく、保護者にとっても扱いやすい育児アイテムになります。ここでは、おもちゃを使う際に意識しておきたいポイントを紹介します。

    使用時は目を離さない

    どれだけ安全性に配慮されたおもちゃであっても、赤ちゃんがひとりで使用することは避けましょう。ねんね期は急な動きや予期せぬ反応も多いため、寝返りでおもちゃが顔にかぶさってしまうといったトラブルも考えられます。おもちゃを使うときは必ずそばで見守り、異変があればすぐに対応できるようにしておくことが重要です。

    素材と清潔さを保てるかどうか

    赤ちゃんのおもちゃは口に触れることが多いため、素材の衛生管理が欠かせません。布製のアイテムは洗濯できるものを選び、プラスチック製品はアルコールなどで拭き取れるものが望ましいです。おもちゃの使用後は清掃を行い、湿気がこもらない場所で保管するなど、清潔な状態を保つことが赤ちゃんの健康を守るうえで大切です。

    まとめ|発達のペースに合わせて見守りましょう

    ねんね期の赤ちゃんは、まだ自分で遊ぶことは難しいものの、音や光、やわらかな肌ざわりなどに対して敏感に反応します。こうした五感への刺激は、寝たままの時期でも発達を促す大切な体験です。おもちゃはそのきっかけを与えてくれる存在であり、親子のふれあいをつくる道具でもあります。

    とはいえ、「ちゃんと遊ばせなければ」と必要以上に構える必要はありません。赤ちゃんの成長には個人差があり、目に見える変化がゆっくりでも自然なことです。大切なのは、保護者があたたかく見守りながら、日々の反応や小さな成長を一緒に楽しむこと。おもちゃを通して過ごす時間が、赤ちゃんにとっても保護者にとっても心地よい育児のひとときとなるでしょう。

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    ▼参考文献
    北海道ひまわりの北竜町.“発育・発達の様子 【発達の目安】”.http://www.town.hokuryu.hokkaido.jp/pdf/sukusuku/5.pdf,(参照 2025-06-17)
    pigeon.info.“ねんねの頃
    0~2ヵ月頃の赤ちゃん”.https://pigeon.info/baby/getsurei/getsurei-0.html,(参照 2025-06-17)
    FUTABAの庭.“ねんね期(生後0〜5ヶ月)の遊びを保育士が遊び方を解説します”.https://niwa.a-futaba.ed.jp/?p=639,(参照 2025-06-17)

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