春の絵本おすすめ10選|0歳〜5歳まで楽しめる季節の物語

    春の絵本

    春になると、公園の草花が咲きはじめ、日差しもやわらかくなります。そんな季節の変化を、子供にも絵本を通して感じてほしいと考えるママやパパは多いのではないでしょうか。

    「春に合う絵本はどんな内容を選べばいいの?」「入園や進級を前に、気持ちに寄り添う絵本はある?」と迷うこともあります。年齢によって興味や理解できる内容は異なるため、春の絵本選びに悩む家庭も少なくありません。

    春の絵本は、たんぽぽやちょうちょといった自然の変化だけでなく、新しい出会いや成長といったテーマをやさしく伝えられる点が特徴です。発達段階に合った作品を選ぶことで、言葉のやり取りが増えたり、気持ちを表現するきっかけになったりします。

    この記事では、春の絵本を年齢別に紹介するとともに、失敗しにくい選び方や読み聞かせのポイントもわかりやすく解説します。春の絵本選びに迷っているかたは、ぜひ参考にしてください。

    ※2026年2月26日時点の情報です。

    目次

    春の絵本を読むメリットとは?季節の絵本が子供に与える影響

    春は、出会いや別れ、進級や新生活など、子供のまわりの環境が大きく変わる季節です。あたたかい日差しや草花の変化を感じる機会も増え、心や体にとっても刺激の多い時期といえます。そんな春の時期に絵本を取り入れることは、物語を楽しむだけでなく、発達や心の安定にも関わる大切な時間になります。ここでは、春の絵本が子供にどのような影響を与えるのかを具体的に見ていきます。

    春の変化を「ことば」にできる力を育てる

    春の絵本には、さくらやたんぽぽ、ちょうちょ、つくしなど、季節を象徴する存在が多く登場します。子供は絵を見ながら「ピンク」「おはな」といった言葉を自然に口にするようになります。このようなやり取りは、語彙の広がりにつながるだけでなく、見たことや感じたことを自分の言葉で表現する力を育てる土台になります。特に2歳前後は、身近なものの名前を覚え、言葉で伝えようとする時期です。

    春の絵本を通して季節の言葉に触れることで、自然への興味が広がり、外遊びとの結びつきも生まれます。季節の絵本を読んだあとに外へ出かけ、同じ花を探す活動につなげることもできます。絵本と実体験が結びつくことで、理解がより深まります。

    新しい環境への不安にそっと寄り添う

    春は楽しみな出来事がある一方で、環境の変化に戸惑う子供も少なくありません。クラスが変わる、先生が変わる、友達関係が変わるといった出来事は、子供にとって大きな変化です。言葉にできない不安を抱えていることもあります。絵本の中で、新しい友達に出会ったり、少し勇気を出して挑戦したりする登場人物の姿を見ることで、自分の気持ちと重ね合わせることができます。

    物語を通して「ドキドキするのは自分だけではない」と感じることは、気持ちを落ち着けるきっかけになります。大人が「大丈夫だよ」と伝えるだけでなく、物語の力を借りて気持ちを整理する時間を持つことは、春の環境の変化に寄り添いやすい方法です。

    親子の時間がより深まるきっかけになる

    春の絵本を読みながら「公園にも同じ花があったね」「ちょうちょを見に行ってみようか」といった会話が生まれることがあります。

    季節の話題が日常生活と結びつくことで、読み聞かせの時間は単なる読書ではなく、体験につながる時間へと広がります。また、春は外出の機会が増える時期でもあります。散歩の前に春の絵本を読むことで、外での発見が増えやすくなります。「あ、これ絵本に出てきたね」という一言は、子供にとって大きな喜びになります。絵本は知識を教える道具ではなく、親子の会話を広げるきっかけです。春という季節を共有する時間が、子供の記憶に残る体験へとつながっていきます。

    【0〜1歳】春の絵本おすすめ2選

    0〜1歳の時期は、まだ物語の内容を理解するというよりも、音や色、リズムを楽しむ段階です。視覚や聴覚への刺激が中心で、繰り返しやはっきりした色合いの絵本が取り入れやすい傾向があります。春の絵本を選ぶ場合も、ストーリー性より「見て楽しい」「聞いて心地よい」ことを基準にすると失敗しにくくなります。

    「ほわほわさくら」は、春の象徴であるさくらをやわらかな色彩で描いた作品です。舞い散る花びらや、あたたかな空気感が丁寧に表現されており、春の訪れを視覚的に感じられます。文章量は多すぎず、繰り返しが多く無理なく楽しめる構成です。舞っていくさくらの花びらを追いかけるシーンは、季節の言葉に触れるきっかけになります。お花見や春の散歩前に読むと、実体験と結びつきやすい作品です。

    「ちょうちょう ひらひら」は、春のあたたかな一日を切り取ったような、やさしい空気に包まれた作品です。ちょうちょがひらひらと飛び、うさちゃんにとまると「うふふ」と笑顔が広がります。大きな出来事が起こる物語ではなく、春の気持ちよさや、ぽかぽかとした雰囲気を感じられる構成です。まどみちおさんの生き生きとしたことばと、にしまきかやこさんのあたたかい絵が重なり、読みながら自然と表情がやわらぐ一冊です。春の日に親子でゆったり読みたい作品です。

    【2〜3歳】春の絵本おすすめ4選

    2〜3歳になると、言葉の理解が進み、簡単なストーリーを楽しめるようになります。身近な自然や生き物への関心も高まり、「なんで?」「どうして?」と問いかけが増える時期です。春の絵本では、さくらや虫、芽吹きといった季節の変化を物語の中で体験できる作品が取り入れやすくなります。繰り返しのある展開や、登場人物の気持ちがわかりやすい内容を選ぶことがポイントです。

    「はるかぜさんぽ」は、春風の中を散歩する様子が描かれた作品です。やわらかな色づかいと親しみやすい絵が特徴で、2〜3歳頃から楽しめます。散歩という身近な行動をテーマにしているため、子供が自分の体験と重ねやすい内容です。「何が見えるかな?」と問いかけながら読むことで、観察する視点が広がります。春の公園や道ばたの草花への関心を育むきっかけになります。

    「ピッキーとポッキー」は、軽やかな展開と親しみやすいキャラクターが特徴の作品です。細部まで描かれたイラストは、読むたびに新しい発見があります。春に咲く花が出てきて、外へ出かける場面や動きのある描写が多く、春の活動的な時期と相性のよい一冊です。会話を広げながら読むことで、想像力を育てる時間につながります。

    「はるのやまはザワザワ」は、春の山の様子を生き生きと描いた絵本です。動物や自然の音が豊かに表現されており、情景を想像しながら楽しめます。春の自然は静かなようでいて、実はさまざまな変化が起きていることを感じ取れる構成です。読み聞かせの後に山や森の話題へ広げることで、自然への関心を深めるきっかけになります。

    「がたごと がたごと」は、電車の音をリズミカルな言葉で表現した絵本です。繰り返しのフレーズが多く、3歳頃から楽しめます。乗り物への興味が高まる時期に取り入れやすく、音のまねをしながら読むことで参加型の読み聞かせができます。春の行楽やお出かけの前に読むと、外出への期待感を高めるきっかけにもなります。

    【4〜5歳】春の絵本おすすめ4選

    4〜5歳になると、物語の流れを理解し、登場人物の気持ちを想像する力が育ってきます。友達との関わりや挑戦する場面にも関心が向きやすく、春の進級や環境の変化を意識する子供も増える時期です。春の絵本では、出会いや成長をテーマにした作品や、少し長めのストーリーを選ぶと、気持ちに寄り添いやすくなります。

    「ぽとんぽとんはなんのおと」は、冬眠中のくまの巣穴に、ぽとん、ぽとんと水の音が響きます。やがて春が近づき、外の世界に変化が訪れる様子を静かに描いた作品です。暗い洞穴の場面から始まり、季節の移ろいを丁寧な文章で伝える構成になっています。文章量は比較的あり、4歳頃から情景を想像しながら楽しめる内容です。春が少しずつ近づく気配を感じ取れる、落ち着いた雰囲気の絵本です。

    「みどりいろのたね」は、畑にまいた「みどりいろのたね」と、思いがけず一緒に土に埋められたメロンあめ。土の中でのやり取りが、ユーモラスに描かれた物語です。たかどのほうこさんらしい軽やかな言葉づかいと、思わずくすっと笑ってしまう展開が印象に残ります。太田大八さんの挿絵は、登場する種やあめの表情を生き生きと伝え、物語の楽しさをより引き立てています。春の種まきという身近な出来事をきっかけに、想像が広がる内容です。

    「はるがきた」は、なかなか訪れない春を前に、街や人々の気持ちの変化を描いた物語です。静かな始まりから、物語が進むにつれて少しずつ空気が動き出します。暗い色合いから明るさへと変わっていく絵の対比も印象的です。読後には、春の訪れを待つだけでなく、自分から一歩踏み出す気持ちについても考えたくなる構成になっています。季節の変わり目に読みたくなる作品です。

    「はなさかじいさん」は、日本の昔話をやわらかな絵で描いた作品です。物語性があり、4〜5歳頃から理解しやすくなります。枯れ木に花が咲く場面は、春の象徴として印象に残りやすい描写です。昔話に触れる機会は語彙や物語理解を広げるきっかけになります。春の季節感と日本の昔話の両方に触れられる一冊です。

    春の絵本の選び方|季節を感じる一冊を見つけるポイント

    春の絵本といっても、さくらやちょうちょが出てくるものだけが春の絵本というわけではありません。あたたかさや新しい始まり、外へ出たくなる気持ちなど、春らしい空気を感じられる作品も多くあります。ここでは、春の絵本を選ぶ際に意識したいポイントを整理します。

    春の「空気」を感じられるか

    春らしさは、題材だけでなく絵の色づかいや構図からも伝わります。やわらかな光や淡い色合いが広がるページは、読んでいる時間そのものを穏やかな雰囲気で包みます。花や虫が描かれていなくても、軽やかさや明るさを感じられる作品は春に取り入れやすい一冊です。

    冬の落ち着いた色合いから春の明るさへと変化していく描写がある作品も、季節の移ろいを感じるきっかけになります。「どんな色が多いかな」「明るくなってきたね」と声をかけながら読むと、子供の観察する視点も広がります。

    外の世界とつながるきっかけになるか

    春は散歩や公園遊びが増える季節です。絵本に登場する草花や風の描写、動物の様子が、実際の体験と結びつくと印象に残りやすくなります。「さっき見た花に似ているね」「風が吹くとこんな感じだね」といった会話が生まれる作品は、日常とのつながりを感じやすいです。

    • 絵本を読んだあとに外へ出る。
    • 外での出来事をきっかけに絵本を読む。

    そのような循環が生まれると、季節をより身近に感じられます。春の絵本は、室内と屋外をつなぐ存在にもなります。

    気持ちの変化に寄り添えるか

    春は明るいイメージがある一方で、環境の変化が多い時期でもあります。期待と同時に戸惑いや緊張を感じることもあります。物語の中に小さな変化や一歩踏み出す場面が描かれている作品は、子供が自分の気持ちと重ねやすいです。

    必ずしも前向きな結末である必要はありません。物語の中でさまざまな感情に触れること自体が、気持ちを整理する時間につながります。読み終えたあとに「どう思った?」と問いかけるだけでも、春の時間はより深まります。子供は五感を通して季節を理解していきます。絵本はその入り口のひとつになります。

    まとめ|春の絵本は「季節」と「気持ち」をつなぐ時間

    春の絵本を選ぶときは、さくらやちょうちょといった題材だけに目を向ける必要はありません。やわらかな色づかい、軽やかな空気感、新しい一歩を感じさせる場面など、春らしさはさまざまな形で表現されています。

    また、絵本は室内で読むものですが、春は外の世界と自然につながりやすい季節です。読んだあとに散歩へ出たり、公園での出来事をきっかけに再びページを開いたりすることで、体験と物語が結びつきます。その循環が生まれると、季節はより身近な存在になります。

    さらに、春は環境の変化が多い時期でもあります。明るさの裏にある緊張や戸惑いにも寄り添える作品は、子供の気持ちをそっと受け止めてくれます。物語を通してさまざまな感情に触れる時間は、親子の会話を深めるきっかけにもなります。

    春の絵本は、季節の彩りを楽しむだけでなく、日常や気持ちとつながる大切な時間をつくります。ご家庭の今の様子に合った一冊を選び、親子で春のページをめくってみてください。

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